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■787 / inTopicNo.1)  Re[18]: BM 第3章 15:ウェイダンにいこう!
  
□投稿者/ 石頭キャック <マックル(13回)>-(2005/07/18(Mon) 22:16:42/59.141.49.111)
    「さてと・・・・」主人公は数十分かけて支度をした。
    「おい!いそげよ!」下の階からディコスの声が聞こえる。
    まだ宿屋の主人は寝ているらしい。下に行ってみると、ピピルがフィアロンに飴
    をあげていた。どうやらフィアロンが糖分でまともになるということに気づいたらしい。しかし、完全に覚醒することはまだしらないらしい・・・
    そんなこんなで街をでた主人公一行。「さて、そろそろお別れだな。」
    ディコスが唐突に切り出した。「え!?まだ一緒にいてくれるんじゃないの?」
    ピピルは悲しそうだ。「ああ!!とっといっちまえ!!」グロスはうっとうしそうに怒鳴った。「そうか。またあおうね!」フィアロンはノリノリだ。
    「まあ、おまえらとはいろいろあったけどな。もう二度とあいたくねえかもな・・
    えっと・・・・あの・・・まあ・・・・・・ありがとうな・・・・」
    そういうとディコスはすごいスピードで走っていった。
    「ほお・・結構いいこというじゃねえか。ところでよ・・・」
    グロスがなんかもじもじしている?まさか・・・・
    「ミスリルくれー!!!!」キター!!!これ以上グロスに何か渡したら・・・
    「いやだよー!!」そういいながら主人公は逃げ出した。ピピルとフィアロン連れて・・・・「な!!なんでだー!!!!」グロスも追いかけていった。
引用返信/返信 削除キー/
■783 / inTopicNo.2)  Re[17]: BM 第3章 15:ところで…
□投稿者/ レイジ <キング・オブ・マックル(124回)>-(2005/07/18(Mon) 15:28:50/219.19.72.172)
    「あぁ〜疲れた〜。ピピルがワープの霊水持ってて良かったよ。」
    戻ってきてフィアロンはその場で睡眠、グロスはベッドに直行した。
    「とりあえずディコスを教会に連れていって解毒してもらおう。」
    主人公とピピルでディコスを教会まで運んだ。
    「凄い毒だ。一体どうやったらこんなに強い毒が…。」
    教会の神父が言うんだから相当強い毒のようだ。
    「君、リポイズンは使えるかね?」
    「はい、使えます。」
    「なら手伝ってくれないか。1人ではとても無理だ。」
    神父とピピルで解毒することになった。
    『リポイズン』!
    「おお、すっかり良くなったぜ!ありながとな。」
    毒は抜け、ほとんど戦っていなかったディコスはすっかり元気になった…と思いきや
    走って宿のへ向かってしまった。毒のせいで相当疲れていたようだ。
    「僕たちも休もうか。」
    主人公とピピルも宿で休むことにした。

    翌朝…。

    「ふぁ〜。グロスのいびきが無かったおかげでよく寝れたよ。」
    実際はいびきをしていたのだが相当疲れていたのか聞こえなかったらしい。
    「……。何か忘れている気がする…。」

    「ああぁぁー--!!!!犯人!!!!」

    皆必死で戦っていたため犯人の事などすっかり忘れていた。
    「騒いでいても仕方ないよ。店主を説得しに行こう。」

    店主がいつもいる酒場に到着。
    「あの〜。」
    店主に話し掛けると…。
    「え〜と、客かい?お金ならカウンターに置いといてくれ。」
    「いや〜そうじゃ…、○※△〒〜。」
    「は〜い。わかりました〜。」
    ディコスが主人公を取り押さえ、そういうとさっさと出て行ってしまった。
    他の皆も慌ててディコスについていった。
    「逃げてどうするの?」
    「なに言ってんだよ。あいつはお前たちのこと忘れちまったんだよ。今のうちに逃げれば借金払わずに済むだろ!」
    「そっか!じゃぁさっさっとこの街から出て、ウェイダンに向かおう。」
    「ところでこの町はどこ?」

    ・ ・ ・ ・ ・ ・

    寝ているフィアロンを除くこの5人の中にそれを知っている者は1人もいなかった…。
引用返信/返信 削除キー/
■779 / inTopicNo.3)  Re[16]: BM 第3章 14:宝箱の中身
□投稿者/ 石頭キャック <マックル(9回)>-(2005/07/17(Sun) 14:08:00/59.141.49.111)
    「なにこれ、宝石?」とピピル。「うわあ〜〜おっキナキャラメル〜^^」とフィアロン。「お・・・お宝か?」とドクがまわりながらも盗賊の血が騒ぐディコス。
    「なんだろう・・・これ・・」主人公はそのダイアモンドのようなものをもってみた。その物質はものすごく硬く、しかしとても軽かった。
    「それって、ミスリルじゃねえか??」グロスがいった。「ミスリル?」主人公は
    それがなんなのかわからなかった。「あ?ああ、そうか・・お前らは知らなくても
    無理はねえかもな。ミスリルってのは、、、まあ俺も本で読んだだけだけどよ。」
    なんとグロスも本を読んだことがあるらしい。
    「ミスリルはいままでの勇者、つまり世界を救ったものが装備していた剣は
    すべてミスリルでできていたんだとさ。硬度はオリハルコンみてえに硬くて、
    風船並みに軽い。オリハルコンは世界一かてえけど、めちゃくちゃ重いんだ。
    だから昔から鍛治に重宝されてたみてえだぜ。もっとも、今は発掘される場所は
    ほとんどないけどな。」「へえ・・・・まあとりあえずもちかえろうか・・・」
    主人公はそれをかばんに入れ、宿屋に戻った・・・・
引用返信/返信 削除キー/
■777 / inTopicNo.4)  Re[15]: BM 第3章 14:分身との戦いと塔の奥
□投稿者/ レイジ <キング・オブ・マックル(121回)>-(2005/07/17(Sun) 00:03:09/219.19.72.172)
    「さっさと片付けるぞ!」
    またまたグロスが突っ込む。
    「ちっ、ちょこまかしやがって。ちっともあたらねぇ」
    HPが少ない変わりに素早さは大分高いようだ。
    「う〜んと、え〜と、『ハ〜ムS』!!」
    糖分が切れており、『ハ〜ム』と変な風に伸ばしてしまったせいか、
    毒矢は1本しか出なかった。
    しかし矢は見事命中。分身1体が毒に犯された。
    「あいつは放っとけば勝手に消えるから他の奴を攻撃するんだ!」
    主人公が指示を出した。

    しかし分身もやられているばかりではなかった。
    分身3体が5人を囲み、一声に攻撃を仕掛けた
    『フレイムS』!
    『フォースS』!
    『ハームS』!
    ディコス、フィアロン以外は大ダメージを受けた。
    毒で弱っていた分身の放った『ハームS』は遅れてとんできたため、
    ディコスが皆を庇った。
    「うわぁ!!」
    「どうしたのディコス?」
    「ダメージは受けなかったが毒はミラックルコーティングを貫通したみたいだ…。」
    3本の毒矢を受けたディコスは猛毒に犯されてしまった。

    「ダメだ。毒消し草でも治らない。分身のくせに魔力も高いとはね…。毒が早く回らないようにこっちでおとなしくしててね。『ヒールS』!」
    その後ピピルは他の皆にもヒールSを使い、MPがほとんどなくなってしまった。
    「これからは慎重にいくよ…。」
    毒で弱っていた分身が消え、残りは2体。

