第1研究室


研究レポート7 日本足型文化のゆくえ


香川県高瀬町
(1)香川県高瀬町
これは親切丁寧というか、ムダというか、バカバカしいというか…。これ描いた人は、ウケると思って描いたんだろうけど。→(1)

こういう足型見ると、絶対避けて通りたくなりますね。少しでも踏んだら負け。

そんなムキになるの、所長だけだって。でも、道路の足型がエスカレートすると、ここまで行き着くっていういい例だな。

いやむしろ、これは五本足の人専用の…。

しつこい。


こうして見てくると、道路の足型には意外といろんなのがあるもんだ。塗ってる人たちも工夫してるんだな。

ヒマなんですかね。

それ言っちゃおしまいだって。こんなことに突っ込んで喜んでる俺たちは輪をかけてヒマってことか。

ぼくは忙しいですよ? 足型集めに。

そういうのをヒマって言うんだよ!
愛知県美浜町付近
(2)愛知県美浜町付近

何事もヒマが一番。忙しい人が慌てて描くと、アラマこんなことに。→(2)

見るからに「五秒で描きました」ってのがアリアリだな。暴走族の落書きだってもう少し丁寧だぞ。

 こういうの見ると考えさせれますね。描いてる人たちって、自分の作品にどれほど効果があると思ってるんでしょうか。

足型のある交差点とない交差点、交通事故の件数がどれほど違うか統計とったら面白そうだな。

でも、下手に足型に効果あるって結果が出たらと思うと、ぼくはぞっとしますね。

どうして。

交差点どころか、歩道全部に足型が作られるに決まってますよ。これに沿って歩きなさいって。さっき見た連続足型が、これからの足型文化を暗示してるみたいで気味悪い。

小学校の頃、歩幅をそろえて行進の練習させられた記憶がある人には、冗談に聞こえないかもな。

そうなると道路交通法が改定されて、足型から踏み外したら即罰金とか。

それだけは勘弁してほしいな。

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