136.吹雪杏子の父親
1.吹雪刑事の父親
吹雪刑事の父親が、256話「死体に呼ばれた女刑事」に登場する。
思い出としてではあるが、重要な役柄として登場している。
杏子の楽しかった頃の思い出、大学時代の思い出のシーンとして登場し、父親の相棒の刑事が語る中にも、杏子の父親が登場する。
その父親は杏子が大学2年の時に、麻薬犯罪の捜査中に殉職してしまった。
2人の姉妹を残して。
2.父親の影響?
杏子が警察に入ったのは、以前から憧れていたからとの事であるが、やはり刑事だった父親の影響によるものかと思う。
刑事として犯罪を憎み、犯罪者を追いかけていた父親の影響があったのだと思う。
妹の陽子も警察官になったことからも、そのことが伺える。
実際に杏子の父親か登場するのは1話だけであるが、父親に影響を受けて警察に入っただろう事と、
父親が残してくれた田園調布の邸宅が、ドラマに父親の影響を残している。
3.父親の部下の刑事
吹雪杏子がSP隊員になった時の指導教官は相原という刑事。
この相原刑事にも杏子は強い影響を受けている。
この相原は、杏子の亡なった父親と中央署で仕事を一緒にしていた、部下の刑事だった。(右の画像)
父親との関係で、杏子が大学生の時には相原刑事と顔見知りになっていて、杏子が警察に憧れたのは父親の影響は大きいとは言え、相原刑事の影響もあったように思う。
というのも相原刑事に関連する思い出シーンは、どうも吹雪刑事がまんざらではなさそうに見えるからである。
杏子が相原刑事に憧れる気持ちがあっただけでなく、相原刑事にも他の婦人警官とちがって杏子には単に上役だった父親の刑事の娘というだけではなかったような気がする。
吹雪刑事にとって楽しかった頃の、思い出の1ページである。
そして犯罪捜査に当たり、杏子は恩師である相原刑事の言葉をひとつひとつ思い出して、犯人に迫っていく。
4.「吹雪」という名と「墓石」
「吹雪」と言う苗字は、非常に珍しいようである。
私の知っている人にはいないし、芸能人にもいないだろう。
(「風吹」や、下の名前が○○吹雪ならおられるが)
電話番号案内で調べたことがあるが、大阪市内には「吹雪」という苗字は1人もいなかった。 (電話案内の方には気の毒なことをしたが)
256話の終盤近く、吹雪刑事が先祖の墓参りに行くシーンがある。
その時には、「吹雪家」の名の入っている墓石がある。
本物らしく見えたが、細工したのではないかと考えている。
それとも、本当に「吹雪家」という名前の墓石を、スタッフが見つけて来たのかも知れない。