    残りの2体は『アイスS』を連射してきた。
    「うわぁ!!」
    「わぁー!」
    グロス、フィアロンの脚に『アイスS』が命中し、動けなくなってしまった。
    ピピルが援護に回り、主人公1人で戦うことになった。
    しかし、攻撃は全くあたらず、体力だけが減ったいった。
    「はぁ。はぁ。仕方がない、最後の魔法だ!『フレイムS』!」
    1体の分身にはほとんど当たらずわずかなダメージしか与えられなかったが、
    もう1体には大当たり、炎とともに消えていった。

    すると、最後の1体が見たことも聞いたことも無い魔法を放った。
    『フリーズS』!
    主人公たちの方に青白い弾が飛んできた。
    だが、よける必要も無く、地面に弾がぶつかった。
    すると当たった部分から徐々に地面が凍っていき、主人公、ピピルも動けなくなってしまった。
    「これが…封印された魔法…?マジックルの力…?」
    MPが残っているのはフィアロンだけだが糖分の無くなったフィアロンは
    立ったまま眠っていた。
    「こうなったら最後の賭けだ、はぁぁ!」
    主人公は大ぶりダガーを分身の方に投げた。
    しかし分身に軽くかすっただけだった。
    ところが分身は消えていった。
    「どうやら『フレイムS』で負わせた傷にたまたま当たったみたいだね。」

    ・ ・ ・ ・ ・ ・

    この後どうするのおぉぉ〜〜!!??

    大ぶりダガーは投げてしまったし、グロスは攻撃が当たらず体力だけ削られたため、
    武器を振るどころか起き上がる気力すらない。

    するとディコスが大ぶりダガーの方に近寄っていった。
    ディコスには『フリーズS』が当たらなかったようだ。
    「ダメだよディコス、動いたら毒が…。」
    「大丈夫だ…、さっきよりは大分楽になった…。」
    そう言って大ぶりダガーを主人公に投げた。
    その後皆の足元の氷を割り、自由になった。
    「ふぁぁ〜。おっ、分身がいなくなってるねぇ。どしたの?」
    さっきのことを覚えてないらしい、あんなに苦労したのに…。

    少し休んで近くにあった階段を上ってみることにした。
    次の階についたかな…と思いきや階段はまだまだ続いていた。
    そして長い長い階段を上りきった。
    「やっと上りきった〜。」
    ディコスを担いでいた主人公は疲れ果てて言葉も出ない。
    「あれはなぁにぃ〜?四角いから…おっきいキャラメルかなぁ。」
    フィアロンがよだれをたらしながら指を指す方向には大きな宝箱があった。

    「開けてみよう…。」
    宝箱の中には何か硬いものが入っているようだ。
    その正体は…?

引用返信/返信 削除キー/
■764 / inTopicNo.5)  Re[14]: BM 第3章 13:分身との戦い
□投稿者/ 石頭キャック <マックル(5回)>-(2005/07/11(Mon) 07:43:23/59.141.49.111)
    「よし!じゃあみんな・・・」主人公が指示を出そうとした瞬間、
    「はっ!!こんなやつら俺が蹴散らしてやらー!!!」グロスが突撃。
    「ちっ!馬鹿が・・」とディコスが援護に回りにいく。
    「フィアロン!後方からえんごしてね!ピピルも!」主人公も突っ込む。
    「わかった!」同時に叫んだピピルとフィアロン。フィアロンは糖分覚醒しているので完璧なうごきをしていた。ピピルはあせらず回復に。
    「・・・・!!」なんと分身の一体があの紫の閃光を放った!
    「やばい!みんなよけて!!」主人公がさけぶ。どうやら全員ほぼ同じステータスのようだ・・・・しかしひとりただつっこむだけのやつが!!
    「うら〜〜〜〜!!!!!!」グロスだった。。ドカーン!!
    なんとあたっていない。なんとピピルがブラーで幻をみせたらしい。
    「よし!みんなせめて!」ピピルがんばる。。
    「おら!」分身の一体にグロスの一撃が直撃!間髪をいれずにディコスが
    切り刻む!「おら!どうやら体力だけは分身のほうが少ないみたいだな」
    分身一体をたおした。
    のこるは3体!!たおせるか・・・・
引用返信/返信 削除キー/
■762 / inTopicNo.6)  Re[13]: BM 第3章 13:果たして犯人は…?
□投稿者/ レイジ <キング・オブ・マックル(119回)>-(2005/07/10(Sun) 22:48:07/219.19.72.172)
    「もう逃げられないよ。」
    4人で犯人を囲み、逃げ場をなくした。
    「とりあえず町まで運ぼう。」
    ピピルの指示で4人が犯人を担ごうとしたその時、
    「その程度で…勝ったと思うなよ…。」
    犯人がそう言ったとたんに犯人の体が紫に光だした。
    「フォースS!」
    4人は弾き飛ばされ、壁にたたきつけられた。
    「まだこの程度の呪文しか使えないが、このマジックルの本さえあれば封印された魔法もつかえるようになるんだ…。貴様等に邪魔はさせない…。」
    「封印された魔法…?どこかで聞いたことがあるような気がするけど…。」
    「まだわからないか、私は貴様等に何度か会っているからな。」
    「もしかしてお前はイブレムの…」
    「やっとわかったか。まぁそれがわかったところで貴様等にどうすることも出来まい…。」

    主人公と犯人が話している間にグロスが犯人の後ろでトゲトゲソードを振り下ろそうとしていた。
    「うらぁぁ!」
    犯人は避けきれず、背中に命中した。
    「うっ!!」
    さらに正面からは主人公、左右からはフィアロンとピピルが攻撃を仕掛けた。
    「ぐあぁぁ!!」
    犯人に大ダメージを与え、4人は横一列に並んだ。

    「さすがに4対1はきついな…。ならばこちらも…」
    そういうと犯人は謎の呪文を唱えた。
    すると犯人が5人に増えた。
    「そんな…。あんな魔法があるはずが…。」
    「精々頑張るんだな。」
    そういい残して犯人は塔から飛び降りた。

    「仕方がない、みんないくよ!」
    主人公一行と犯人の分身の戦闘が始まった。
引用返信/返信 削除キー/
■758 / inTopicNo.7)  Re[12]: BM 第3章 12:フィアロンとディコスの大活躍
□投稿者/ ミラー <マックル(4回)>-(2005/07/10(Sun) 20:59:24/61.7.2.218)
    塔で主人公とピピルが炎の精霊を倒したら、炎の精霊は赤い石を落として消えた。
    「これ、何だろう」と主人公が言うと、ピピルは、
    「炎霊石だよ」と答えた。そんなこと言っているうちに犯人が逃げてきた。
    「いたぞ!追え!」ピピルが叫んだ。しかし犯人はいきなり立ち止まった。するとそこには、フィアロンがいた。
    「フィアロン!もう大丈夫なのか?」主人公は叫んだ。すると、またアメの食べ過ぎ作用でいつものフィアロンではなかった。すると、
    「くらえー!フレイムS!」そしてすぐディコスが、とどめを刺した。
    「さっきの恨み!ここで晴らす!!」そう叫んで武器を犯人に突き刺した。
    犯人は、ばたりと倒れた。
引用返信/返信 削除キー/
■753 / inTopicNo.8)  Re[11]: BM 第3章 10:追いかける緑色
□投稿者/ 石頭キャック <マックル(3回)>-(2005/07/08(Fri) 23:41:34/59.141.49.111)
    おそらくグロスがはかいしたとおもわれる場所を追いながら進んでいくと、
    とても大きな塔のところででとまっていた。「・・・ここかな・・」ピピルがつぶやいた。「たぶんそうだよ。とりあえずなかにはいろう!」主人公はいいながら
    ダガーを強くにぎりしめた。
    塔に入るといきなり見たこともない魔物があらわれた!
    「こ・これは炎の精霊?」ピピルがその魔物のなまえをつぶやきながら臨戦態勢を
    整えた。「炎の精霊??」主人公はきいたことがなかった。
    「うん。昔小さい頃に本でよんだことがあるんだけど、炎の化身なんだ。でもこの精霊が
    出る場所はひとつしかないんだ。ここは知識の塔だよ!!」
    「知識の塔?」主人公も塔のことはしっていた。ここは最上階に普通じゃありえない情報が書いてある本がたくさんある塔だ。情報を隠すためにとても強い魔物を
    塔に押さえ込んでいる。この精霊もそのひとつだろう。
    「ここならマジックルの情報もあるかも・・・あのレンクルも
    いるかもしれないよ!」ピピルがうれしいけどちょっと怖い・・という感情が
    バレバレな声をだした。よくみると3体もいる。すこし気合をいれなおした。



