上部漸深底帯底生魚02

まん丸っこいウチワのような姿で一見ユニークですがシビレエイ亜目は頭付近に発電器官があって小魚や底生の生き物を麻痺させて食べる習性を持っています。近寄らない方がいいでしょう。コマンドルカスベはガンギエイの仲間で何といっても背中に走るはっきりくっきりしたトゲトゲが特徴です。ヤマトシビレエイが棲息する南方系とは対象的にベーリング海、オホーツク海、千島列島あたりの冷たい海底を好みエビ、カニ、小魚を食べています。底曳き網で獲れてもせいぜいかまぼこの原料になる程度のようです。ちなみに背びれはともに二つずつありヤマトシビレエイはわかりやすいですよね、コマンドルカスベは尻尾の後ろの方に小さく二つ見えるのが背びれです。尾びれはさらにその先端に申し訳程度に付いています。
1.ヤマトシビレエイ
 Torpede tokionis
 100p

2.コマンドルカスベ
 Bathyraja lindbergi
 90p