【故事成語(こじせいご)】 塞翁が馬 |
【読み方】 さいおうがうま |
【意 味】 人生の運・不運や幸・不幸は予測できないものだということ |
【由 来】 国境のとりで(塞 さい)の近くに住んでいた老人(翁 おう)は 飼っている馬に逃げられるという不運にあったが、やがてその 馬が別のりっぱな馬をつれて帰ってくるという幸運となった。と ころが、今度はそのりっぱな馬に乗っていた老人の息子が馬 から落ちて足の骨を折るという不運になった。人々はその不運を 同情したが、やがて今度は戦争が起こり若い人はみんな兵隊 に連れて行かれ、死んでしまったのに、老人の息子は骨折のお かげで戦争に行かずに助かるという幸運となった。このことから、 不運が幸運になったり、幸運が不運になったりするため、人生は 予測できないというこの語が出来た。 (淮南子 えなんじ) |
【備 考】 人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)ともいう。 |