    そのころグロスは・・・・・
    「うおらあああああ!!!!でてきやがれ〜〜〜〜〜!!!!
    いまだにブンブントゲトゲソードをふりまわしている。。。。。。。
    と!なんと周りの霧がはれてきた!
    「ん?どこだ??ここ・・・」あたりをみまわしていると、
    「へえ・・・よくここまでこれたね・・・」なんとレンクルがいたのだ!
    「あ?てめえ!!なんでここにいるんだ!!?っていうかここはどこだ!!!」
    「・・・こっちのセリフだよ・・・まあいいや・・・覚悟してもらうよ・・・」
    レンクルはそういいながら、またも紫の閃光をはなった!
    しかしグロスはその呪文をしらない!「!!!」
    グロスに直撃・・・・?
引用返信/返信 削除キー/
■752 / inTopicNo.9)  BM 第3章 10:追いかける緑色
□投稿者/ viper(ヴァイパー) <マックル(20回)>-(2005/07/08(Fri) 15:15:11/218.119.157.149)
    「みんな!しっかりして!」
    主人公はピピルの声を聞いて目を覚ました。目を開けると綺麗なレンガの壁が見えた。起き上がって辺りを見るとフィアロンも寝転がっていて、一人のフィンクルが十字架の前に立っていた。どうやらあの後教会に運ばれたらしい。
    「良かった、もう大丈夫?」
    「うん…フィアロンは?」
    「軽く頭ぶつけただけだから平気だよ、僕のヒールSで治ったし」
    しかしフィアロンはまだ眠っている。実はサンダーYOを使った反動でかなり体力を消耗していたのだ。
    「ディコスは?」
    主人公の問いにピピルはちょっと困った顔をしていた。
    「それが…」
    同じ攻撃魔法を喰らっても体力の低い方がより影響を受ける。ディコスはまだ気絶したままだと言う。
    「一応ヒールSをかけておいたんだけど…まだ危なくて」
    「ならディコスも教会につれてくれば良かったじゃ無いか」
    「そんな事したら逮捕されてしまうよ」
    そうだった、盗賊が変装もなしに公共の場へ赴くなんて自殺行為である。

    「グロスは?」
    今度のピピルはちょっと苦い顔をしていた。
    「…ごめん、判らない」
    グロスはブラーにかかったままだと言うのにトゲトゲソード片手に犯人を追いかけていったのだ。
    「本当!?早く追いかけよう!」
    主人公は立ち上がった。
    「でも病み上がりでそんな…僕が行くから休んでいて」
    ピピルはそれを止めようとした。
    「そんな事言っても、グロス一人じゃ犯人と戦っても勝てっこない。早く行かないとグロスも…」
    主人公は自分で魔法を喰らったからこそ、相手の強さをはっきりと判っている。何よりグロスを一人にしたら何するか判ったもんじゃ無い。ピピルはその決意の強さを知ると軽くうなずいた。
    「神父様、フィアロンを頼みます」
    主人公は神父に一言そう告げた。
    「待ってください、あなた達は何処へ行くのですか?」
    「何処かは判りません…フィアロンが起きたら「犯人を追いかけに行った」と伝えてください」
    「…ふむ、良くは判りませんが危険な所へ行こうと言うのですね」
    すると神父は主人公に短剣を手渡した。刃渡りが短めでナイフの様にも見える。
    「丸腰では危険でしょうからこれをお持ちください。大ぶりダガーと言う武器です」
    主人公は神父に一礼し、教会を出て行った。ピピルもその後に続いた。

    「それはそうとしてピピル、なんで急にでっちあげとか言ったの?」
    「…こんな事になるなんて思ってなかったんだよ」
    でっちあげ作戦はディコスの作戦に反対してピピルが考えた勝手な作戦だった。
    ディコスの策を否定しはしないが、この方法では確実に犯人が引っかかるとは限らなかった。そこでピピルは待ち伏せするのではなくこっちから犯人を動かすように積極的に行動したらと思ったのだ。

    事件の犯人をでっち上げ(でっち上げられた人には申し訳ないが)それをたくさんの人に知らしめる。
    それを見た真犯人は「これで自分には疑いがかからなくて済む」と考えるだろう。何せ自分が何をやろうとそれを関係ない人の所為にする事が出来るのだから。
    そうすれば真犯人の行動に油断が生じ、その隙を付いて捕まえられるかもしれないと思ったのだ。
    …まさか本当に真犯人を捕まえてしまうとは知らず。

    町のいたる所に壊れた道や壁がある。おそらくグロスがトゲトゲソードを振り回して破壊してしまったのだろう。主人公とピピルは破壊の後を追いかけていった。
    その様は傍から見ると緑色の球体が勢いよく転がっている様に見えたと言う。
引用返信/返信 削除キー/
■751 / inTopicNo.10)  Re[9]: BM 第3章 8:でっちあげ
□投稿者/ 石頭キャック <マックル(2回)>-(2005/07/06(Wed) 22:11:18/59.141.49.111)
    早速宿屋の主人に「犯人見つけましたよ!もう許してくれますよね?」とピピル。
    「・・・・・・」主人は何も言わない。どうしたのだろう。
    「あの〜?すみませ〜ん・・・・ん?あ!また人形だ!!」
    なんとまたしても主人はぬいぐるみを店番にしていたのだ!
    30分ほどしたら、「ちっ!またカジノで暴落だよ・・・」とかいいながら
    主人が帰ってきた。さっそくピピルが「犯人をつかまえましたよ!」といった。
    「なに!ほんとうか?」といいながらキャックルをじ〜っとみた。
    「・・・本当にこいつか?こいつはうちの店の従業員だぞ。」
    「・・・へ?」おもわずピピルが間抜けな声をだした。
    そうか!だから宿屋の近くにいたのか!と、主人公はおもった。
    「オイ!本当におまえがやったのか?」と主人がキャックルにいった。
    「・・・・・・」しばらくだまりつづけ、そのご、
    「はっ!ばれちゃしょうがねえなあ。そうさ!おれがやったのさ!
    マジックルの秘密をまもるために本を奪っていたのだが
    もういいさ!ここらへんの本はあらかたうばったからな。あばよ!」
    そういうと突然キャックルがレンクルになっていきなり「ブラー!」ととなえた。
    突然主人公達を深い霧が包んだ!その瞬間にドアを蹴る音がきこえた。
    「このやろー!!待ちやがれ〜!!」とグロスがトゲトゲソードを振り回しながら
    叫んで、闇雲に動き回り始めた。その攻撃がフィアロンに直撃した。
    「わ!!」フィアロンノックダウン。主人公とディコスはなぜかブラーがきかなかったらしくすぐにキャックル、もといレンクルをおいかけた。
    「まて〜!」おいかけるとレンクルは「しつこいな・・・これでもくらえ!」
    といいながら不思議な呪文をとなえた!紫の閃光のようなものがディコスを直撃!
    「ぐわ!!」なんとミラックルコーティングをつらぬいた!!
    ディコスは気絶してしまった。こんどは主人公に閃光が!!「うわー!!!」
    そのまま主人公は気絶してしまった・・・・
引用返信/返信 削除キー/
■739 / inTopicNo.11)  Re[8]: BM 第3章 8:でっちあげ
□投稿者/ ミラー <マックル(3回)>-(2005/06/30(Thu) 19:46:59/61.7.2.218)
    いきなりピピルが今までの性格をくつがえすような発言をした。
    「ねぇ、どうせなら別の人を犯人にでっち上げちゃおうか」
    主人公はおどろきを隠せなかった。なぜピピルがそのようなことをいいだしたのか
    「どうせあんなねぼけてる宿主だったら関係ないじゃん」
    ちょっと言い過ぎだ。寝ぼけたはないだろう。
    「よ〜し決定。じゃあディコス達に伝えにいこう」
    かってに歩き始めたピピル。さあこれからどうなるのか。
    そのころ、グロス達は、
    「サンダーYO!」の魔法で、ひとりのキャックルが倒れ込んだ。そこにピピルが到着して、
    「よし、こいつを犯人にでっち上げるぞ!!」
    ピピルが大声で叫んだ。するとフィアロンが、
    「あ〜それいいね〜。ナイス〜」
    とさっきのノリに比べるとまたいつものおっとりした性格に戻っている。
    さあ、ピピルのでっち上げ作戦は成功するのか?
引用返信/返信 削除キー/
■727 / inTopicNo.12)  BM 第3章 7:歌唱詠唱
□投稿者/ viper(ヴァイパー) <マックル(18回)>-(2005/06/11(Sat) 22:58:19/218.119.157.149)
    「良いかー、これが俺の考えた作戦だ」
    主人公・グロス・フィアロン・ピピル・そして何故かこのメンバーを取り仕切ってるディコス 5人はテーブルを囲んで作戦会議を始めていた
    テーブルには宿の見取り図が広げられている
    「犯人はマジックルに関する本を狙っている。犯人をおびき寄せるには本が必要だ」
    ピピルがそれにうなずく
    「でも本はあらかた盗まれちゃったみたいでもう残ってない。と言う訳で偽物を作ったよ」
    ピピルの手には「マジックルの秘密」と言うタイトルの本が握られていた
    タイトルを見れば如何にもという感じがするが、実は「簡単お料理ブック」と言う本に偽のカバーを付けただけの物だ
    (ちなみに簡単お料理ブックは宿主の蔵書だが無許可で持ってきた)

