いろいろ 2008年5月31日

受診も終え、2泊3日のプチ旅から帰宅しました。

小腸バイパス術後の私の排便は、少量ずつ一日に7から8回程・・・という状況です。
大腸肛門科の診察では 「骨盤底出口閉鎖症」のうちの直腸重積はオペで治しているからOK、レクトシールの状態もなく、息み時の全体の下垂も問題無し。
問題なのは、息み時に直腸肛門がうまく開かないという点でした。分類するとしたら、アニスムスになるのでしょうか。ですから、排便の最初に手助けが必要なのです。

確かに、外出時はトイレのことが心配です。キシロカインゼリー、ディスポ手袋は常時携帯必須ですが、今の私としては、便意頻回でも通過しているという方に意味を感じています。

砺波ではおよそ半年ぶりで友人とも会い、マックでマックフルーリーを食べつつお喋りも。
私が入院中にチューリップ畑の写真を彼女がメールしてくれました。一面に咲くチューリップは美しく素晴らしい風景だったのですが、その本場である砺波では、畑に咲くそれらは花ではなく球根を育てることが目的なので、咲いた花は二三日で切り取られてしまうのだそうです。
今朝の天声人語は、苦境の中から立ち上がろうとする人々がいるということが書かれたものでした。 その中から気になった言葉、「人はたくさん失敗し、たくさん成功もする。どっちにしても大した事はない。自分は自分だと思える様になる」・・・自分は自分だと思えるようになる・・・。
折角咲いた花を切られても自分の使命「よりよい球根を育てる」に徹するチューリップの話とかぶさってね・・・・。


いろいろ 2008年5月30日

ストーマ造設の前に、今考えればおかしいけれど、なんだかまるで最後みたいな感じで友人と食事に行った時にも大好きな海老を食べたっけ・・・と金沢での夜、格別ぷりっぷりっの特大ぼたん海老の寿司を二貫いただきながら思い出す・・・えびちゃんagain!!

この二年、何度も北陸を訪れていますが、ラコールや点滴持参で、美味しい物をいただいたのは初めてです。
食べた後には、えびちゃん通過して・・・とそんな心配がありますが、通過障害を起こさない為には、充分な咀嚼と同時に、自分に見合った量でストップさせる事だと思います。
「のどぐろ、生たこ、ふくらぎ、ほたるいか、ガスエビ」等々北陸ならではの食材がたくさん並んでいようが、ぼたん海老二貫で満足し堪能し、これらはまた次のチャンスにとっておくこと・・。栄養源としてはラコールを持ってきているのですしね。

退院後まだ日の浅いこの時期の北陸プチ旅行の目的は、砺波の「骨盤底再建センター」の再診です。術後二年経過、私は今何ら問題はありませんが、「骨盤臓器脱ネット」に関するご相談も含めてやってきました。


いろいろ 2008年5月28日

昨日は、退院後初の受診日でした。
採血の結果、炎症反応、肝機能、ヘモグロビンはそれぞれ改善していてよい結果でした。ただ、凝固関連の数値がよくなく、ワーファリンが増量となりました。

肺塞栓の方はこんな感じで、それより何より、ビックな事実は充分な量でないにしろ、お粥が無事通過しているという点。Mグループの先生方も万歳して喜んでました。
難治性腸閉塞に対するあのオペの症例は最近いくつかあったのですよ・・・とMちぃ。 ん?もしかして、初めて・・・・で・し・た?そりゃそうだ滅多にないね・・・と心の中で思い、だったら、患者心得・・・ずっと通過障害を起こす事なく成功させてやろじゃないか!

話は変わり、昨夜の献立で、パスタサラダを作った時にちょぴり味見をしたら、めちゃ旨・・・が、パスタを噛まずに飲んだ!と思った瞬間に口の中を思いっきり噛んで・・・。
ワーファリン内服後初めての出血。
効きが充分でなくて増量となったにも関わらず、血はなかなか止まらないということを実体験しました。


いろいろ 2008年5月26日

名古屋最高気温30度近くで、暑い日でした。汗をかくので貼っている咳止めの気管支拡張のテープが痒!。
汗をかくということは、その分の水分摂取をせねば・・・。あらたな血栓を作らない為に!。水は恐々そろそろと口に含んで飲んでいた状態から、今は、ごくごくと飲むことができます。

