houyhnhnmのエキセントリックらぶらぶ音声データ講座 第4回

〜 WAVE・音楽CD→可逆圧縮 〜

  • 音声データの不可逆圧縮形式
    • 元の完全なWAVEに戻すことはできない
    • 元のWAVEから音質を下げる
    • サイズが小さい
    • MP3・Ogg Vorbisなど
    • 他の不可逆圧縮・・・JPEGなど
  • 音声データの可逆圧縮形式
    • 元の完全なWAVEに戻すことができる
    • 元のWAVEから音質を下げない
    • サイズが大きい
    • LPAC・Monkey's Audioなど
    • 他の可逆圧縮・・・LZH・ZIPなど

ということでロスレスの音声データを作ってみます。

音楽のジャンル別の圧縮率 http://www.giantpygmy.net/sections/play/hqsolution.html

可逆圧縮形式を比較しているページ
  1. LPAC
  2. La
  3. Monkey's Audio
  4. TTA
  5. TAK
  6. FLAC
  7. WavPack

の順で書きます。

下に行くほどおすすめ。


LPAC

1LPAC

音声データの可逆圧縮形式

【LPAC Archiver】
Full Installation版がいい
http://www.nue.tu-berlin.de/menue/ueber_uns/team/tilman_liebchen/lpac_-_lossless_audio_codec_for_windows_and_linux/
http://www.nue.tu-berlin.de/menue/mitarbeiter/tilman_liebchen/lpac_-_lossless_audio_codec_for_windows_and_linux/
http://www.google.com/search?as_q=lpac&as_sitesearch=tu-berlin.de&as_occt=title

(LPAC自体はいまいちですが、LPACの後継となるMPEG-4 ALSは圧縮率が高く(La > Monkey's Audio > MPEG-4 ALS > WavPack > FLAC)、可逆圧縮形式の中で有力なおすすめ候補になりそうです。ただしエンコード・デコードの速度が少し遅いです。)

【MPEG-4 ALS】
公式版 http://www.nue.tu-berlin.de/mp4als
公式版 http://www.nue.tu-berlin.de/menue/forschung/beendete_projekte/mpeg-4_audio_lossless_coding_als/
公式版 http://www.google.com/search?as_q=mpeg-4+als&as_sitesearch=tu-berlin.de&as_occt=title
Garf(Gian-Carlo Pascutto)版 http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=40451
(情報・バイナリ http://forum.doom9.org/showthread.php?t=104744 )
(情報 http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=40124 )
(注意 http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=43975&view=findpost&p=387008 )

作成

WAVE→LPAC

ファイルをリストに入れて「Action」を選び「Encode」または「Decode」を押すだけ。

「Encoder Mode」は5が最も圧縮率が高い。

CD→LPAC

  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. LPACをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「LPAC Lossless Encoder」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄でlpac.exeの場所を指定し
    「ビットレート」で好きなものを選んで(下に行くほど圧縮率が高く作成・再生に時間がかかる)
    「OK」を押す。
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。

再生

1プラグイン追加で対応させて再生

【Winamp】
音楽再生ソフト
http://www.winamp.com/
(日本語化 http://www.win32lab.com/ )
【LPAC plug-in for Winamp】
WinampのPluginsフォルダに入れる
http://www.nue.tu-berlin.de/menue/ueber_uns/team/tilman_liebchen/lpac_-_lossless_audio_codec_for_windows_and_linux/
http://www.nue.tu-berlin.de/menue/mitarbeiter/tilman_liebchen/lpac_-_lossless_audio_codec_for_windows_and_linux/
http://www.google.com/search?as_q=lpac&as_sitesearch=tu-berlin.de&as_occt=title

La

2La

音声データの可逆圧縮形式

いろんな可逆圧縮形式を比較した

などによると圧縮率がいちばん高いようです。

つまり、元のWAVEの情報を失わずに最も小さく圧縮できる形式、最強の可逆圧縮形式とも考えられます。

しかし、作成・再生にはある程度パソコンの性能が求められ、時間がかかるので、あまり使われていません。

パソコンの環境によっては、フロントエンドの実行に別途

【Microsoft .NET Framework】
http://www.microsoft.com/japan/msdn/netframework/

をインストールする必要があります。

【La】
http://www.lossless-audio.com/

作成

WAVE→La

ファイルをリストに入れて「Start」を押すだけ。

「Mode」は「Normal」より「High」のほうが圧縮率が高い。

CD→La

  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. Laをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「ユーザー定義のエンコーダ」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄でla.exeの場所を指定し
    「使用する拡張子」欄に「.la」と入力し
    「追加のコマンドラインオプション」欄に例えば「%l-high%l%h%h %s %d」と入力して
    「高品質」か「低品質」を選んで「OK」を押す。
    (“%l”で囲まれた部分・・・「低品質」・・・圧縮率が高い・作成再生に時間がかかる
    “%h”で囲まれた部分・・・「高品質」・・・圧縮率が低い・作成再生に時間がかからない
    ロスレスだからどちらも品質は同じ)
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。

再生

1プラグイン追加で対応させて再生

【Winamp】
http://www.winamp.com/
(日本語化 http://www.win32lab.com/ )
【foobar2000】
http://www.foobar2000.org/
(日本語化 http://tnetsixenon.xrea.jp/ )
(解説 http://foobar2000.xrea.jp/ )
(解説 http://wikiwiki.jp/foobar2000/ )
(コンポーネントのインストール方法 http://wiki.hydrogenaudio.org/index.php?title=Foobar2000:How_to_install_a_component )

プラグインはLaと同時にインストールできる(la-core.dllはsystem32フォルダにインストールされる)。

後からインストールするならそれぞれ

を実行すればいい。

【foo_input_la.dll】
foobar2000用
非公式版
la-core.dllをsystem32フォルダまたはfoobar2000.exeかfoo_input_la.dllと同じ場所に置く必要がある
foo_la.dllの問題は解決されていない
http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=50182&view=findpost&p=573888