    それを鞄にいれて客室に放置しておき、宿泊客が持ってきたかの様に見せかける
    5人はそれぞれの持ち場でそれを監視し、怪しい奴がいたら捕らえる・・・と言う算段になっている
    「俺は屋根裏、お前は右隣の部屋、そっちのレンクルは向かいの部屋」
    ディコスは各自何処で隠れるかを指示する
    「んで凶暴ロックルと寝ぼけミラックルは外だ」
    「ちょっと待て今なんつった?聞き違いだと良いんだが…もう一度言って見やがれ!」
    「格好いいロックルと寝ぼけミラックルは外だ」
    「明らかに台詞変わってんじゃねーか!」
    グロスは特製トゲトゲソードを取り出してディコスを睨みつけた しかも刀身にはまだ血がついている
    …グロスの怒りが治まるまでしばしお待ちください…

    「別に凶暴だから外に追いやったと言う訳じゃない」
    額の大きな傷の他にあちこち生傷が増えたディコス
    「外とか面倒くせえし、よりによって何でフィアロンと一緒なんだよ」
    トゲトゲソードに新たな血の跡を増やして尚表情を変えないグロス
    「つまり、もしも犯人がイブレムの奴ならお前たちは顔が知られている訳だろ?知ってる奴らがうろうろしてたら絶対警戒される」
    「俺らなら良いのかよ?」
    「こっちのマックルやレンクルが外にいれば相手は慎重になるだろうが、如何にも頭悪そうな奴なら配置しといても『あ、こいつ等なら良いか』と思うだろ?」
    「今何つったぁぁぁぁ!」
    フィアロンはそれに対してこくこくとうなずいた
    「うわ〜それ良い作戦〜ディコス頭良い〜」
    「何でお前が感心してんだよ!ってかこんな奴と俺を同列に見るんじゃねぇぇ!」
    グロスは再びトゲトゲソードを持ち出した
    「ちょっと!仲間割れしてる場合じゃ…」
    ピピルはすかさず止めに入った
    「仲間割れも何もディコスは仲間じゃないだろ!」
    「それはそうだけど…一応協力して貰っているんだし…」
    ディコスは黙って見取り図を片付けた
    「…と言う訳だ、俺もう行くから後は頼むぞ」
    そして器用に本棚を上り、天井の板の一部分をさっと外しそのまま4人の前から姿を消した

    ピピルは指示通りに本を置いた部屋の向かいの部屋で待機していた
    ドアにこっそり覗き穴を開けたので向かいの部屋に入る人物がいれば丸見えである
    もちろん見えるのは後姿だが、記憶力が高ければそれをはっきりと覚え、分析力があれば犯人を割り出す事も可能だ
    ディコスはそれを見越した上でピピルの配置を決めたらしい
    「流石と言うか、戦術に関しては盗賊の方が上みたいだね」
    ボソッとそんな事を呟いてみた
    盗賊である彼を追う者は多いだろう 捕まるか逃げ切るかと言う逃走劇を何度繰り広げたか知れない
    「ずっと逃げ続けてきたんだものね」

    ふと思う、逃げ続け身を潜め続けなければならない彼にとって心を開ける相手とは誰だろうかと
    変装で作り上げた姿で無ければ人と接する事は出来ない でなければたちまち目撃情報が広まって捕まってしまう
    「ディコス、聞こえるかい?」
    ピピルは天井に向かって喋った
    「グロスの言った事は気にしないでよ、グロスは頭に血が上ると・…ほら、凶暴な奴だし」

    『ディコスは仲間じゃないだろ!』
    その言葉に傷ついていたのかもしれない

    「僕は君を仲間だと思っているよ…少なくとも今はね」
    天井からの返事は聞こえなかった


    その頃外ではグロスとフィアロンが待機していた
    「あー畜生。つまんねー」
    フィアロンはもともとやる気が無い その上グロスまでやる気をなくしかけている
    「あー面倒くせえよ。よし、俺は寝る!」
    「良いのお?僕も寝たいよー」
    「駄目だ、お前は起きて見張ってろ、何かあったら俺を起こせ」
    そもそもフィアロンに見張りが務まる筈無いと判った上で無茶な頼みをしている
    「あい〜わかったよお」

    グロスが壁にもたれかかって目を閉じた時、奇妙な音が聞こえてきた
    「ねむれぇ〜ねむれぇ〜そのままねむれぇ〜♪」
    どうやらグロスの為に子守り歌を歌い始めたらしい が、はっきり言ってありがた迷惑である
    「ほ〜らだんだん眠くなる〜♪」
    脱力系の声ならば子守唄は最適…かと思いきやお世辞にも歌唱力があるとはいえない うるさいだけである
    「いっそ目を閉じぃ〜そのまま〜開く事が無ければいいのにぃ〜♪」
    しかも歌詞が気になってますます眠れなくなる
    「夢の中はいつでもぉ〜お花畑ぇ〜川の向こうでぇ〜手を振るお爺ちゃ〜ん(故)♪」
    もはや子守唄とは思えない程怖い歌詞が耳に入ってくる
    「あああ〜ねむれぇ〜ねむれぇ〜そのままねむれぇ〜♪」
    (…これって呪いかける時に使う歌なんじゃねーのか?)
    「われらのぉ〜学び舎に〜輝く未来と駆ける青春〜教えを胸に〜巣立ち行く♪」
    (どっかの学校の校歌みたいなの歌い始めやがった!)
    「るるるるるーららららーサンダーS!」
    「えっ?」

