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 ※資料不足により沿革は不明

秋田木材が所有していた専用線のようですが、東部瓦斯が間借りもしていたようです。 路線は、羽後牛島駅の南側から回生会病院の東側を通り、国道13号線と太平川を横切って現在の東部瓦斯付近に至っていた貨物線です。昭和38年の地図でルートは確認できますが、開業日と廃止日については不明です。 専用線廃止直後から大規模な宅地造成が行われたようで、廃線跡は完全に消滅しています。ただし、住宅地図(縮尺1/1500)をよく見ると、建物や駐車場の形状からそこが廃線跡と推測される土地を見つけることはできます。

路線概要

種別:軌道(貨物)
廃止時営業キロ:[不明]
線路規格:非電化単線 1,067mm
区間: 羽後牛島秋田木材工場

廃線跡


羽後牛島駅付近の廃線跡は完全に消滅していますが、回生会病院の建物は線路に沿って建てられたため、その形状から廃線跡のルートを推測することができます。

写真でもわかるように、左側の病院建物と右側の白い建物との間にある隙間が廃線跡と思われます。
(太平川橋脚跡)

専用線は上の写真の位置から北上し国道13号線を横切り、太平川を渡っていました。

現在も川の中に橋脚の土台が2箇所残っており、この路線唯一の遺構となっています。
(駐車場に転用された廃線跡)

廃線跡をそのままの形で宅地とし、家の前を駐車場にしたものです。
写真で見てもあまりピンときませんが、住宅地図や現地で見ると道路に対して敷地が斜めになっており、ここが廃線跡であることが一目瞭然です。

ちなみにこの駐車場と道路をはさんで反対側にある住宅も斜めに建てられています。

専用線は奥に見えるガスタンク方向に延びていたと思われます。

なお、線路は現在のサティ方向にも延びていて、太平川を渡って茨島付近の工場専用線に接続する計画もあったとの情報もありますが、詳細は不明です。

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