Monkey's Audio

3Monkey's Audio

音声データの可逆圧縮形式

「Windowsユーザには圧縮率の高いAPEが一番人気だろうが、APEは、圧縮率を上げる改良のためには後方互換性を平気で切り捨てる。」

「APE と FLAC を比べた場合、APE のほうが圧縮性能が良いが、そのぶんデコードがFLACより重い。また、APEでは後方互換より圧縮性能を優先しているため、新しいエンコーダーが作ったファイルは古いデコーダーでは開けないことがある。したがって、FLACのほうが無難といえば無難だが、純粋に「圧縮比」だけを問題にするなら、実力はAPEのほうが上だ。」( http://www.faireal.net/dat/d3/d30831.xml )

by 妖精現実

いろんな可逆圧縮形式を比較した

などによると、作成に時間のかかるLaやOptimFROGよりは小さくならないけど、3倍速以上で作成できる形式の中では圧縮率がいちばん高いようです。

【Monkey's Audio】
Chatter!
http://www.monkeysaudio.com/
(日本語化 http://nanasi.s18.xrea.com/ )
(日本語化 http://www.nihongoka.com/ )

作成

WAVE→Monkey's Audio

ファイルを放り込んで「Compress」または「Decompress」を実行するだけ。

「Compression Level」は「Insane」が最も圧縮率が高いが「Extra High」とあまり変わらないのに作成に時間がかかる。

CD→Monkey's Audio (ID3タグを付ける場合)

  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. Monkey's Audioをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「Monkey's Audio Lossless Encoder」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄でMAC.exeの場所を指定し
    「ビットレート」で好きなものを選んで(下に行くほど圧縮率が高く作成・再生に時間がかかる)
    「OK」を押す。
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。

CD→Monkey's Audio (APEタグを付ける場合)

【wapet】
音声データを他のソフトで圧縮した後でそれにAPEv2タグを付けるソフト
バージョン0.6が実行できない場合はVC6版を使う
改良版 http://www.synthetic-soul.co.uk/
オリジナル http://www.saunalahti.fi/cse/files/
オリジナル http://www.rarewares.org/
(VC6版0.6 http://www.hydrogenaudio.org/forums/
index.php?showtopic=62693&view=findpost&p=559696
)
  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. Monkey's Audio・wapetをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「ユーザー定義のエンコーダ」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄でwapet.exeの場所を指定し
    「使用する拡張子」欄に「.ape」と入力し
    「追加のコマンドラインオプション」欄に例えば「%d -t "Artist=%a" -t "Album=%g" -t "Track=%n" -t "Totaltracks=%x" -t "Title=%t" -t "Year=%y" -t "Genre=%m" -t "FREEDB=%f" -t "CRC=%b" -t "Comment=%e" "C:\Program Files\Monkey's Audio\MAC.exe" %s %d %l-c4000%l%h-c1000%h」と入力して
    「高品質」か「低品質」を選び、
    「ID3タグを追加」のチェックをはずし「OK」を押す。
    (“%l”で囲まれた部分・・・「低品質」・・・圧縮率が高い・作成再生に時間がかかる
    “%h”で囲まれた部分・・・「高品質」・・・圧縮率が低い・作成再生に時間がかからない
    ロスレスだからどちらも品質は同じ)
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。
オプション 圧縮レベル
-c1000 fast
-c2000 normal
-c3000 high
-c4000 extra high
-c5000 insane

再生

1初めから対応しているプレーヤーで再生

【KbMedia Player】
http://hwm5.gyao.ne.jp/kobarin/

2プラグイン追加で対応させて再生

【Winamp】
音楽再生ソフト
http://www.winamp.com/
(日本語化 http://www.win32lab.com/ )
【in_APE.dll】
Monkey's Audioに含まれている「Winamp Plugin.exe」を実行すると導入できる
http://www.monkeysaudio.com/
【foobar2000】
音楽再生ソフト
http://www.foobar2000.org/
(日本語化 http://tnetsixenon.xrea.jp/ )
(解説 http://foobar2000.xrea.jp/ )
(解説 http://wikiwiki.jp/foobar2000/ )
(コンポーネントのインストール方法 http://wiki.hydrogenaudio.org/index.php?title=Foobar2000:How_to_install_a_component )
【Monkey's Audio Decoder】
foobar2000用
http://www.foobar2000.org/components/view/foo_input_monkey

3Windows Media PlayerなどでDirectShow再生

Monkey's Audio 4.02以降では「RadLight APE directshow filter」を基にした「APE.ax」がインストール時に自動で登録される

【RadLight APE directshow filter】
http://www.rarewares.org/
【DC-Bass Source】
http://www.dsp-worx.de/
【The DS Monkey Audio Filter】
http://www.dsp-worx.de/?n=7

TTA

4TTA

音声データの可逆圧縮形式

「陶酔するような圧縮の速さが特徴で、既にハードウェアサポートもある。」

「これと同等の速さがあるのは、Shorten と WavPack 3.97 (最新の WavPack 4.0 は詳細未確認)だが、 Shorten は圧縮率がはるかに低い。スピードと圧縮率の両方で好敵手と言えるのは WavPack だけだ。」

「FLAC はデコードが速く、再生時負荷が軽いものの、エンコード速度、圧縮率のいずれでも TTA に及ばない。一方、TTA は APE (Monkey's Audio 3.99) には圧縮率でわずかに負けるが(TTAの平均58〜59%に対して、57%程度)、処理の速さは約2倍だ(手元のサンプルでは約4倍だった)。」

by 妖精現実 (2004年7月9日) http://www.faireal.net/dat/d4/d40709.xml

【TTA compressor】【Tau Producer】
公式版 http://www.true-audio.com/
公式版 http://tta.corecodec.org/
公式版 http://tta.sourceforge.net/
公式版 http://tta.iszf.irk.ru/
CPU最適化版(デュアルコア環境またはHTテクノロジ環境が必要) http://softlab.technion.ac.il/performance_tuning/
(「Tau Producer」日本語化 http://xworks.org/ )

作成

WAVE→TTA

「Tau Producer」を使う。

ファイルをリストに入れて選択し、「→」を押すだけ。

「Options」→「Settings」の「Copy Tags」は「Never」にしておく。

CD→TTA (ID3タグを付ける場合)

  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. TTAをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「ユーザー定義のエンコーダ」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄でttaenc.exeの場所を指定し
    「使用する拡張子」欄に「.tta」と入力し
    「追加のコマンドラインオプション」欄に「-e -o %d %s」と入力して
    「OK」を押す。
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。

CD→TTA (APEタグを付ける場合)