    フィアロンが適当に歌った歌詞によって魔法が発動してしまった グロスの目の前に稲妻が光った
    「待て待て!お前もう歌わなくて…」
    「イエーイ!チェケラッチョ!YO!YO!クラップユアハンズ!」
    「しかも今度はかなりノリノリだぁぁぁ!」
    「HEY YO!カモンッ!サンダーYO!」
    「『よ』!?」

    そして謎の呪文「サンダーYO!」が発動した
引用返信/返信 削除キー/
■601 / inTopicNo.13)  Re[6]: BM 第3章 6:消えた本の謎
□投稿者/ レイジ <キング・オブ・マックル(94回)>-(2005/04/11(Mon) 21:48:04/219.19.72.172)
    ピピルは早速聞き込みを始めた。
    外には主人公とディコス、グロスが走り回っていて少し騒がしい。
    「みんな探してるみたいだからやっぱり本の事聞いてみようかな…」
    たまに走ってくる3人をかわしながら1つ目の民家に向かった。
    「え?なくなった本?ちょっと待って…あれ?1冊なくなってる。」
    「どんな本がなくなったの?」
    「う〜んと、幻のマックルのことが載ってる本がなくなってるみたい。」
    「ありがとう。」

    一通り聞いたところみんな同じような本がなくなっていた。
    城の所載からもそのような本は見つからなかった。
    「やっぱり幻のマックルに関する本がなくなってる…」
    その時フィアロンが読んでいた本をのこと思い出した。
    「なんで1冊だけ残っているんだろう。誰にも気づかれずに盗んでいるくらいだからそんなミスはしないだろうし…。どんなことが書いてあるか見てみよっと。」

    そうして宿に戻ってきた。
    本棚からあの本を取ろうとした。しかしどこにもない
    「フィアロン、さっき読んでた本どこやった?」
    「ん〜なにそれぇ?」
    といってまた寝てしまった。覚えてないらしい。
    仕方なく探してみることにした。でもやっぱりない。
    「なくなってる…。まさかまたやってきて盗んでいったのか?」
    そう思い、主人公たちに誰かが宿にはいっていかなかったか聞いてみた。
    「誰もみなかったけど」
    「一応宿を見張っていたが誰も入らなかったぞ。罠も仕掛けておいたが誰もかからなかったし」
    「そんなの知らねえよ。そんなことよりお前も手伝え!」

    「誰も見ていない…。そういえばさっきフィアロンがマジックルはすごい魔法が使えるとかいってたな。その魔法で姿を消して忍び込んで本を盗んだ。でもディコスなら罠も仕掛けていたし気づくはず…。」

    「そろそろ暗くなってきたから今日は戻るよ。ピピル聞いてるの?」
    気が付いたら辺りはすっかり暗くなっていた。

    宿に戻って会議(というと大げさだが)をすることにした。
    「もう探すところは探したぞ」
    「城に入れてもらえなかったがその付近は全部調べたよ」
    「この町にはもういないんじゃないか?」
    その言葉を聞いてみんなしんとしてしまった。でもピピルは違った。
    「今日の昼間まではいたはずなんだよ。フィアロンが読んでいた本が僕が外にいっている間に無くなったんだよ。」
    「フィアロンが無くしたんじゃねぇのか?それになんでそれだけで昼間までいたってわかるんだよ。」

    「その前にも本が盗まれてたんだよ。フィアロンが部屋をを片付けたときに本棚の隙間が開いてたんだよ。もともと入ってないならブックエンドを立てたりするってフィアロンが言うんだよ。その後町の人に本がなくなってないか聞いたらみんな同じような本が無くなってたんだ。城の兵士に聞いても同じ本がなくなってた。」
    「その本は何なんだよ?」
    「幻のマジックルの本。今は生き残りがいないけ血がつながった雑種ならいるって本に書いてあったらしい。」
    「その雑種ってもしかして…イブレムの…。」
    「僕もそう思ったんだ。」
    「そういえばあいつどこいったんだ…?」
    「あいつ?」
    「実は俺の手下にイブレムのやつがいたんだ」
    「あの魔術師のこと?」

    主人公がそういったとたんグロスが突然頭を抱えだした。
    「どうしたの?」
    「わからない。でもなんか変なんだ。良くわかんねぇけど」
    とりあえずグロスは寝ることにした。
    疲れていたのかすぐに寝てしまった。
    グロスのいびきが部屋に響く中で再会することにした。

    「イブレムか…」
    「でもイブレムの人の確立は少ないよ。フィアロンの読んでた本に魔法を封印されたって書いてあった。」
    「じゃぁ何であいつは使えたんだ…?」
    その後誰も喋らなくなり全員寝ることにした。

    翌朝、今度は外には出ずに監視することにした。
    ディコス中心に準備を開始した。

引用返信/返信 削除キー/
■600 / inTopicNo.14)  Re[5]: BM 第3章 5:捜査開始2
□投稿者/ viper(ヴァイパー) <マックル(16回)>-(2005/04/10(Sun) 21:15:32/218.119.156.136)
    「うーん…」
    いつの間にか寝入ってしまったらしい ピピルは目を覚まし体を起こし目を擦った
    「えっと、確か宿荒らしを捜して、ディコスが協力するって言って、グロスが出ていって…」
    まだ霧がかかった頭の中をスッキリさせ、慌ただしかった今までの事を整理しようと独り言を呟きながら辺りを見回した
    「あれ?」
    荒らされていた筈の部屋はいつの間にか綺麗になっていた いや壁の穴やソファのボロさはそのままだが散乱していた筈の家具は全て綺麗に並んでいる
    「あ、起きたの?」
    明るいはっきりした口調が聞こえてきた 今ここに残っているのは自分と眠たそうな声をしたミラックルの筈なのに
    フィアロンは机に向かって本を読んでいた それもかなり分厚い如何にも難しそうな本だ
    「この部屋全部フィアロンが片付けたの?」
    「うん」
    信じられなかった さっきまで飴を食べまくっていたおとぼけとこの真面目そうなミラックルが同一人物とは思えなかった
    いや、飴なら現在進行形で机の上に袋から取り出しつつ食べているが…
    あれ?飴は全部食べたんじゃなかったっけ?もしかして新しいの持ってきたの?
    ピピルがごみ箱を見ると飴の袋が3枚捨てられていた と言う事は一袋50個としてもう150個食べている計算になる
    軽く胸焼けを起こしそうなのだが…

    ピピルは気付いていないがフィアロンは糖分の大量摂取によって覚醒していた
    しかも飴を食べ続けているのでその状態が長時間持続している
    「何の本読んでるの?」
    ピピルは気になってフィアロンに尋ねた
    「「幻のマジックル」だよ」
    「ああ、いわゆるトンデモ本ね」
    「どうしてそうやって決めつけるのさ」
    「だってマジックルなんていもしないものそんな真面目に研究して、良く飽きないなって思って」
    一時期騒がれた幻の存在 マックル・キャックル・ロックル・ミラックル・ナークル・フィンクルと魔王によって作られたレンクル
    そして古代の世界に存在したと言われる第8の種族・マジックル族
    古い文献や遺跡にその存在を示唆する文や壁画があるが、実際にいたかどうかは判っていない
    「伝説ではミラックル以上の魔力を持った一流の魔術族だって話だよね」
    「フィアロンそれ信じてるの?だって確実にいたって言う証拠が見付かってないんだよ?」
    「でも絶対にいないって言う証拠もないでしょ?」
    「…それはそうだけど、例えいたとしてもとっくに絶滅して現代には残っていないよ」
    「この本では今でもマジックルの生き残りがいるって書いてあるよ」
    「良くそんな虚言を吐けるな…」

