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No449 の記事


■449 / )  Re[7]: BM 第2章 6:迷路の町イブレム
□投稿者/ レイジ <マックルロード(66回)>-(2005/01/20(Thu) 22:55:09/219.19.72.172)
    薄黄緑色のマックルに「この町にミラックルが来なかったかい?仲間なんだけど。」と尋ねると、
    「あぁ。ものすごいスピードであっちの方に行ったよ。着いてきなよ。」
    そう言われて着いていったのはいいが、まるで迷路だった。分かれ道ばかりで覚えられたもんじゃない。

    しばらく歩いてやっとフィアロンに会えた。
    「あっ、みんなどうしたの?そんなに疲れて。」
    と言いながらケーキをほおばっている。遠慮という言葉を知らないのだろか。
    「でもすごいね。迷わずにここまで来るなんて。」
    「ケーキの匂いがしたんだよぉ。」
    フィアロンの嗅覚が戦闘に役に立ったらいいと皆が思ったが、そんなことがあるわけが無い。
    フィアロンの嗅覚もすごいがこの町の人の記憶力も負けたもんじゃない。
    (フィアロンをここに置いていって、この町の人を連れて行ったほうがよっぽど良いんじゃないか)と皆が言いたそうな顔をしていた。

    やらなきゃいけない事を思い出し、主人公が薄黄緑色のマックルに
    「ウェイダンに行きたいんだけどいい方法はないかい?イカダを作ろうとは思っているんだけど木が無くて…」
    「この辺の木はイカダには向かないよ。水をよく吸うんだ。」
    「そっか…」
    「でも行く方法はあるよ。秘密の抜け道があるんだ。案内しようか?」
    (フィアロン以外の)皆は固まった。
    (これ以上こいつらに任せて良いのか。)
    (また迷路のような道を通らされるんじゃないか。)
    (二度とカラッカ大陸には戻って来れないんじゃないか。)
    不安そうに「この町みたいな道じゃないよね?…」
    「普通だよ。ただの一本道だから。」
    3人がほっとすると、
    「でも真っ暗で何も見えないよ。それから歩いて3日だからね。後、その抜け道に行くのに丸1日かかるよ。」
    聞けば誰でも驚くが当然のことのように言われたのにはもっと驚いた。
    フィアロンも聞いていたらしく動きが止まった。
    「もう行くっきゃねぇだろ。ウェイダンにも行かなきゃいけねぇんだから。」
    グロスが珍しく真面目なことを言っている。

    「もう疲れたよ。宿に泊まろう。」主人公がフィアロンのようなことを言っていた。
    主人公だけでなく、グロスもピピルも魂が抜けたような顔をしている。
    「宿はあっちだよ。」
    薄黄緑色のマックルが遠くの方を指差している。
    「おい!…そういえばお前の名前を聞いてなかったな。」
    「僕はガビルだよ。さあさあ着いてきなよ。」
    グロスはもっと近くに無いのかと言おうとをと思ったが、声を出す気力も無かった。
    フィアロンだけが元気がよく、ガビルの隣に並んで歩いている。
    「早くしなよぉ。」

    グロスが文句もいわずに黙ったまま何とか宿についた。
    「君たちそうとう疲れてるみたいだから宿代は払わなくていいよ。」
    お前この宿の主人だったのか。とも聞かず、本当に死神のように2階に上がった。
    ベットに入ると数秒で寝てしまった。
    フィアロンだけは珍しく寝ないで町を探検していた。

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