【wapet】
音声データを他のソフトで圧縮した後でそれにAPEv2タグを付けるソフト
バージョン0.6が実行できない場合はVC6版を使う
改良版 http://www.synthetic-soul.co.uk/
オリジナル http://www.saunalahti.fi/cse/files/
オリジナル http://www.rarewares.org/
(VC6版0.6 http://www.hydrogenaudio.org/forums/
index.php?showtopic=62693&view=findpost&p=559696
)
  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. TTA・wapetをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「ユーザー定義のエンコーダ」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄でwapet.exeの場所を指定し
    「使用する拡張子」欄に「.tta」と入力し
    「追加のコマンドラインオプション」欄に例えば「%d -t "Artist=%a" -t "Album=%g" -t "Track=%n" -t "Totaltracks=%x" -t "Title=%t" -t "Year=%y" -t "Genre=%m" -t "FREEDB=%f" -t "CRC=%b" -t "Comment=%e" "C:\Program Files\True Audio\ttaenc\ttaenc.exe" -e -o %d %s」と入力して
    「ID3タグを追加」のチェックをはずし「OK」を押す。
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。

再生

1初めから対応しているプレーヤーで再生

【KbMedia Player】
http://hwm5.gyao.ne.jp/kobarin/

2プラグイン追加で対応させて再生

【Winamp】
http://www.winamp.com/
(日本語化 http://www.win32lab.com/ )
【foobar2000】
http://www.foobar2000.org/
(日本語化 http://tnetsixenon.xrea.jp/ )
(解説 http://foobar2000.xrea.jp/ )
(解説 http://wikiwiki.jp/foobar2000/ )
(コンポーネントのインストール方法 http://wiki.hydrogenaudio.org/index.php?title=Foobar2000:How_to_install_a_component )
【True Audio Plugins Pack】・・・自動でインストール
【TTA plug-in for Winamp 2】【TTA plug-in for Foobar】・・・手動でインストール
http://www.true-audio.com/
http://tta.corecodec.org/
http://tta.sourceforge.net/
http://tta.iszf.irk.ru/
【TTA decoder】・・・foobar2000用・非公式版
http://www.saunalahti.fi/~cse/foobar2000/

3Windows Media PlayerなどでDirectShow再生

どれでもいい

【True Audio Plugins Pack】・・・プラグインもインストールできる
【True Audio DirectShow Codecs Suite】・・・コーデックのみインストール
http://www.true-audio.com/
http://tta.corecodec.org/
http://tta.sourceforge.net/
http://tta.iszf.irk.ru/
【CoreTTA】
http://coretta.corecodec.org/
【DC-Bass Source】
http://www.dsp-worx.de/
【ffdshow】
公式版(milan_cutka版) http://ffdshow.sourceforge.net/
非公式版(videomixer9版など) http://sourceforge.net/projects/ffdshow-tryout/
非公式版(celtic_druid版) http://celticdruid.no-ip.com/xvid/
非公式版(celtic_druid版) http://ffdshow.faireal.net/
非公式高速化版(Dirk Paehl版) http://www.paehl.com/
非公式CPU最適化版(kurosu版) http://kurosu.free.fr/ffdshow.htm
非公式版(bob0r版) http://x264.nl/
非公式版(videomixer9版) http://ffdshow.da.cx/
非公式版(milan_cutka版) http://athos.leffe.dnsalias.com/
(日本語化 http://tnetsixenon.xrea.jp/ )

5TAK

音声データの可逆圧縮形式

旧称・コードネームはYALAC。

Monkey's Audioのhighレベル並みの圧縮率と、FLAC並みのデコード速度を実現する。

妖精現実 (2006年4月) より

「1997年から地道に開発していて、FLACを発展させたようなアルゴリズムだという。HAのロスレス板に4月1日前後に投稿されたため「ん?」と思われたが、どうやら本当らしい。データを見ると、圧縮率はFLACよりずっと高くAPEに近い。圧縮速度はあまり速くなくAPEよりやや速いくらいだ。しかしデコード速度が異様に速く(現実的に言えば再生負荷が異様に低く)、APEの1/5以下という感じ。エンコードとデコードが計算量的非対称になっている。」

「YALACがFLACプロジェクトと結合して「FLAC2」になる可能性もある。」

「作者のTBeckは「YALACは、ゆくゆくは、APE Highに匹敵する圧縮率に到達するはずだ。デコード速度は最低でもAPEの2倍で、(デコードの速い)FLACと比べてさえ、さほど差がつかないはず」と発言。」

「特殊なアルゴリズムではなく、正攻法の算術圧縮やRice codingをベースにした「FLACを深化・発展させたような」フォーマットのため、YALACの成果がFLACにマージされFLAC2になるという可能性は決して夢物語ではない。APEと違い、オープンソース開発での障害となるライセンス上の問題もない。」

比較 http://www.synthetic-soul.co.uk/comparison/lossless/

【TAK】
公式サイト http://www.thbeck.de/
Wiki http://wiki.hydrogenaudio.org/index.php?title=TAK
Beta版 http://www.google.com/search?as_q=tak&as_epq=beta+release&as_sitesearch=www.hydrogenaudio.org&as_occt=title
(初登場 http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=43179 )
(初公開(1.0 Beta) http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=51565 )
(1.0 Final http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=52212 )
(ロゴ http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=52815 )

作成

WAVE→TAK

「Tak.exe」を使う。

  • 圧縮率は「Presets」の中で下に行くほど高い。
  • 「Details」を押して「Verify」にチェックを入れたほうがいい。
  • 1.1.1 Beta 1以降では「Stream」タブの「Add MD5」にチェックを入れたほうがいい(デコード時に「Check MD5」にチェックを入れておくことで元のデータとの同一性をMD5ハッシュ値により確認できる)。
  • 各プリセットで「e」(Extra)または「m」(Max)を有効にすると、デコード速度をなるべく維持しながら圧縮率を少し上げエンコード速度を大きく下げる。

CD→TAK (wapetでタグを付ける場合)