    フィアロンは一旦本を閉じた
    「この本の著者は自分であちこちの遺跡を調べたり文献や歴史書から推理したんだって。信憑性は高いよ」
    「そうかな…で、著者は何て言ってるの?」
    「その研究によるとマジックル族の遺伝子は影響力が弱いのではないかと言う事が判ったんだって。例えばキャックルとマックルの両親からは純血種のマックルかキャックルの子供が産まれるけど、マジックルとマックルの場合子供は両方の血を継いでしまい中間雑種が生まれるんだって」
    「本当?」
    「だからマジックルは自分達の血を守る為に他の種族との交流を断ち、誰にも見付からない隠里に身を潜めたらしい」
    「今でもその隠里があるって言うの?」
    「誰も知らない筈だったんだけど…200年前のカラッカとマザレルナの戦争の頃当時のカラッカ王が文献からマジックルの存在を突き止め、戦争に参加させる為に隠里に赴いて協力を求めたそうだよ」
    「え…でもそんな記録カラッカには残っていないよ?」
    「マジックル達はその驚異の魔法でマザレルナの軍勢を圧倒した。いくら魔法大国と言えどマジックルには歯が立たなかったみたいだね」
    「それが本当だったら怖いけど…だからそんなの歴史書の何処にも残って…」
    「残ってないのも無理はないよ、王はその後隠里に封印を施して彼らから魔法を奪ってしまったそうだ」
    「えっ!?」
    「戦争の道具としては頼りになるけど、平和な時代になればその力が自分達に向かないとも限らない。王としては国民の為に危険因子を排除したまでだよ」
    「非道すぎる…」
    「それが知れれば批判が飛び交うのは目に見えている。だからこの事実を歴史から抹消したんだって」

    ピピルは驚愕の内容に吃驚していた それ以前にフィアロンとこんな高度な会話が出来た事に吃驚していた
    いつもはフィアロンが寝ぼけているから高度とかの以前にまともに会話が成り立たないのだが
    「…でもマジックルなんている訳」
    「著者に依れば純粋なマジックルはもういなくなってるだろうって。でも現代にもその血を引いた雑種がいる可能性は大いにあるよ」
    フィアロンは座ったまま大きく伸びをした
    「所でさ、ピピル」
    「な、何…?」
    突然話題を転換されたのでピピルはどもってしまった
    「この本棚可笑しくない?」
    ピピルは部屋の隅にある大きな本棚に目をやった あのボケ宿主の蔵書としては似つかわしくない大量の本が入っている
    ぱっと見る限りでは特に変わった様子は見られない
    「別に普通の本棚だよね?」
    「そうじゃないよ。この本棚隙間が多すぎない?」
    確かに本が入ってないスペースがかなりあった フィアロンが綺麗に直したらしいが全部が本で埋まっている段はなかった
    「本のサイズと段の高さを合わせて仕舞ってみたけどね、明らかに余っているんだ」
    「元からそうじゃったんじゃない?あのボケ(宿主)が本を熱心に集めてるとは思えないし」
    「それなら本が倒れない様にブックエンドを立てるなり工夫する筈さ。それに本が入っていないと空いたスペースに埃が溜まったり汚れたり日焼けしたりするけどそれもないし」
    「…元々この本棚は全部本が詰まっていたと言う事?」
    「消えた本はおそらく宿荒らしに持ち去られたんだろう」

    フィアロンの推理はしっかりしたものだった ピピルは平静を装っていたが正直戸惑っていた
    「だとするとこの部屋の異常な荒らされ具合も納得がいくんだ。金目当てならお金のありそうな所だけ漁るだろうし、荒らせば荒らす程犯行に時間がかがる」
    「確かに、派手な音立てて壁を壊したりしたら人目に付いてしまう」
    「犯人の目的は金ではなく本だったんじゃないかな?」
    「本が無くなった事をカモフラージュする為に部屋をメチャメチャにしたって事か」
    だが疑問が残る
    「フィアロン、その考えは面白いけど…じゃあ何で本を狙ったんだい?」
    「それは犯人に訊かないとね」
    フィアロンは飴の袋に手を突っ込んだがもう飴は一つも残っていなかった
    「この辺りで聞き込みをしたら同じ様に本を盗まれたって人がいるかも知れない。どんな本が盗まれたかが判れば犯人の目的も判る筈」
    見開いていたフィアロンの目がだんだんと眠気を帯びてくる
    「早速出掛け…」
    糖分が切れたフィアロンはソファに突っ伏して眠ってしまった

    「…今の何だったの?」
    異様に真面目で物凄い推理力を発揮したフィアロン しかし脱力した寝顔は間違いなくいつものフィアロンだ
    謎が頭を駆けめぐったが今それを考えるよりも大事な事がある
    「聞き込みか、やる価値はあるね」
    ピピルはフィアロンが読んでいた「幻のマジックル」を本棚に戻し、宿を出た
    その時ふとある疑問が浮かんだ
    「中間雑種が生まれたら体の色とかどうなるんだろ?普通の種族とは違う色になったりするのかな…」
    ピピルはイブレムの町の人々を思い出した だが今は宿荒らしの探索が最優先だ そのまま町に向かって飛んでいった
引用返信/返信 削除キー/
■584 / inTopicNo.15)  Re[4]: BM 第3章 4:捜査開始
□投稿者/ レイジ <キング・オブ・マックル(93回)>-(2005/04/02(Sat) 22:50:09/219.19.72.172)
    「ピピル?ピピル−?」
    床に転がっているピピルを起こそうとしたがピクリとも動かない。
    「しょうがない、宿屋に運ぶから手伝って。」

    宿屋についてピピルを寝かせた後、
    残っていた2人の様子を見てみた。
    「ふぁぁ〜」
    「ったく!まだ見つかんね−のかよ!?そこにいるのはわかってんだぞ!」
    フィアロンは問題ないが、
    グロスはだいぶストレスがたまっているようだ。

    (ゲッ!ばれたちゃったよ。そういえばディコスってミラックルだよな。皮を剥ぐなんて言い出したらとめられないよ…。見つからないように言わなきゃ)
    「ねぇディコス…。」
    告げ口をしようとしたらグロスが目の前に立っていた。

    「何でディコスがいんだよ!?まさかテメーが犯人か?お前のせいでこっちは大変な目にあってんだぞ!ただですむと思うなよ!」
    と言ってグロスがディコスに飛び掛った。
    「おっ皮剥ぐぞ!って言わなかった。珍しい。」皮を剥ぐという言葉に慣れてしまうほうが珍しい。
    しかしディコスはグロスの攻撃をさっとかわし、
    グロスの後ろについていた。
    「俺の勝ちだな。それに俺は犯人じゃない。そいつを見つけるために協力してやってんだよ。
    文句あるか?」
    「と言うわけだから少しは落ち着いて…。」
    「落ち着いてられるかぁー!」
    そんなことには聞く耳も持たなかったのか返事をしたのかはわからないが全く落ち着かない。
    しかし前にディコスはいなかった。
    振り返った瞬間グロスは縄で手足を縛られていた。
    「これでも一応盗賊なんでね。これくらいのことは当然だよ。」

    その後グロスを納得させてこれからどうするか相談することにした。
    「情報は集めたか?」
    「町の人ほとんどに聞き込みをしたけどあてになる情報は1つもなかったよ。」
    「だったらひたすら探せばいいだろ。それにお前盗賊なんだろ。隠し部屋とか見つけらんね−のか?」
    「それもそうだな探そうか。」

    主人公とディコスで犯人を探すことにした。
    「お前ら犯人見なかったのか?」
    「来たときにはもう荒らされてたんだよ。」
    「手掛かり無しか。仕方ねぇ隅から隅まで探すぞ。」

