上部漸深底帯底生魚04

似たような顔ぶれですが微妙に違います。ソコアイアナゴはアナゴ科の珍しい種類で胃袋が極めて大きいそうです。貪欲に何でも食べるタチかもしれません。ワタクズハモとハシナガアナゴはともにハモ科に属し鉛筆のように尖った顔が特徴です。ハモといえば夏が旬のよく知られた食用魚ですね。小骨が多いので骨切りをしてお吸い物に入れると花が咲いたようになる、何とも上品な印象の魚です。そしてクズアナゴも尖った細面(ほそおもて)が売りのクズアナゴ科魚類です。これらはいずれもアナゴ亜目に分類され、共通の特徴としてウロコが無く発達した側線を持っています。ちなみにどのくらいの種類がいるかというとアナゴ科が全世界で約150種、ハモ科が約8種、クズアナゴ科が約30種、となっています。ハモは種類が少ないんですね。
1.ソコアイアナゴ
 Bathyuroconger vicinus
 70p

2.ワタクズハモ
 Gavialiceps taeniola
 90p

3.ハシナガアナゴ
 Oxyconger leptognathus
 60p

4.クズアナゴ
 Nettastoma parviceps
 72p