【wapet】
音声データを他のソフトで圧縮した後でそれにAPEv2タグを付けるソフト
バージョン0.6が実行できない場合はVC6版を使う
改良版 http://www.synthetic-soul.co.uk/
オリジナル http://www.saunalahti.fi/cse/files/
オリジナル http://www.rarewares.org/
(VC6版0.6 http://www.hydrogenaudio.org/forums/
index.php?showtopic=62693&view=findpost&p=559696
)
  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. TAK・wapetをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「ユーザー定義のエンコーダ」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄でwapet.exeの場所を指定し
    「使用する拡張子」欄に「.tak」と入力し
    「追加のコマンドラインオプション」欄に例えば「%d -t "Artist=%a" -t "Album=%g" -t "Track=%n" -t "Totaltracks=%x" -t "Title=%t" -t "Year=%y" -t "Genre=%m" -t "FREEDB=%f" -t "CRC=%b" -t "Comment=%e" "C:\Program Files\TAK\Applications\Takc.exe" -e -p2 -md5 -v -overwrite %s %d」と入力して
    「ID3タグを追加」のチェックをはずし「OK」を押す。
    • 「-p2」の部分は圧縮率を 0 〜 5 の間で指定してください。
    • 「-md5」は1.1.1 Beta 1以降で使用できるオプションです。
    • 「e」や「m」を加えて「-p2e」や「-p2m」などとすると、デコード速度をなるべく維持しながら圧縮率を少し上げエンコード速度を大きく下げます。
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。
オプション 圧縮レベル
(1.0.2以前での名称)
(2.0.0リリース時のイメージ)
備考
-p0 Turbo  
-p1 Fast (1.0.1以前の-p0をひとつずらしたもの)
-p2 Normal デフォルト(1.0.1以前の-p1をひとつずらしたもの)
-p3 High (1.0.1以前の-p2をひとつずらしたもの)
-p4 Extra (1.0.1以前の-p3をひとつずらしたもの)
-p5 Insane 1.0.2 Beta 1から1.0.4まで(1.0.1以前の-p4をひとつずらしたもの)(1.1.0 Beta 1以降は-p4の指定と解釈される)
-pMax (最高) 1.0.3 Beta 1以降(1.0.4以前は-p5m、1.1.0 Beta 1以降は-p4mと同じ)

CD→TAK (TAKCでタグを付ける場合)

バージョン1.1.2 Beta 1以降ではTAKCでタグを付けることができます。

(ただし、バージョン1.1.2 Beta 1の時点では日本語対応は不完全です。Unicodeへの対応の有無についてはReadme.htmlの「About TAK」の「Tagging」を参照してください。また、空のタグを付けることはできません。)

  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. TAKをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「ユーザー定義のエンコーダ」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄でTakc.exeの場所を指定し
    「使用する拡張子」欄に「.tak」と入力し
    「追加のコマンドラインオプション」欄に例えば「-e -p2 -md5 -v -overwrite -tt "Artist=%a" -tt "Album=%g" -tt "Track=%n" -tt "Totaltracks=%x" -tt "Title=%t" -tt "Year=%y" -tt "Genre=%m" -tt "FREEDB=%f" -tt "CRC=%b" -tt "Comment=%e" %s」と入力して
    「ID3タグを追加」のチェックをはずし「OK」を押す。
    • 「-p2」の部分は圧縮率を 0 〜 4 の間で指定してください。
    • 「e」や「m」を加えて「-p2e」や「-p2m」などとすると、デコード速度をなるべく維持しながら圧縮率を少し上げエンコード速度を大きく下げます。
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。

再生

1プラグイン追加で対応させて再生

【Winamp】
http://www.winamp.com/
(日本語化 http://www.win32lab.com/ )
【foobar2000】
http://www.foobar2000.org/
(日本語化 http://tnetsixenon.xrea.jp/ )
(解説 http://foobar2000.xrea.jp/ )
(解説 http://wikiwiki.jp/foobar2000/ )
(コンポーネントのインストール方法 http://wiki.hydrogenaudio.org/index.php?title=Foobar2000:How_to_install_a_component )
【TAK Winamp Plugin】・・・Winamp用
公式サイト http://www.thbeck.de/
Wiki http://wiki.hydrogenaudio.org/index.php?title=TAK
Beta版 http://www.google.com/search?as_q=tak&as_epq=beta+release&as_sitesearch=www.hydrogenaudio.org&as_occt=title
【TAK Decoder】・・・foobar2000用
http://foosion.foobar2000.org/
http://www.foobar2000.org/components/view/foo_input_tak

2Windows Media PlayerなどでDirectShow再生

【dsfTAKSource】
アンインストールは手動で行う
http://liviocavallo.altervista.org/

FLAC

6FLAC

音声データの可逆圧縮形式

「FLACはAPEより平均して圧縮率や圧縮速度でやや劣るのですが、再生時の負荷が軽く、オープンソース、クロスプラットフォームで仕様が明確であり、 Ogg Vorbis との統合が予定されているなど将来性がありそうです。」

by 妖精現実 (2002年12月23日) http://www.faireal.net/dat/d2/d21223_1.xml

【flac】
公式版
インストーラを使う場合、バージョン1.1.2a以前はsystem32フォルダ内のflac.exeとmetaflac.exeがアンインストール時に削除されない
公式版 http://flac.sourceforge.net/
john33(John Edwards)版 http://www.rarewares.org/
Garf(Gian-Carlo Pascutto)版(flac 1.1.2から派生) http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=40452
gharris999版(高速化版)(flac 1.1.4から派生) http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=53001
fpFLAC(マルチスレッド版)(libFLAC 1.2.1から派生)(ソース・バイナリ) http://www.thinkmeta.de/
fpFLAC(マルチスレッド版)(libFLAC 1.2.1から派生)(バイナリ) http://www.rarewares.org/ (fpMP3Encのパッケージに含まれている)
fpFLAC(マルチスレッド版)(libFLAC 1.2.1から派生)(バイナリ・情報) http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=76193
(人気のオプション(2007年) http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=58731 )
【Flake】
高速
圧縮レベルが12まで存在(公式版0.11以降は99も追加された)
機能が少ない
公式版 http://flake-enc.sourceforge.net/
wisodev(Wiesław Šoltés)版(高速化版) http://win32builds.sourceforge.net/
CUETools.Flake(Gregory S. Chudov版) http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=74242
(注意 http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=45013&view=findpost&p=443961 )
(注意 http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=45013&view=findpost&p=463073 )
(注意 http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=54361&view=findpost&p=487119 )
【FlaCuda】
CUDAを利用(FLACCL以降はOpenCLを利用)
Flakeの派生物ではなく、Flakeはデコード時・--verify時だけ使用( http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=64628&view=findpost&p=656930 )
http://www.cuetools.net/doku.php/flacuda

作成

WAVE→FLAC (flacで作成)

公式版FLACの「FLAC Frontend」を使う。

  • 圧縮率は8が最も高い。
  • 「Verify」にチェックを入れたほうがいい。
  • 「Add tags」のチェックははずしたほうがいい。
  • ファイル名が日本語だとエラーが出る。

WAVE→FLAC (Flakeで作成)

最適な方法はわかりませんが、以下のどの方法でも目的は果たせます。

CD→FLAC (flacで作成)