    そのとき宿屋では…
    「あ〜、アメなくなっちゃった。グロス〜そこのアメとってぇ。」
    「うるせぇな!ほらよ。」
    「ありがと〜。イッテェ!なにこれぇ、ペッペ!」
    「ちくぼうのとげだよ!アメはお前が全部食べちまったんだよ!」
    「うぅぅ。」
    2人を見てピピルがうけていた。もう意識が戻ったらしい。
    「ねぇねぇもっと漫才やってよぉ〜」
    意識が戻ったのはいいが半分ボケている。
    「何が漫才だ。何で俺がこんなやつと組まなきゃいけねんだよ!これでもくらえ!」
    グロスが何かを投げた。

    パクッ。

    「このアメ結構美味しいねぇ。3人で漫才するのぉ?」
    「とげのつもりがアメだったか。まぁいいか。」
    「まだアメ残ってたじゃ〜ん。グロスに騙された〜。グロスが嘘ついた〜。嘘つき嘘つき〜。」
    ピピルがまたうけている。グロスはフィアロンを完全無視。
    「2人とも面白いね〜。パチパチ。」
    「あーもうこんなところで待ってられねぇ。俺も探しにいく!」
    「いってらっしゃ〜い。」
    「嘘だ嘘だ〜。本当は逃げるんだ〜。嘘だ〜。」
    そう言ってグロスは走って出て行った。

    そのころ2人は…

    「あ〜疲れた。1通り探したけど全然怪しいところがないよ。」
    「もう1回探すぞ!」
    「はぁ〜…。」
    「おーい。テメェ〜等ちょっと待て!」
    グロスが走って近づいてきた。
    「何でこんな所にいるの?」
    「一緒に探すからに決まってるだろ!とっとと探すぞ。」
    「じゃぁ手分けして探そう。」
    ディコスの意見に賛成し、手分けして捜すことにした。

    本当に真犯人は見つかるのか?


引用返信/返信 削除キー/
■575 / inTopicNo.16)  BM 第3章 3:強力な?協力者?
□投稿者/ viper(ヴァイパー) <マックル(14回)>-(2005/03/29(Tue) 23:15:53/218.119.157.149)
    主人公とピピルは階段を下りた 下りたと言うよりは飛び込んだといった方が正しいのかも知れない
    いや飛び込んだと言うよりは落っこちたという方が適切である
    「いっ、痛っ・・・」
    「あ、大丈夫?」
    「平気です」
    疲労と焦りで二人は階段に近づくと同時に足を滑らせ、転がるようにして地下室に落ちていったのだ
    「おっ、お前らは・・・!」
    その物音に気付いてかディコスが近寄ってきた
    「何故ここが判ったんだ!」
    かなり動揺しているようである それだけこの隠し部屋の隠密性に自信があったのだろう
    主人公は冷静に突っ込みを入れた
    「いや判ったも何も入り口丸見えだったから」
    「なっ、マジかよ・・・俺とした事が・・」

    「お前だなー!」
    ピピルが起きあがってディコスにつかみかかってきた
    「お前が真犯人だな!お前のせいで僕たちがどんな目に遭っているか知ってる!?」
    「何の話だよ、つかあのイブレムの街の奴に邪魔された筈だろ?それなのに何でこんなに早くお前達がこの街に来ているんだ?」
    「そんな事はどうでも良いー!宿を荒らした濡れ衣着せられてものっそい額を請求されているんだー!」
    「はあ?」
    「白状しろー!自首すれば罪は軽いー!」
    ピピルは怒り心頭で完全に理性を失っていた

    主人公は何とかピピルをディコスから引き離し、ピピルを落ち着かせた
    それからディコスに事のあらましを話した
    「だからそりゃ俺のせいじゃねえよ。第一俺ならそんな派手にやらない。荒らしたりしたら証拠残って足がついちまうだろうが」
    「じゃあ他に誰がいるんだ!」
    「知らねえよ、でも俺じゃない」
    ピピルが突然倒れ込んだ 元より疲労とストレス続きでやっと真犯人にこぎ着けたと思ったらはずれ
    糸がぷつんと途切れてしまった
    「とにかく君ではないんだね、すまなかったよ」
    ディコスの機嫌は直っていない様である
    「全く、その宿荒らしももっと上手くやれっつーんだよ、お陰で俺が・・・」
    そして主人公の肩を叩いてきた
    「協力してやる、真犯人探そうぜ」

    「え?」
    「このままじゃ俺の気が済まない。盗賊のプライドにかけてもそいつ見つけて俺の無実を証明してやる」

    ・・・という訳でディコスが協力してくれることになった
    糸が切れたままのピピルはこのことを知らぬまま床に転がったままである
引用返信/返信 削除キー/
■545 / inTopicNo.17)  Re[2]: BM 第3章 2:逃げたマックル (微妙に訂正)
□投稿者/ レイジ <マックルロード(87回)>-(2005/02/26(Sat) 23:27:43/219.19.72.172)
    宿を出て少し経ってから2人は立ち止まった。
    「これからどうしよっか…。10000Gなんて…。」
    かなり気の抜けた声でピピルが言った。
    「逃げていった奴等を探すしかないよ。」
    いつもとは逆の立場になったかのように主人公が言った。
    とりあえず情報収集をすることにした。

    「さっきあっち方に見慣れない人がいたよ。」
    「向こうにいた気がするけどなぁ。」
    北へ行き、南へ行き、歩きつかれてまた立ち止まってしまった。
    「本当に見つかるのかなぁ…。」
    とピピルが言って主人公の方を向いたとき、主人公後ろにマントを羽織った怪しい奴が…
    「もしかしたらあいつかもよ…」
    よく見ると…   
    宿主だった
    何も言わずに主人公を引っ張り宿主に近づいていった。
    「こんなとこで何やってんの?2人を見張ってないと真犯人が…。もしかして見つかったの?」
    「あんた達でしょ。」
    一瞬元気になったと思ったら今度は座り込んでしまった。
    「いやぁ〜あのミラックルにアメをあげたら逃げないって言ってたからまた飲みにいくんだよ。」
    単純すぎるフィアロンに飽きれている主人公が一旦宿に戻ろうとして宿の方向に歩いていると何かが前を横切った。
    何かが向かった方を見るとミラックルの後姿が見えた。
    「あいつは…」
    そのミラックルがこちらを向いたとき額に大きな傷が見えた。
    「ディコスだ!ピピル、追うよ!」
    町の角に逃げ込んだので挟み撃ちすることにした。
    しかしそこにディコスの姿はなかった。
    だがよほど慌てていたのか秘密の入り口らしき階段が丸見えになっていた。

    早速突入することにした。中には一体…
引用返信/返信 削除キー/
■537 / inTopicNo.18)  BM 第3章 1:宿主人とぬいぐるみ
□投稿者/ tickle(管理) <ブレイブ・マックルロード(171回)>-(2005/02/26(Sat) 00:41:20/203.136.171.99)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tyruster/0-Line/
       宿に泊まりかなりの時間が経った。あの回り道に相当な疲れを感じていたのか、グロスが珍しく「グガ〜〜」と熟睡していた。ゆすっても起きず、仕方ないので外へ出てみた。

