上部漸深底帯底生魚
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ウズラの卵のフラダンスです。近づいてようやく正体が分かる可愛らしいイカです。ダンゴイカの仲間で海底と微妙な距離関係を保ってヒレをひらひらホバリングしています。何だか見てると喧騒な弱肉強食の世界とは無縁で平和な感じがします(実際はどうだか分かりませんが…)。お腹側に発光器があるそうですが海底をぼんやり照らしているんですかねぇ。そこまで明るくないか。さてその光景を見つめるトゲヒラタエビは対照的に赤が鮮やかです。この仲間は八十種以上が知られており種類によっては六千M以上の深さからも知られている典型的な深海性のエビです。お腹のうしろ半分の節には曲がらないようにするための凹凸(引っ掛かりの突起)があるそうです。天敵に見つかったら突っ張って簡単には食べられないようにしているのでしょうか。 |
1.Glyphocrangon hastacauda トゲヒラタエビ 14p 2.Heteroteuthis hawaiiensis ハワイヒカリダンゴイカ 2.5p |
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