上部漸深層遊泳魚11

体が柔らかいのでしょうか、コンニャクイワシと名付けられたグループです。いずれも褐色の肌とウロコのない頭、背びれと尻びれは体の後ろの方に寄っています。アラメコンニャクイワシの頭は特に大きく体長の三分の一もあります。トガリコンニャクイワシはその名のとおり鼻先がヘラ状にとんがっています。オキナワコンニャクイワシはそこまで突き出してはいませんが上から見ると三角にとんがっています。キュウリウオ目セキトリイワシ科に属します。キュウリとかコンニャクとか身近な食材の名前がついてますがイメージはかなり違います。キュウリウオ目というのはかつてサケ目に含まれていたそうです。このように詳しい研究が進んでいくと同じと考えていた種類が全く別だったりまたその逆だったり、そして研究者によって違っていたり分類は今でも確定しないことが割と多いようです。それだけ難しいんでしょうね。
1.アラメコンニャクイワシ
 Alepocephalus australis
 43p

2.トガリコンニャクイワシ
 Alepocephalus longiceps
 16p

3.オキナワコンニャクイワシ
 Alepocephalus triangularis
 24p