  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. 公式版FLACをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「ユーザー定義のエンコーダ」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄でflac.exeの場所を指定し
    「使用する拡張子」欄に「.flac」と入力し
    「追加のコマンドラインオプション」欄に例えば「%l--best%l%h--fast%h -V --replay-gain -T "artist=%a" -T "title=%t" -T "album=%g" -T "date=%y" -T "tracknumber=%n/%x" -T "genre=%m" -T "comment=%e" %s」と入力して
    「高品質」か「低品質」を選び、
    「ID3タグを追加」のチェックをはずし「OK」を押す。
    (“%l”で囲まれた部分・・・「低品質」・・・圧縮率が高い・作成再生に時間がかかる
    “%h”で囲まれた部分・・・「高品質」・・・圧縮率が低い・作成再生に時間がかからない
    ロスレスだからどちらも品質は同じ
    その他の圧縮率は 「--fast」(=「-0」) 〜 「--best」(=「-8」) の間で指定する)
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。

CD→FLAC (Flakeで作成)

  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. Flakeをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「ユーザー定義のエンコーダ」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄に「C:\WINDOWS\system32\cmd.exe」と入力し
    「使用する拡張子」欄に「.flac」と入力し
    「追加のコマンドラインオプション」欄に例えば「/c C:\"Program Files"\flake\flake.exe -5 %s -o %d && C:\"Program Files"\FLAC\metaflac.exe --add-seekpoint=10s --set-tag="artist=%a" --set-tag="album=%g" --set-tag="tracknumber=%n/%x" --set-tag="title=%t" --set-tag="date=%y" --set-tag="genre=%m" --set-tag="comment=%e" %d」または「/c ""C:\Program Files\flake\flake.exe" -5 %s -o %d && "C:\Program Files\FLAC\metaflac.exe" --add-seekpoint=10s --set-tag="artist=%a" --set-tag="album=%g" --set-tag="tracknumber=%n/%x" --set-tag="title=%t" --set-tag="date=%y" --set-tag="genre=%m" --set-tag="comment=%e" %d"」と入力して
    「ID3タグを追加」のチェックをはずし「OK」を押す。
    • たぶん「--set-tag="comment=%e"」までは入力できないと思います。
    • 公式版0.10以前では「-o」を消して「flake.exe -5 %s %d」としてください。
    • flake.exe・metaflac.exeの場所は適当に変えてください。(“"”の位置に注意してください。)
    • 「-5」の部分は圧縮率を 0 〜 12 の間で指定してください。
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。

再生

1初めから対応しているプレーヤーで再生

【KbMedia Player】
http://hwm5.gyao.ne.jp/kobarin/
【foobar2000】
http://www.foobar2000.org/
(日本語化 http://tnetsixenon.xrea.jp/ )
(解説 http://foobar2000.xrea.jp/ )
(解説 http://wikiwiki.jp/foobar2000/ )

2プラグイン追加で対応させて再生

【Winamp】
音楽再生ソフト
Winamp 5.31以降ではWinampも独自にFLACに対応
http://www.winamp.com/
(日本語化 http://www.win32lab.com/ )
【in_flac.dll】
WinampのPluginsフォルダに入れる
公式版FLACをインストールするときに導入される
http://www.rarewares.org/

3Windows Media PlayerなどでDirectShow再生

どれでもいい。

ただし「Directshow Filters for Ogg Vorbis, Speex, Theora, FLAC, and WebM」(バージョン0.71.0946以前)と「CoreFLAC」は音声データの場所が日本語を含んでいると再生できない。

【Directshow Filters for Ogg Vorbis, Speex, Theora, FLAC, and WebM】
http://www.xiph.org/dshow/
【CoreFLAC】
http://coreflac.corecodec.org/
http://coreforge.org/projects/coredsf/
【madFlac】
http://forum.doom9.org/showthread.php?t=130498
【DC-Bass Source】
http://www.dsp-worx.de/
【ffdshow】
公式版(milan_cutka版) http://ffdshow.sourceforge.net/
非公式版(videomixer9版など) http://sourceforge.net/projects/ffdshow-tryout/
非公式版(celtic_druid版) http://celticdruid.no-ip.com/xvid/
非公式版(celtic_druid版) http://ffdshow.faireal.net/
非公式高速化版(Dirk Paehl版) http://www.paehl.com/
非公式CPU最適化版(kurosu版) http://kurosu.free.fr/ffdshow.htm
非公式版(bob0r版) http://x264.nl/
非公式版(videomixer9版) http://ffdshow.da.cx/
非公式版(milan_cutka版) http://athos.leffe.dnsalias.com/
(日本語化 http://tnetsixenon.xrea.jp/ )

WavPack

7WavPack

音声データの可逆・不可逆圧縮形式

「Lossless」モードと「Hybrid」モードがあります。

  • 「Lossless」モード・・・可逆圧縮形式
  • 「Hybrid」モード・・・不可逆圧縮形式

ただし「Hybrid」モードは可逆圧縮形式との差分を作ることができます。つまり差分を使えば再生(デコード)時に元のWAVEと完全に同じ状態にできます。

Losslessモード
(可逆圧縮)
  • TTAと互角
  • TTAと比べると
    • デフォルト・・・ほとんど同じだが圧縮率が少し低く圧縮速度が少し遅い
    • -hオプション・・・圧縮率が少し高く圧縮速度が少し遅い
      (-hxだとさらに小さくなりデコードが少し速くなるがエンコードがとても遅くなる)
Hybridモード
(不可逆圧縮 + 差分 = 可逆圧縮)
  • 不可逆圧縮と可逆圧縮のどちらがいいかわからないなら、この形式で作っておいて不可逆圧縮を選んだ場合に差分を削除すればいい
  • 携帯音楽プレーヤーで聞くことが多いなら、この形式で作っておいて差分を携帯音楽プレーヤー以外の場所に保存しておけばいい

可逆圧縮形式はMonkey's Audioより圧縮率が低いのですが、 http://wiki.hydrogenaudio.org/index.php?title=Lossless_comparison によると他の可逆圧縮形式と違ってWavPackにはほとんど欠点がありません。(ただしFLACもバージョン1.2.1からRIFFチャンクに対応したことによりほとんど欠点がありません。)

(余談ですが、WavPackは、初めは「wav2wv」と「wv2wav」という名前のプログラムであり、WavPackという名前になる前から拡張子はwvでした。 http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=43928&view=findpost&p=387282
拡張子がwvになった理由は、wavの3分の2に縮むからということのようです。 http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=25538&view=findpost&p=233293 )