連夜、バレーボールを観ていて自分もトレーニングをすれば、なんだか力のアップができそうだと刺激されるから、単純というかなんというか・・
輸血により大分血が入れ替わったから性格変わったかも・・・なんて友人と話ていましたが・・・やっぱり変わっていません・・・・ね。
すぐに疲れて昼寝ばかりから脱して、もそもそと動きたくなってきました。今度は消費カロリーが摂取カロリーを上回ってしまいそうでそのあたり注意です。

小腸バイパス術に向う前に合格したヤフーインターネット検定「タイピングエキスパート2級」の認定証が届きました。


いろいろ 2008年5月25日

昨年、よそ様のお宅に咲いていてとても素敵だと思い、次の夏には植えたいものだと思っていた花の苗をゲットしました。
他の花屋さんの店頭では見かけた事がないのですが、咲いていたお宅の隣が花屋さんでそこで手に入れたに違いなしと睨んでね。

名前は、「ローズジャイアント」。 話によると霜が降りるまで楽しむことができるそうです。皆さんお楽しみに!

我が家で使わないもの等は、隣の父宅に置いてある事が多いのです。
ペンキで模様をつけて飾って、家の中で「ぽち」をかけてガラガラしていたオリジナル点滴棒もそのひとつ。壊すのはしのびなく、父が持って行っていました。

ふと行ってみると、なんと帽子掛けとして再利用されて・・・・・。


いろいろ 2008年5月23日

ポートを抜去したのでHPN(在宅中心栄養)の道具のお片付け。
急な入院だったので、前日に調剤薬局からフルカリック2号やらルートが届いたばかり。それぞれ大量在庫充分。
他にも固定用のテープや、エタノール、イソジン等々たくさん・・固定用のマイクロポアなど箱買いしていたからね・・・・・。

当然だけれどももったいない話は、一度処方された薬は返却不可だそうですので、栄養満載・・命支えた点滴液を台所に流して処分です。
そして、点滴の空袋、ルート、余った針類を両手に抱え病院へ。医療廃棄物として捨ててもらいました。

仕事仲間は「また、嘘つきになるから何時復職する・・・予定・・・」なんて言わんでよい!と・・・・一般的に既に復職は期待薄となっていますが、私の中ではそうではないので看護部にもちょっとご挨拶・・・。
入退院は勿論、病状に関してもしっかり把握されていますけれどね


いろいろ 2008年5月21日

退院から一週間経過。
退院直後の二日間程は、なんだか動けたものが、その後咳が多くなり、まるで入院疲れとでもいう様なものが発症した感じで、眠気が強くAM.PMと昼寝をしていました。
咳は体を動かすと多く出て、段々軽くなってきている様ですがまだ症状は続いています。 幸い発熱は一度もありません。

息苦しさに関して、これからどのように改善されてゆくものなのか?仕事をする上で私が最も知りたいことですが、「肺塞栓 予後」で検索しても死亡率は出ているのに・・・知りたい部分の情報が得られません。

昨日は、3月5日以来久しぶりに美容院に行ってきました。美容院は二階・・・・階段はふうはあでした。初夏バージョンにカットしてきましたが、本日必須なのは、短くなった事で目立つ白髪のヘアカラー。

3月の手術の時からほとんど入院中であったと考えてよい状態なので、髪も顔もかなり修正が要ります。
毎度のことですが、顔が痩せている状態だと目の上が落ち込み、眉毛と目が著しく近距離となるので、また眉毛の描き方に迷うのです。


いろいろ 2008年5月19日

一年近く、私の栄養をまかなってきた「ぽち」から離脱したので、洗濯物を干したり、食事の支度をする時にフリーで、だいたい自分が家の中を歩く時にガラガラという点滴棒の音がしなくなりました。

昨年の酵母菌への感染、今回のブドウ球菌と真菌の感染と肺塞栓の為、やはり、体内に異物を入れておくのはよろしくない・・・んだねとの声は確かですが、それでも、一年間経腸栄養が出来なかった間、入院せずに自宅で過ごす事を可能にしてくれた中心栄養には感謝しています。

昨日は、念願のホワイトシチューをいただきました。
鶏胸肉、ジャガイモ、タマネギ・・・よく噛んでよく噛んで、お粥は残して、シチューばかり食べちゃいました。
新鮮な味では、焼き麩の三杯酢、顎の両サイドがキュンとしまって、快感でした。


