■490 / ) |
Re[12]: BM 第2章 11:トンネルの出口へ
|
□投稿者/ レイジ <マックルロード(77回)>-(2005/01/31(Mon) 22:16:03/219.19.72.172)
| 「何を隠してるの?」 「もういいだろ!そんなことよりここを出ることを考えろ!」 「確かに…。」 グロスの言う通りである。すると 「お〜い。」 灯りと共にガビルが戻ってきた。 「思い出したんだよぉ。」 「何を?」 「60年くらい前に土砂崩れがあって出口が埋まっちゃったんだよぉ。それでまた掘ったんだよ。前は枦を上ったら出口があたんだけど…。」 (なんで60年前と勘違いするんだよ。)と思ったがあの町の人は仕方ないと思い、言わなかった。 「さぁ行こう!」 早速進むことにした。
「ところで後どれくらい距離があるんだい?」 ピピルが尋ねてもガビルは何も言わなかった。 「聞いてる?」 また何も言わない。 「ねぇねぇ」と言いながら突いてみた。 するとそのまま倒れてしまった。 「何なんだこいつは?」 「う〜ん。あれ?さっき出口に着いたのに。」 「もしかして寝てたの?」 「そうみたい。」 (フィアロンでもそんな器用な事は出来ないよ…)やっぱりイブレムの町の人は一味違うようだ。
「トロッコねぇのか?他でもいいから。」 グロスがまた同じような質問をした。 「あるにはあるんだけど…」 「あるなら出せよ。」 「ちょっと危険…。」 「危険だからなんだってんだ!早く出せよ。」 グロスに危険だの怖いだの言っても全く無駄であった。 仕方なく了解した。
少し歩くとガビルが壁を押し始めた。 すると扉のように開き、奥には大砲のような物があった。 「これを使うんだ。」 「ほ〜う。じゃぁ入るからとっとと飛ばしてくれ。」 導火線に火をつけ皆は耳をふさいだ。 「ドカーン!」 グロスが砲弾のように噴出した。 「飛んでいったらどこに着くの?」 「出口の下の枦にぶつかる…」 「イッテェ!!!」 遠くからグロスの声がした。 「グロスがあんなに痛がってるのに大丈夫なの?」 そういうとガビルが何かを取り出した。 「これをかぶって。」 クッションのような物を渡された。 「次いくよぉ〜。」 と言いフィアロンとピピルを飛ばした。 「飛んでいった先にある枦を上れば出られるから。それから君を飛ばしたら僕は帰るから皆に伝えといてね。」 「わかった。」 そう言い、主人公も飛ばされた。
グロスに見つかるとまずいと思い皆はクッションを隠した。 枦を上がると出口が見えた。 出口からは太陽の光が、そして外には、
|
|