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No584 の記事


■584 / )  Re[4]: BM 第3章 4:捜査開始
□投稿者/ レイジ <キング・オブ・マックル(93回)>-(2005/04/02(Sat) 22:50:09/219.19.72.172)
    「ピピル?ピピル−?」
    床に転がっているピピルを起こそうとしたがピクリとも動かない。
    「しょうがない、宿屋に運ぶから手伝って。」

    宿屋についてピピルを寝かせた後、
    残っていた2人の様子を見てみた。
    「ふぁぁ〜」
    「ったく!まだ見つかんね−のかよ!?そこにいるのはわかってんだぞ!」
    フィアロンは問題ないが、
    グロスはだいぶストレスがたまっているようだ。

    (ゲッ!ばれたちゃったよ。そういえばディコスってミラックルだよな。皮を剥ぐなんて言い出したらとめられないよ…。見つからないように言わなきゃ)
    「ねぇディコス…。」
    告げ口をしようとしたらグロスが目の前に立っていた。

    「何でディコスがいんだよ!?まさかテメーが犯人か?お前のせいでこっちは大変な目にあってんだぞ!ただですむと思うなよ!」
    と言ってグロスがディコスに飛び掛った。
    「おっ皮剥ぐぞ!って言わなかった。珍しい。」皮を剥ぐという言葉に慣れてしまうほうが珍しい。
    しかしディコスはグロスの攻撃をさっとかわし、
    グロスの後ろについていた。
    「俺の勝ちだな。それに俺は犯人じゃない。そいつを見つけるために協力してやってんだよ。
    文句あるか?」
    「と言うわけだから少しは落ち着いて…。」
    「落ち着いてられるかぁー!」
    そんなことには聞く耳も持たなかったのか返事をしたのかはわからないが全く落ち着かない。
    しかし前にディコスはいなかった。
    振り返った瞬間グロスは縄で手足を縛られていた。
    「これでも一応盗賊なんでね。これくらいのことは当然だよ。」

    その後グロスを納得させてこれからどうするか相談することにした。
    「情報は集めたか?」
    「町の人ほとんどに聞き込みをしたけどあてになる情報は1つもなかったよ。」
    「だったらひたすら探せばいいだろ。それにお前盗賊なんだろ。隠し部屋とか見つけらんね−のか?」
    「それもそうだな探そうか。」

    主人公とディコスで犯人を探すことにした。
    「お前ら犯人見なかったのか?」
    「来たときにはもう荒らされてたんだよ。」
    「手掛かり無しか。仕方ねぇ隅から隅まで探すぞ。」

    そのとき宿屋では…
    「あ〜、アメなくなっちゃった。グロス〜そこのアメとってぇ。」
    「うるせぇな!ほらよ。」
    「ありがと〜。イッテェ!なにこれぇ、ペッペ!」
    「ちくぼうのとげだよ!アメはお前が全部食べちまったんだよ!」
    「うぅぅ。」
    2人を見てピピルがうけていた。もう意識が戻ったらしい。
    「ねぇねぇもっと漫才やってよぉ〜」
    意識が戻ったのはいいが半分ボケている。
    「何が漫才だ。何で俺がこんなやつと組まなきゃいけねんだよ!これでもくらえ!」
    グロスが何かを投げた。

    パクッ。

    「このアメ結構美味しいねぇ。3人で漫才するのぉ?」
    「とげのつもりがアメだったか。まぁいいか。」
    「まだアメ残ってたじゃ〜ん。グロスに騙された〜。グロスが嘘ついた〜。嘘つき嘘つき〜。」
    ピピルがまたうけている。グロスはフィアロンを完全無視。
    「2人とも面白いね〜。パチパチ。」
    「あーもうこんなところで待ってられねぇ。俺も探しにいく!」
    「いってらっしゃ〜い。」
    「嘘だ嘘だ〜。本当は逃げるんだ〜。嘘だ〜。」
    そう言ってグロスは走って出て行った。

    そのころ2人は…

    「あ〜疲れた。1通り探したけど全然怪しいところがないよ。」
    「もう1回探すぞ!」
    「はぁ〜…。」
    「おーい。テメェ〜等ちょっと待て!」
    グロスが走って近づいてきた。
    「何でこんな所にいるの?」
    「一緒に探すからに決まってるだろ!とっとと探すぞ。」
    「じゃぁ手分けして探そう。」
    ディコスの意見に賛成し、手分けして捜すことにした。

    本当に真犯人は見つかるのか?


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