134. 杏子の妹 "吹雪陽子"婦警(竹田かほり)
1.吹雪陽子 婦警
吹雪杏子刑事には、妹の「陽子」がいる。
この妹は、婦人警官として所轄の警察署で交通係。
住まいは姉の杏子と2人で田園調布の家に住んでいる。
吹雪刑事の妹として、4回出演したセミレギュラーである。
しかも、吹雪杏子と自宅でチョット会話する程度の出演ではなく、事件に直接からむシーンの重要な役柄が常に与えられており、単なるGメンの家族としての出演ではないのが、見どころとなっている。
吹雪陽子を演じたのは、竹田かほりさん。
2.Gメン75に出演したメンバーの家族
Gメン75では、メンバーの家族(父母・兄弟・姉妹)が登場することは少ない。
4回も出演したのは吹雪陽子が初めてであり、レギュラーの家族としてセミレギュラー出演した意義は大きい。
しかもGメンの家族らは、出演しても殆どが死んでしまうか行方不明になる。その生存率は僅か数%しかない。
セミレギュラーとして4回も出演し、何度もピンチに遭遇したにもかかわらず、最後まで生き永らえた吹雪陽子婦警は
珍しい存在である。
<出演したGメンの家族たち> 吹雪姉妹と立花警部
草野刑事 | 父親1(死去) |
父親2(死去) | |
育ての親(死去) | |
兄(死去) | |
津坂刑事 | 父親(死去:殉職) |
山田刑事 | 弟 |
立花警部補 | 妻(死去) |
子1人(死去) | |
妹(死去) | |
速水刑事 | 父親(死去) |
姉(死去) | |
田口刑事 | 姉(パリで消息不明) |
島谷刑事 | 弟2人(死去) |
吹雪刑事 | 父親(死去:殉職) |
妹 陽子(セミレギュラー) | |
賀川刑事 | 弟(死去) |
津村警部補 | 父親(死去:殉職) |
母親(同居) | |
姉3人(中国で消息不明) | |
早坂警部補Gメン82 | 妹(死去) |
3."妹”陽子婦警の出演シーン
明るく若さを満喫していて脳天気なところがあり、楽観主義で仕事で注意を受けても気にならない得な?性格。
吹雪刑事の私生活を描く場面としての意味もあるが、事件に関係することが殆どの出演であった。
そしてピンチに遭遇することが多く、そのおかげで吹雪刑事は捜査にますます熱を込める。
「私は婦人警官よ」とBFに話したり、目の前で事件が起これば犯人を追いかけるなど、向こう意気は強い。
但し格闘技の方は、姉の杏子のように強くはない。
<出演作品>
261話 1980(S.55) 5/31 初夏の夜 女の部屋に忍ぶこそ泥
263話 1980(S.55) 6/14 痴漢のアリバイ
272話 1980(S.55) 8/16 東京−神戸 電話殺人
284話 1980(S.55) 11/8 金髪女性バスルーム殺人事件
DVD第3弾の解説で藤田三保子さんは、吹雪刑事の姉妹はともに良くピンチに陥ったと話されている。
(ところが響圭子刑事は、チャボ&飛鳥さんのHPによると拉致された回数は
多い、ご自身がピンチになったことは、忘れておられるかも知れない)
4."妹"を演じた「竹田かほり」の、Gメン75の他の作品
私が覚えているのは、
吹雪陽子婦警を演じた、竹田かほりは「ニューカレドニア」関連の計3作品に出演している。
1)2部作ではアキナガ・エミリー役でGメンと対立。
2)219話ニューカレドニア新婚殺人事件では早川リサ(右の画像)。
219話では、帽子とサングラスで変装した謎と女として登場し、新藤恵美さんを張り倒すシーンもある。
5."妹"と"姉”の年齢について
妹の陽子は、姉の杏子より2〜3歳は年下のように見えるが、実はこの妹は姉よりも年上なのである。
と言っても、これは演じている女優本人の実年齢の話。
つまり竹田かほりさんは、中島はるみさんよりも1歳年上である。