妖精現実より

「「Lossy + 差分 = Lossless」というユニークな「hybrid モード」を持つオーディオコーデック」

「ロスレスとしても使えるほか、非可逆圧縮としても音が良いとしてコアなファンがおり、しかも、圧縮時に、非可逆圧縮と同時に「可逆との差分」にあたるデータファイルを作っておき、再生時に両方を組み合わせることで、可逆圧縮としても機能する「ハイブリッド圧縮」モードを持っています(非可逆の方のファイル単体でも、非可逆として普通に再生できる)。例えば、携帯端末には不可逆で小さくしたデータを入れておいて、何かの目的でロスレスのデータがほしいときは、その不可逆データと「差分」を組み合わせることで原データを復活させられる、という「一粒で二度おいしい」コーデックです。」

妖精現実 (2006年3月29日) より

「可逆圧縮としてのWavPackは、確かに圧縮率ではTTAにわずかに負けるかもしれない(速度はどちらも速い)。しかしWavPackには非可逆モードがある。MP3、Vorbis、AACなどと違い聴覚心理モデルを用いないアルゴリズムのため、聴覚的に透明になるために必要なビットは高いものの、人間心理のようなあいまいな要素を介さずに、純粋に数学的に(SN比として)誤差を制限できる。

非可逆圧縮として、最も客観的に高品質なのが、このWavPack(とOptimFROG)なのである。

可逆では大きすぎるが、保存用に高品質にしたい、lame 320よりさらに上にしたい、後から再圧縮することまで考慮して…というときはWavPackの出番だ。聴覚心理的に透明であるだけでなく、数学的にも「透明」(誤差極小)。サイズも、通常のMP3などよりは倍近く大きいものの、可逆圧縮に比べると約半分のサイズ。

可逆にするにしても、TTAより圧縮オプションが多く、柔軟な活用ができる。特に2ファイルに分けて可逆圧縮するハイブリッド・モードはユニークで、「データを可逆で保存したいが、持ち運び用などに小さい非可逆ファイルもほしい」というときに、例えばFLACとMP3というように二種類作らなくても、WavPackのハイブリッドで無駄なく一石二鳥となる。OptimFROGにもほぼ同様のオプション(DualStream)があるが、WavPackの方が処理がずっと速いし、OptimFROGは現状、動画の音声成分に使えない(WavPackは使える)。

TTAは確かに良いのだが、ソフトウェア・サポートは必ずしも進んでいない。WavPackの方が、サポートの度合いが大きいだろう。

(TTA+CUE).mka を紹介したことを少し後悔しているのは、再生サポートの問題がいちばん大きい。CoreCodec と TTA作者がしっくりいかず、CoreTTA は幻で終わる可能性が高い。ハイブリッドモード(.wvcファイルの自動ロード)までサポートしている CoreWavPack と比べると、TTAのサポートは多少遅れ気味という気がする。

開発自体が停滞しているFLACと比べても、WavPack は活気があるし、今日の標準では、FLACの圧縮率も速度も必ずしも満足できるものではなくなってしまった。開発中のAPE 4.x も、もしかすると有力だが、今のAPEは圧縮率こそ素晴らしいが、マルチチャンネル非対応の上、エラー耐性も弱く、アーカイブ用にはお勧めできない。

こうした状況を考えれば、WavPackがFLACに代わり、ロスレスの代表格になってもおかしくない。」

http://www.faireal.net/dat/d6/d60329a.xml

妖精現実 (2006年12月12日) より
「WavPackとは
WavPack (.wv) は、FLACやAPE同様、音質をいっさい損なわないロスレス(可逆)圧縮ができる。非可逆モードもあり、非可逆の場合、可逆との差分を.wvcファイルに保存することもできる。OptimFROG (.ofr)の DualStream (.ofs+.ofc)とよく似ているが、WavPack の場合、Hybrid と呼ぶ。正式には、非可逆で圧縮した場合、WVCを作る作らないにかかわらず hybrid compression と言う。一般的には、WVCを作った場合を hybrid 作らない場合を lossy と言う。
要するに、WavPack には実用上、Lossless / Hybrid / Lossy の3モードがある。OptimFROG の場合、可逆は.ofr、非可逆(デュアルの本体)は.ofsだが、 WavPackの場合、可逆・非可逆(ハイブリッドの本体)とも同じ拡張子.wvなので注意してほしい。OptimFROG、WavPackとも拡張子の最後にCが付くのが補正(Correction)ファイルである(OFCとWVC)。
非可逆モードの実際
WavPack の Lossy は、あくまで Lossless の派生で、高圧縮には向かない。ほぼ純粋数学的な(人間の聴覚特性を考慮しない)近似アプローチのため、 160 〜 200 kbps 程度では、音響心理を考慮した MP3、AAC、Vorbis などに比べ感覚上の音質が劣る(一般人でも判別できる程度の明らかな違い)。半面、ロスレス由来のアルゴリズムなので、アーティファクト(圧縮したことに起因する特徴的な歪み)が起きにくい。WVCを保存しておけば「普段は小さいスペースに非可逆で詰め込んでおき、いざというときは可逆でWAVに戻す」という使い方もできる。
WavPack の -h は、可逆では圧縮率優先(可逆なので音質は変わらない)、非可逆なら同じサイズで音質優先、という意味になる。非可逆でも“圧縮率優先”なら、同じスペースにより多くのデータを詰め込める=音質が上がるというわけだが、非可逆の場合、レート指定なので圧縮率優先と言っても実際の圧縮率は基本的には変わらない。
複雑なだけに再生対応状況は要注意
Lossless の場合、圧縮率も圧縮速度も優秀だが、 2006年現在、FLAC や APE ほど普及していないのが実情だ。普及していない(知名度が高くない)ことそれ自体はどうでもいいのだが、他のソフトの開発者もよく知らない…ということは、さまざまな混乱の原因になる。ロスレス以外にもモードがあって、WVCのような複雑な仕組みもあるので、内容を把握していないと完全対応するのが難しいからだ。
例えば、最近 ffmpeg / ffdshow でもサポートされているが、可逆モードのみ対応という中途半端な状態だ。 Matroska でも仕様上はWVCまで対応しているが、実装においては、Gabest のスプリッターはWVCに対応できていない(Haali版は対応済み)。WV+WVCのロスレスをWVだけのロシー再生している(普通に音が鳴るのでこのバグは分かりにくい)。別の意味でひどいのはVLCで、更新記録にはWavPackに対応と書いてあるが、まったく対応していない…。FLAC だったら、機能が限られていることもあるが、こんな混乱はあり得ない。
(余談だが、 RadLight の OFG DirectShow フィルター 1.0.0.1 も「DualStream対応」と書いてあるが、OFSには対応しているもののOFS+OFCには対応していない。)
可逆コーデックとして基本的な使い方をしている分には問題ないはずだが、 WVCなどの複雑なことをする場合、「WavPack対応」と書いてあるプレーヤーでも、事実関係を確認する必要がある。foobar2000 では当然のごとくデフォルトで対応しているし、最近、WinZIP のWAV圧縮に採用されるなど、伸び盛りの形式という印象は強いが、伸び盛りのフォーマットは知名度が低く、開発者の間でも理解が中途半端だったりして、対応状況は往々にして未熟半熟。それを試すのが魅力、普及していない珍しい形式をいじるとワクワクする…というマニアはともかく、一般に広くお勧めできる段階ではない。枯れているFLACに安心感があるのは、そういう面も大きいだろう。多少古めかしい感じがし、圧縮率などでわずかに及ばなくても、仕様の安定性は重要であり、性能の善し悪しだけが価値ではない。」
【WavPack】
コマンドライン
公式版 http://www.wavpack.com/
wisodev(Wiesław Šoltés)版(WavPack 4.31から派生) http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=43731
【WavPack frontend】
フロントエンド
http://members.home.nl/w.speek/

