| 3人は(フィアロンは寝てる)早速情報収集をはじめた。 人に「どうかしたのですか?」と聞けば聞くほど、なにかおかしい、という不安は 募っていった。ついに一人がしゃべりだした。「最近、城の大臣が替わったんだ。 ツムックってやつにな。そいつがかなりひどいんだ。たとえば・・・いや・・・ これ以上は・・・いえねえよ・・・」そういうとそのマックルはからっきし口を 閉ざしてしまった。「さっきのやつの話だと大臣が問題なんだよな。なら、城に いってみようぜ!」とグロス。二人は賛成し、城に向った。 確かに大きな城だ。カラッカの城なんて比べようもない。城壁も立派で、まさに 大都市、という感じだった。中に入ろうとすると、「まちな!ここからは通行費として5Gもらおうか!」衛兵が怒鳴った。「どうする?」とピピル。 主人公は仕方なく払った。 中も立派だ。「うわあ〜」というピピルの声。グロスでさえ「へえ・・でけえな。」と驚いていた。早速玉座の間に行ってみた。 そこには、妙にボーっとした王と、なにか違和感がある大臣、ツムックがいた。 王に近づくなりツムックが「王はお疲れなのだ!近寄るでない!」と主人公たちを 阻んだ。しょうがないので玉座の間以外を探索してみた。 すると図書館でマックルが「最近魔王に関しての本が減ってるんだ。」ということがきけた。「またあの魔法使いじゃねえよな?」グロス再確認。 「う〜ん・・・ちょっと大胆すぎるから、少なくとも盗もうとしていたなら、 あの魔法使いとは手口が違うね。」とピピルが分析。主人公もそれに同意。 地下に行ってみると牢屋がいくつかあり、そのひとつに変な銅像があった。 しばらくそれを見ていると、衛兵キャックルが「そこで昔子供たちと遊んだんだよ。その銅像の真下にさらに地下室があってね・・・」といろいろ教えてくれた。 いちど城をでて、宿屋で相談してみた。 「やっぱり、なんかへんだな。」グロスも気づき始めたようだ。 「うん、明らかになにか変だよね。」ピピルも感じ始めている。 「ふわ〜・・・・よくねた!」ここでフィアロン起床。 「あ!フィアロン。おはよう。」気のない声でピピル応答。 「で、話もどるけどさ、やっぱりツムックが何かしてるんだよ。」とピピル。 「ああ。俺もそう思うな。あのやろう。どう見ても大臣らしさのかけらもないしな。」とグロス。「・・・・・」主人公はおもいだしていた。最初に聞いたあのマックルの表情を。「何かツムックにされているんだよ。普通じゃ考えられない、なにかを。」と主人公。「・・・・・悪政とか??」フィアロンが入ってきた。 手には飴をたくさん握り締め。 「それなら他の人達がなにもいえないのもわかるじゃん。なにか悪口いったら、 死刑とか。罰金とか。」とフィアロン。 「確かに・・・理にかなってるね。」とピピル。 「じゃあもう一度調べようよ。僕とグロスは城。主人公とフィアロンは街でさ。」 主人公たちは、今度は二手に分かれ、さらに詳しく調べることにした。
|