       宿主は・・・思いっきり寝ていた。「あ、あの・・・。」とピピルがゆすっても起きない。棒で殴りつけても、水をあびせても起きない。でもいくらなんでもやりすぎだろ。
       どうも宿主も熟睡しているようだ。横にはそれをいいことに勝手に宿に入り込んで宿のものをもらっていったり、部屋に入って寝るマックルたちがいた。「いいのか、あれで・・・。」と気にしているピピルをよそに、フィアロンまで物をあさり始めた。
       「ええと、・・・あった、食べ物、食べ物・・・。」
       全く気にしていない。次々に食べ物をあさり、食べていった。しかし残念ながらアメはなかったらしく、少し不満そうに、「アメ、ない・・・。」とか言っていた。宿のものあさっておきながらその口か、おい。
       ピピルはひたすら宿主を起こそうとしていた。が、全然起きない。「おかしいなぁ・・・。」とひたすら一匹で頑張っていた。いや、やること違うから。
       荒らしにまわったマックルたちは散々荒らしまくった末、ようやく出て行った。しかし宿主は起きない。「こうなったら、いっそのこと剣で切りつけて衝撃を与えればきっと・・・。」と、ピピルがもう狂って剣を抜こうとしたそのとき・・・。

       「う〜ん、何だ、妙に騒がしいなぁ・・・。」と宿の外から誰かがやってきた。「僕の宿の中で、暴れまわっちゃ困るんだけど・・・。」

       え。

       一瞬冷や汗がまわりに立ち込めた。「え、コイツが宿主・・・。」とピピル。主人をコイツ呼ばわり。「ということは、今まで寝ていたこの宿主は・・・?」

       「あ〜あ、こんなにしちゃって。宿番にいいと思ったのに。このぬいぐるみ。」
       とさりげなく(本当の宿主が)ひょいと取り上げた。

       「ぬ、ぬ、ぬいぐるみだって〜〜!?」
       ピピルはすっ飛んで、
       「ふぁ、だから軽いのかぁ〜〜。」
       フィアロンも勝手に納得。するな。
       「何で宿主がぬいぐるみなんだ〜〜。答えろ、ぬいぐるみ宿主〜〜。」
       と訳のわからないことを言い出すピピル。いや、そっちじゃなくてこっちが主人だし。

       とかやっていると、本当の宿主が、
       「だってずっといるのめんどくさいし、暇だし、それなら似たようなもの作って放り出しといて、その間酒場で飲み明かせば、いいじゃん? 楽じゃん?」

       そんな宿主のところに泊まっていたのか。それに物盗まれて、荒らされてなんとも思わない宿主。ぬいぐるみを置いて宿主代わりにしているのも謎。何でぬいぐるみだって気がつかなかったんだろう。確かに、よくできたものではあるが。
       突っ込もうとした。しかし。

       「ぬいぐるみ・・・。」
       ピピルはまだボケている
       「アメがない・・・。アメくれ、アメ」
       フィアロンアメ中毒
       そしてグロスは熟睡。

       さらに宿主のとどめの一撃。

       「ええと、宿の一部破損と窃盗、侵入で宿代100000Gね」

       「高っ!」
       いつの間にかボケが消えているピピル
       「でも破損、窃盗、侵入・・・。そんなことしてませんよ」
       「した」
       「???」
       「そこに食べ物食ってるやつ、そしてさっき出て行ったマックルたち・・・おまえたちの仲間だってことは分かってるんだぞ!!」
       「してませんって」
       「いやしてる。汗たれてるから」
       「だからしてませんって言ってるでしょう!」
       「留守をいいことにそんな嘘を・・・。顔からして嘘はバレバレだぞ」
       「なことないですってば」

       ・・・。

       2時間経過。話は終わらない。
       
       「いや、だから・・・。」
       「知らん。知らんぞ。100000G払うまで逃がしはしない」
       「わかりましたよ・・・。要するにそうでないってことを示せばいいんでしょ・・・。」
       「無論2匹はここにいてもらうぞ」
       結局そうなるのか。というよりなぜ2匹。この宿主、もしかしてこういう稼ぎ方で経営してるんじゃ・・・。

       足取り重く、ピピルと共にいったん宿を出ることにした。町に入っていきなりこれとは・・・。
引用返信/返信 削除キー/
■511 / inTopicNo.19)  BrokenMackle 第3章(7/19更新)
□投稿者/ tickle(管理) <ブレイブ・マックルロード(166回)>-(2005/02/14(Mon) 01:27:50/203.136.171.99)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tyruster/0-Line/
    BrokenMackle第3章はひとまず終了です。
    カキコありがとうございます〜
    続いて、第4章に続きます。(結局あまり書けなかった・・・;)

    <7/19更新>
    石頭キャックさんがうまく締めてくれたので
    一旦ここで3章を終えて次につなげたいと思います。
    (中途半端、と見られなくもないですがとりあえず旅支度してディコスと分かれたわけなので;
    問題あったら言ってください(といっても、スレは立てますが;
    →コメントスレ[ No.323 ]
    -------------------------------------------------------------------------
    次の物語に続くストーリーを考えてレスしてください。
    物語ではなく、ネタを提供する場合は別スレで報告ください。

    (ただし、コメントは厳禁(絶対にダメ)。するときは、新スレを立てるか、引用符「>」を行の先頭につけましょう。)
    > 例えばこんなふうに・・。(でもコメントつけるにしてもレスの最後にしてくださいね)

    壊れるくらい楽しいストーリーにしていきましょう!
    --------------------------------------------------------------------------
    注意書きはコチラ↓
         [ No.248 ] ・・・必ず1度は目を通しておいてください。(1/30修正)
    今までのストーリー→(< >内はその部分を書いてくれた人のHN)
     序 章:
      [ No.194,205 ]
     第1章:
      [ No.318,326,339,357,359,372,378 ]
     第2章:
      [ No.381,394,396,428,430,449,474,477,481,488,490,510 ]
       1:[ No.381 ] 地獄の皮剥師グロスと先の見えぬ洞窟
       2:[ No.394 ] 暗闇洞窟の奥には・・・ <レイジさん>
       3:[ No.396 ] 剥がされる皮と謎 <viper(ヴァイパー)さん>
       4:[ No.428 ] 模様の謎と洞窟の出口に <レイジさん>
       5:[ No.430 ] 閉ざされた町イブレム
       6:[ No.449 ] 迷路の町イブレム <レイジさん>
       7:[ No.474 ] イブレム周辺のトンネル <レイジさん>
       8:[ No.477 ] フィアロンの記憶 <viper(ヴァイパー)さん>
       9:[ No.481 ] 魔術師の正体 <レイジさん>
      10:[ No.488 ] グロスの傷跡
      11:[ No.490 ] トンネルの出口へ <レイジさん>
      12:[ No.510 ] フィアロンのワナ? 次の町への遠い道のり
     第3章
       1:[ No.537 ] 宿主人とぬいぐるみ
       2:[ No.545 ] 逃げたマックル <レイジさん>
       3:[ No.575 ] 強力な?協力者? <viper(ヴァイパー)さん>
       4:[ No.584 ] 捜査開始(1) <レイジさん>
       5:[ No.600 ] 捜査開始(2) <viper(ヴァイパー)さん>
       6:[ No.601 ] 消えた本の謎 <レイジさん>
       7:[ No.727 ] 歌唱詠唱 <viper(ヴァイパー)さん>
       8:[ No.739 ] でっちあげ <ミラーさん>
       9:[ No.751 ] でっちあげのつもりが・・・ <石頭キャックさん>
      10:[ No.752 ] 追いかける緑色 <viper(ヴァイパー)さん>
      11:[ No.753 ] 知識の塔と謎のレンクル <石頭キャックさん>
      12:[ No.758 ] フィアロンとディコスの大活躍 <ミラーさん>
      13:[ No.762 ] 果たして犯人は…? <レイジさん>
      14:[ No.764 ] 分身との戦い <石頭キャックさん>
      15:[ No.777 ] 分身との戦いと塔の奥 <レイジさん>
      16:[ No.779 ] 宝箱の中身 <石頭キャックさん>
      17:[ No.783 ] ところで・・・ <レイジさん>
      18:[ No.787 ] ウェイダンへ行こう! <石頭キャックさん>

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