作成

WAVE→WavPack

  1. WavPackと同じフォルダにフロントエンドをコピーして
    「WavPack frontend.exe」を起動する。
  2. ファイルをリストに入れる。
    可逆圧縮・・・「Lossless」タブ
    • 「Mode」は「High」が最も圧縮率が高い
    • 「Create self-extracting executable」にチェックを入れると自己解凍できるものを作る
    不可逆圧縮・・・「Hybrid」タブ
    • 「Quality」で音質を設定する(数値は平均であり作者は320〜384を推奨)
    • 「High quality」にチェックを入れると音が良くなる
    • 「Create correction file」にチェックを入れると差分も作る(可逆より高い音質に設定すると差分は自動で消される)
    • 「Create self-extracting executable」にチェックを入れると自己解凍できるものを作る
    WAVEに戻す・・・「Unpack」タブ
    「Output directory」に何も指定しなければ元のファイルと同じ場所になる。
  3. 「Go」を押す。
WavPack→自己解凍形式

「Create self-extracting executable」にチェックを入れなかった場合でも、WavPackファイルから自己解凍ファイルを作成することができます。

例えば以下の文字列をメモ帳などで「wv2exe.bat」という名前でwvselfx.exeと同じ場所に保存し、wv2exe.batにWavPackファイルを放り込んでください。WavPackファイルの入ったフォルダを放り込んでもかまいません。

バッチファイル[wv2exe.bat]

if not "%~1" == "" goto not-alone
echo off
cls
echo このバッチファイルと同じ場所にwvselfx.exeを置いて
echo このバッチファイルにWavPackファイルを放り込んでください。
echo WavPackファイルの入ったフォルダを放り込んでもかまいません。
echo.
pause
goto :EOF
:not-alone

if exist "%~dp0wvselfx.exe" goto wvselfx-end
echo off
cls
echo このバッチファイルと同じ場所に
echo wvselfx.exeがありません。
echo.
pause
goto :EOF
:wvselfx-end

if exist "%~1\" goto directory

if /i "%~x1" == ".wv" goto ext-end
echo off
cls
echo "%~nx1"を読み込もうとしたので中止しました。
echo WavPackファイルを放り込んでください。
echo.
pause
goto :EOF
:ext-end

cd /d "%~dp1"
copy /-y /b "%~dp0wvselfx.exe" + "%~1" "%~dpn1.exe"
goto :EOF

:directory
cd /d "%~1"
for /r %%a in (*.wv) do title "%%~na.exe" & copy /-y /b "%~dp0wvselfx.exe" + "%%a" "%%~dpna.exe"
title 完了
echo off
cls
echo 完了しました。
pause
goto :EOF
  • HybridモードでエンコードされたWavPackファイルから自己解凍ファイルを作成した場合、自己解凍ファイルを実行すると、自己解凍ファイルと同じ場所に同名の差分ファイルがあれば、差分を使ってデコードされます。
  • CUEシートが埋め込まれたWavPackファイルから自己解凍ファイルを作成した場合、自己解凍ファイルを実行すると、WAVEファイルと同じ場所に同名のCUEシートが書き出されます。

