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オリジナルです。
血のにおいのする少女を作りたくなってやってみました。
エロスとタナトス、セックスとバイオレンスは相性がいい。
好きでやっているからといって、かわいいものはよりかわいく、エロいものはよりエロく、カッコいいものはよりカッコよく、と凝り固まってしまうのもどうかと思いました。
相反する要素をブレンドしたいという意図が入っています。
スイカに塩みたいな話ですが(笑)
情景的なベースをつけたのは当初のイメージどおりということもありますが、見る側の視点を制限したいという意図も若干あります。
模型は360度から見ることができます。
それが模型のよさでもありますが、見る側の自由は、見せる側の不自由でもあります。
この模型のキモはここなのにテメーらぱんつばっかし見てんじゃねえっという事態が容易に起こりうるわけです。
二次元の表現であれば、視点を固定し、見せたいものだけを見せ、見せたくないものを見せないというコントロールが容易です。
視点、アングルの操作可能性。
模型者は二次元の表現力に対してもっと危機感をもっていいと思います。
視点をコントロールする工夫、
視点の固定不能性を逆手に取る方法、
など、模索中です。
今回は前者、視点の制限、に重きを置いています。
背後に壁があるため、後ろからは見えません。
ベースに固定してあるため、下からは見えません。
あえてスカートを中ムクにしてあるため、下から覗き込んでも意味がありませんww
アングルがなぜ重要なのか?
こちら↓をご覧ください。
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能面は硬い木でできていますから形が変わったりはしないはずです。
しかし、シテが顔をあおむければ笑っているように見え、うつむけば悲しんでいるように見える、といわれています。
全身のしぐさからそのように感じさせているというだけではなく、面自体があきらかに変化して見えるのだと。
推測ですが、これは透視画法の考え方で理解できるのではないかと思います。
一本の棒は、傾けるにつれて、見かけ上の長さが短くなっていき、最終的には点になります。
透視画法を短縮画法という場合もあるようです。
同様に、円弧は傾けるにつれ見かけ上の曲率が変化し、最終的には直線になります。
すべての物の形態がこのような変化をこうむります。
目、眉、唇といった面の形態もまた、あくまでも見かけ上ですが、アングルによって変形します。
それはつまり表情が変わるということでは?
人間はパターン認識で瞬間的に事物を判断しますので、なおのこと錯視も起こりやすいという事情もあるのかもしれません。
同様な事態はフィギュアにおいても当然起こりうるものと想定されます。
細部よりも全体の印象を重視したい場合、何らかの対処が必要になるものと思いました。
いずれ自己満足かもしれませんが・・・
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鋏です。
刃物を持たせようと思ったとき、ナイフではありきたりと思いチョイスしました。
しかも錆びています。
切れ味のいい刃物でサクッとやられるより、切れない刃物を力まかせに肉のあわいに押し込まれるほうが、なにやらエゲツナイのではないかと感じるのですww
ポリパテで制作後、リキャストして仕上げました。
ベースの透明部分はパーツではなく、あとから追加したものです。エポキシ樹脂系の接着剤を使用しています。
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