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JR貨物
沿革
明治40年4月10日土崎〜雄物川(現:秋田港)間(1.8km)が開業
昭和62年4月1日国鉄分割民営化により貨物部門はJR貨物として分離、JRの第2種鉄道事業者へ
平成2年3月10日貨物輸送体系の変更により秋田操車場を秋田貨物駅に変更
平成14年1月1日男鹿線の第2種鉄道事業と男鹿〜船川港間の第1種鉄道事業を廃止
平成18年3月18日羽後牛島駅の貨物機能を廃止
平成22年3月13日北上線経由の列車を廃止
令和3年3月12日秋田臨海鉄道の運行終了により秋田港線の運行も終了

鉄道貨物全盛期には、主要な駅には必ずと言っていいほど貨物側線があり、多数の貨車の留置が見られたものです。秋田県内においても、鉱山からの鉱石輸送を始め、木材運搬や石油輸送の主役として各駅には貨物の引き込み線が延びていて、工場への専用線も随所で見られました。 また、東北日本海側の拠点であった秋田操車場は37万平方メートルという巨大なヤードを有していて、コンテナ車の列がはるか彼方まで並んでいました。
しかし、小回りの利くトラック輸送が急激にシェアを広げるようになると鉄道貨物は衰退の一途をたどり、各駅の貨物側線は次々と撤去されていきました。 さらに、輸送体系の見直し(ヤード方式から直行方式へ)により不要となった操車場の縮小や廃止が進み、現在では貨物輸送に占める鉄道の割合はわずか0.6%にまで落ち込んでいます。

概要

【第1種鉄道事業】
事業区間:奥羽本線(土崎〜秋田港 1.8km)
線路規格:非電化単線 1,067mm
閉塞方式:連動閉塞式
貨物取扱駅:秋田港

【第2種鉄道事業】
事業区間:奥羽本線、羽越本線
閉塞方式:CTC特殊自動閉塞式
貨物取扱駅: 大館秋田貨物

※駅名をクリックすると各駅の詳細な情報を見ることができます。

各駅詳細

秋田港 あきたこう
開業日:明治40年4月10日
改称履歴:雄物川荷物取扱所→雄物川(大正8年10月15日)→秋田港(昭和19年4月1日)
取扱業務:車扱
所在地:秋田市土崎港西一丁目

河口から荷揚げされる貨物の輸送を目的に敷設された路線です。
その後、秋田臨海鉄道と奥羽本線との連絡線として機能していましたが、令和3年3月31日に秋田臨海鉄道が廃止されたことにより、貨物線としての役割は事実上終了しています。

大館 おおだて
取扱業務:コンテナ
配置機械:15t用フォークリフト
所在地:大館市御成町一丁目

コンテナを取り扱っていますが、小坂製錬小坂線の廃止によって規模が縮小されています。
秋田貨物駅と仙台貨物ターミナルとの間に各1本ずつ貨物便があります。
秋田貨物 あきたかもつ
開業日:昭和19年3月31日
改称履歴:八幡田信号場→秋田操車場(昭和35年8月1日)→[貨物扱い](昭和39年10月1日)→秋田貨物(平成2年3月10日)
取扱業務:コンテナ・車扱
配置機械:15t用フォークリフト、20t用トップリフター
所在地:秋田市外旭川字水口

東北でも屈指の貨物駅で、鉄道貨物全盛期には37万平方メートルという巨大なヤードでした。しかし、貨物輸送方式の変更に伴い操車場としての役割を失い、大半の用地は売却されて住宅地となりました。さらに、客車列車の全廃に伴い秋田機関区も廃止となるなど縮小の一途をたどっていますが、それでも終日貨物列車の発着が行われているほか、横手・羽後本荘オフレールステーションとの間にコンテナトラックの発着があります。

ミニ情報

公式サイトは https://www.jrfreight.co.jp/ です。
貨物列車のダイヤは、鉄道貨物協会で発行している貨物時刻表をご覧ください。

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