CD→WavPack

http://wiki.hydrogenaudio.org/index.php?title=EAC_and_WavPack

  1. Exact Audio Copyをインストール・日本語化。
  2. WavPackをインストール。
  3. 「EAC」→「エンコードオプション」の「外部エンコーダ」タブで
    「エンコーダ別パラメータ」で「ユーザー定義のエンコーダ」を選び
    「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」欄でwavpack.exeの場所を指定し
    「使用する拡張子」欄に「.wv」と入力し
    「追加のコマンドラインオプション」欄に例えば
    • Hybridモード(差分あり)(「CRCチェックを使用」のチェックの有無により差分の有無を切り替えられます。常に差分が必要なら2つの“%c”を削除してください。)
      • 「-hmtb384 %s %d %c-c %o%c」(4.2b2以前)
      • 「-hmtb384 %s %d %c-c %o%c -w "Artist=%a" -w "Title=%t" -w "Album=%g" -w "Year=%y" -w "Track=%n" -w "Totaltracks=%x" -w "Genre=%m" -w "FREEDB=%f" -w "CRC=%b" -w "Comment=%e"」(4.2b3以降4.4a1以前)
      • 「-xmtb384 %s %d %c-c %o%c -w "Artist=%a" -w "Title=%t" -w "Album=%g" -w "Year=%y" -w "Track=%n" -w "Totaltracks=%x" -w "Genre=%m" -w "FREEDB=%f" -w "CRC=%b" -w "Comment=%e"」(4.4a2以降)
    • Hybridモード(差分なし)
      • 「-hmtb384 %s」(4.2b2以前)
      • 「-hmtb384 %s %d -w "Artist=%a" -w "Title=%t" -w "Album=%g" -w "Year=%y" -w "Track=%n" -w "Totaltracks=%x" -w "Genre=%m" -w "FREEDB=%f" -w "CRC=%b" -w "Comment=%e"」(4.2b3以降4.4a1以前)
      • 「-xmtb384 %s %d -w "Artist=%a" -w "Title=%t" -w "Album=%g" -w "Year=%y" -w "Track=%n" -w "Totaltracks=%x" -w "Genre=%m" -w "FREEDB=%f" -w "CRC=%b" -w "Comment=%e"」(4.4a2以降)
    • Losslessモード
      • 「-hmt %s」(4.2b2以前)
      • 「-hmt %s %d -w "Artist=%a" -w "Title=%t" -w "Album=%g" -w "Year=%y" -w "Track=%n" -w "Totaltracks=%x" -w "Genre=%m" -w "FREEDB=%f" -w "CRC=%b" -w "Comment=%e"」(4.2b3以降4.4a1以前)
      • 「-xmt %s %d -w "Artist=%a" -w "Title=%t" -w "Album=%g" -w "Year=%y" -w "Track=%n" -w "Totaltracks=%x" -w "Genre=%m" -w "FREEDB=%f" -w "CRC=%b" -w "Comment=%e"」(4.4a2以降)
    • Losslessモード(自己解凍)
      • 「-hmte %s」(4.2b2以前)
      • 「-hmte %s %d -w "Artist=%a" -w "Title=%t" -w "Album=%g" -w "Year=%y" -w "Track=%n" -w "Totaltracks=%x" -w "Genre=%m" -w "FREEDB=%f" -w "CRC=%b" -w "Comment=%e"」(4.2b3以降4.4a1以前)
      • 「-xmte %s %d -w "Artist=%a" -w "Title=%t" -w "Album=%g" -w "Year=%y" -w "Track=%n" -w "Totaltracks=%x" -w "Genre=%m" -w "FREEDB=%f" -w "CRC=%b" -w "Comment=%e"」(4.4a2以降)
    と入力して
    (4.2b3以降は「ID3タグを追加」のチェックをはずし)
    「OK」を押す。
    (自己解凍モードは「使用する拡張子」欄に「.exe」と入力したほうがいいかもしれませんが、WAVEに戻すとタグを見られなくなるのでWAVEに戻すときに.wvから.exeに変えればいいと思われます。)
    WavPack(高ビットレート)の-hと-x「384 で -h を使えば、確かに理論的には音質は向上するが、-h がなくてもすでに十分以上の音質で、-h を使うと処理時間が倍増するから、このレートでは実際上 -h は要らない、「理論的には使ってもいいが、使う必要ない」というのが作者の見解。」
    「おおざっぱに -h は計算を高精度でていねいにやる(だから必ずある程度は音質が向上する)といった一般的なオプションであるのに対して、 -x は「圧縮しにくい難しいパターンを検出して、適切な処理を行う」というオプションだという。 -x はほとんどの場合、大きな音質向上にはつながらないが、「難しいパターン」があったときには絶大な威力を発揮する。だから超高レートでは、-h はなくても事実上問題ないが、通常のアルゴリズムではうまく圧縮できないパターンがたまたまあっても対処できるように -x は使うのが無難、という結論のようだ。高レートの高音質志向で h と x のどちらかを省くとしたら、h を省いたほうが良い、ということになる。」
    Wavpack lossy 400kbps, parameters EAC + foobarにて、再びbryantの回答。「最近、高ビットレートでは-hを使わないことを推奨しています。highモードを使っても、再生時のCPU負荷が上がるわりには、音質の向上は極めて少ないからです。もし時間があるなら、-xスイッチは使った方が良く、これは少し(場合によっては大いに)音質を向上させ、再生時負荷を下げます。」
    高レートで-hを使わないことについて、既に音質が十分で圧縮が遅くなるだけだから、というだけでなく、対称モードなので当然ながら、無駄に再生時負荷も上がる、ということも指摘。非対称モードを発動する-xは、逆に圧縮は遅くなる代わり、デコードが速くなる(再生時負荷が下がる)。音質的にも(特に「普通でない」パターンでは)効果がある。
    マニュアルを見ると、音質重視の設定が -hb256x -hb320x -b384x となっていて、384のときはなぜhがついていないのか、疑問に思うユーザが多いようです。
    ただ、ここで注意しないといけないのは、-hは遅くなると言っても、2倍のオーダーで、極端には遅くならない、-h単体ではそれなりに速い。それに対して、-xは10倍くらい極端に遅くなる。作者は「時間があるなら-xは使った方がいい」と言っているが、これは「ちょっと遅くなるだけ」といった気軽に使えるオプションではないです。-hと-xを併用すると20倍くらい遅くなる。そして「遅さの割に効果がないので-hなし推奨」といっても、-hb384xにしたとき遅さの主な原因は-hでなく-x。また、より低いレートでは、音質重視なら当然-hであり、開発者が言っているのは「高レートでは」という限定での話。
    再生時負荷の違いは、通常のPCではせいぜい1%が2%に増えるといった程度のもので、CPUパワーのない携帯用端末で再生する…などの特殊な用途でない限り、問題ないでしょう。-h -xは実質的に「時間と音質のトレードオフ」。-xは非対称モード発動というより、標準でないパターンも克服できる柔軟性を持たせるスイッチと思った方が実際的と思います。」
    by 妖精現実 http://www.faireal.net/dat/d3/d30831.xml
    (ただし、-xの速度は4.4a2で改善されています。)
  4. 音楽CDを入れてコピーしたい曲を選んで、左端の上から2つ目の「MP3」ボタンを押す。

再生

1初めから対応しているプレーヤーで再生

【KbMedia Player】
http://hwm5.gyao.ne.jp/kobarin/
【foobar2000】
http://www.foobar2000.org/
(日本語化 http://tnetsixenon.xrea.jp/ )
(解説 http://foobar2000.xrea.jp/ )
(解説 http://wikiwiki.jp/foobar2000/ )

2プラグイン追加で対応させて再生

【Winamp】
音楽再生ソフト
http://www.winamp.com/
(日本語化 http://www.win32lab.com/ )
【Seeking WavPack Player Plugin for Winamp】
WavPackに同梱されている「in_wv.dll」をWinampのPluginsフォルダに入れる
再生に差分を使うかどうかを設定できる
http://www.wavpack.com/

3Windows Media PlayerなどでDirectShow再生

どちらでもいい

【CoreWavPack】
DirectShowフィルター(スプリッタ同梱)
http://corewavpack.corecodec.org/
http://corecodec.org/projects/corewavpack/
http://coreforge.org/projects/coredsf/
http://www.wavpack.com/
【DC-Bass Source】
http://www.dsp-worx.de/
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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