下部漸深層遊泳魚02

ひときわ大きなサメはオンデンザメ、駿河湾でフランスの深海潜水艇ノチールが推定7Mの同種を観察しています。ツノザメ目の中では最大の大きさになるサメです。オンデンザメと同属のカエルザメはやや小さめでともにつぶらな瞳を持っていますが、こちらは非常に珍しい種類で数個体の採取記録しかないそうです。ツノザメ目の特徴は背びれが二つ、尻びれがなくてエラ孔が五対、でキクザメ科、ヨロイザメ科、アイザメ科、ツノザメ科の計七十数種が知られています。深海性が多いようです。ヨロイザメのウロコはトゲ状で硬くそれが名前の由来となりました。ザラザラ感は高級ヤスリやワサビおろしとして珍重されています。それに比較してマルバラユメザメのウロコはツルツルしています。ちなみにツノザメの仲間の年齢を調べるには背びれのトゲにある輪紋から推定するそうです。
1.オンデンザメ
 Somniosus pacificus
 700p

2.カエルザメ
 Somniosus longus
 150p

3.マルバラユメザメ
 Centroscymnus coelolepis
 100p

4.ヨロイザメ
 Dalatias licha
 200p