| 人間界で手下の多くを失った魔王は魔物の世界で大規模な徴兵を始めました。 その標的となったのはもっとも力がよわい種族:マックルです。 通称「魔王のマックル狩り」です。 しかし、マックルたちはあきらめませんでした。 辺境の村で一人の若き勇者マックルがたちあがる!!・・・・はずでした。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「お宝、お宝〜と・・・・」ごそごそと小さい城の後ろに、若い青年ミラックルがいた。あえて名前はふせよう。 「これより、兵士:マクルスの検定試験をおこなう!!」とかなんとかいっていた。「馬鹿だな・・・ここにはだれもいませんっていってるようなものじゃねえか ・・・」ごそごそと、前もってあけておいた穴から小さい城にはいるミラックル。 「なんだあ?このぼろッちい剣は。。まあ、不思議な金属でできてるし、よしとするか。」そういうとミラックルは城の外に出た。検定試験とやらも終わっていた。 「さて、おいとまするとしますか。」そういいながら村をでようとすると・・・・ 「まて!お前は何者だ!!」どうやら見回りに見つかったようだ。いきなり襲い掛かってきた。「ちぇっ、めんどいなあ。」そういうとミラックルは腰から短刀を引き抜き、カウンター気味に衛兵を切り捨てた。「ぐわあ!!」思いのほかこの声が大きかったらしく、たくさんの衛兵に囲まれてしまった。「マクルスよ!あのコソドロをひっとらえよ!」王のそばから飛び出してきたのはおなじように若い青年マックルだった。「かくごしろ!」そういって切りかかってきた。「おっと!」とっさにかわすミラックル。「おらあ!」見事にヒット!マクルスという奴はそのまま倒れた。「うわあ!」「な!なんと!これから大事な任務があるというマクルスが怪我だと!!」なにか大変なことらしい。王が騒ぎ出した。「おい!貴様!ちょっとこっちにこい!」 ・ ・ ・ 「で、お前はこの剣をぬすもうとしたんだな?コソドロ。」王が聞く。 「コソドロじゃねえ!!ディコスって名前があるんだよ!畜生が!」 「そうか。では、ディコスよ。そなたに頼みがあるのだ。マクルスはなかなかの重症じゃし・・・」王がつぶやく。「なんだよ?たのみって。」こんどはディコスが聞く。「単刀直入に言おう。最近、マックル狩りはひどくなるばかりじゃ。そなたもしっておろう。」「・・・・」ディコスはあることをおもいだしていた。それはまだふせておこう。「それでじゃ。見事、魔王ティアーザを倒してまいれ!!!」 突然の、出来事だった。
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