いろいろ 2008年5月17日

今の私のお食事事情は、一応七部粥・・・・。 小腸バイパス術後の計画はこんな風でした。

退院にあたっての、計画
1.嘔吐しないこと。
2.水、お茶が飲める様になる事。
3.流動食が通過できる様になること。
4.固形物が少しでも食べられる様になる事。
2から3週間ずつかけて一段階ずつ勧め、ゆっくり時間をかけ、最終的には、ポートに頼る必要がなくなる事

今、術後約50日経過。1..2.は完全クリア。3もほぼOKで4の段階です。こちらは、計画の通り。50日間「嘔吐ゼロ」。信じがたい事実。
想定外なのは、ポートを抜く時期。
これが早くなったことにより、中心栄養への甘えは許されなくなり、必須経口、経腸栄養。

三部粥、五分粥、そして、七部粥へと慎重にアップして、一年半ぶりにお箸を使う食事となりました。ただし、摂取量が大人が体を維持できる量には到底達していない為に、また、ラコールを飲む必要があります。ラコール(一本200キロカロリー)を二本ないし、三本飲まないとへなへな。
入院中は、抹消から点滴をしていましたが、中心栄養の高カロリーから離脱したことや高熱の為に体重は4キロマイナスとなっているので、これを取り戻さなくてはなりません。

七部粥まで進むと副菜も大分様子が良くなってきます。
くずした豆腐、お芋類のペーストの域から、はんぺん、魚のほぐし身へ、そして、形のある魚の切り身へ。
朝食にロールパンとスープがあ登場した時には、思わず「パン!」いいの?と小さく小さくちぎってスープに入れて食べました。

食事があるということは、一日の時間の流れに区切りがつくものだし、大体素晴らしいことだよね・・と改めて実感する次第で、是非是非維持したいものです。


いろいろ 2008年5月15日

それに関して知識がないということは、その恐ろしさが解らないということで、おそらく先生方の方が驚いたと思います。 (ただし、私の場合は、術後一旦退院していますので、術後初めて脚を動かした時に脚から血栓が飛んだのではありません)

前にも書いた様に中心栄養に使っていたポートからのものです。
4月9日、就寝中に左胸に強烈な痛み発生。
熱も異常な出方であったので受診となる。
CTにて判断し、直ちにポート抜去。

その後、血栓があるとのことで循環器内科の医師によって再度CTやら、エコーを行い、「肺塞栓」と診断されヘパリン点滴、ワーファリン内服開始。
命に関わることなのでと家族にも説明があったが、私自身は知識がないこととそれどころではない、苦しさ・・・。
熱は悪寒を伴う激しいもので、軽く40度越え、当然解熱剤の点滴を使うので一旦下がり、また悪寒という繰り返し。

酸素マスク装着、トイレ歩行禁止でバルーンを入れ、排便に限ってはポータブルトイレ。 歯磨きもベット上という始末。おまけにヘモグロビン6.0で輸血。
こんな状態が10日以上続き、やっと熱が下がったか・・と思うと、再び夜中に左胸部痛と発熱発生。

今度は胸水がたまり、胸膜炎。
抗生剤、抗菌剤の点滴により、やっと症状安定、内服に変え5週間におよぶ入院はやっと終わり、退院の運びとなりました。
ただし、抗凝血薬のワーファリンは血液検査をしつつ、おそらく一生飲む必要があるそうです。
これによる弊害は、納豆が食べられない事。


いろいろ 2008年5月3日

4月10日より高熱の為に入院しています。

「肺塞栓」
中心栄養用のポートから肺の血管に血栓が飛びました。

ポートは直ちに抜去し、循環器内科により、詳しい検査と対応処置が行われました。
血栓はひとつやふたつではなく、肺血流シンチ検査では、「左肺は舌区・下葉の血流の欠損・・・・・右肺は肺突部の血流欠損・・・・」と肺に関してなにも知識がない私にはさっぱりわからない様な結果でした。
40度を越す高熱の方は、感染による敗血症です。
小腸バイパス術は、かなり大きな手術となった為、体への負担も相当なものがあったようで、体力の低下がいろいろ関係しているようです。

今は、胸水がたまり、胸膜炎で熱が続いています。
詳しいことは、また退院後に書きますが、入院はまだしばらく続きます。・・・・・が・・・・三部粥を開始し、目的の経口摂取に関しては着実に進んでいます!!

月毎のいろいろ

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