え <終助>[意]文末に付けて、誘いや念押しの意を表す。[例]はよ、行こうえ(早く行こうよ)。
ええいかん <感>[意]雨水やはねた水などが、ふいに顔や体にかかった際に言う言葉。「ええかん」とも。[例]ええいかん、とばしりがかかった(なんだよ、しぶきがかかったじゃないか)。
ええかん <感>[意]「ええいかん」に同じ。
ええっと <副>[意]大して。さして。「えっと」に同じ。[例]ええっとんこたぁ、あらせん(大したことは、ありはしない)。
ええらしい <形>愛(ええ)らしい[意]かわいい。[例]こん、ねかぁ、ざまぁねぇ、ええらしい(この猫は大変可愛いい)。
〔用〕ええらしゅう [意]かわいく。[例]どんどん、ええらしゅうなるなあ(どんどん、可愛らしくなるねえ)。
〔仮〕ええらしから [意]かわいければ。[例]こげえ、ええらしから、しんぱいじゃなあ(こんなに可愛らしければ、心配だねえ)。
えすらごつ <名>[意]絵空事。
えっと <副>[意]大して、さして。「ええっと」に同じ。[意]えっと仕事もしちょらせんくせい、くじんじょう言う(さして仕事もしていないくせに、文句ばかり言う)。
えのは <名>[意]鱒科の川魚、あまご。「榎葉」の字が当てられた。
えばり <名>[意]蜘蛛の巣。
えばる <動・五>[意]威張る。[例]あん、えばっちょんなぁ、だれか(あの威張っているやつは誰だ)。
〔未〕えばらん [意]威張らない。[例]そげえ、えばらんでん(そんなに威張らなくても)。
〔仮〕えばら [意]威張らない。[例]あんまり、えばら、きらわるるんで(あんまり威張れば嫌われるんだよ)。
えらぶる <動・五>偉ぶる[意]偉そうにする。標準語とは活用形が一部異なる。
〔未〕えらぶらん [意]偉ぶらない。[例]えらぶんらと、わりいんじゃろうかな(偉そうにしないとならないのだろうかね)。
〔仮〕えらぶら [意]偉ぶれば。[例]えらぶら、わらわるるになあ(偉そうにすれば笑われるのにねえ)。
えれ <副>[意]あんまり。言いすぎたり、やりすぎぎたことを指す。「あんまれ」に同じ。[例]なんぼなんでん、そらぁ、えれじゃあ(いくらなんでも、それはあんまりだ)
えれえ <副>[意]@偉い。A大変に。活用する形では使われることはないので副詞に分類した。
えんぴつとぎり <名>鉛筆研ぎり[意]鉛筆削り。「とぎり」は「研ぐ」から。