![](./icon/cackle.gif) | 「もうこの国をお前の思い通りにはさせないぞ!」玉座の間に着くなり、主人公は言った。 「貴様ら、何を言っている!国王の前だぞ!」 「ふん、そう言ってられるのも今のうちだぜ。今すぐお前の化けの皮を剥いでやらあ!」 グロスはそう言うと、とげとげソードでツムックを斬った。 「ぐあああ!」 ダメージを受け、後ろによろよろと後退するツムック。 「き、貴様ら、こんなことをしてただで済むと思うなよ! 衛兵!こいつらをひっとらえろ!」 すると、どこからともなく衛兵達が集まり、主人公達を囲んだ。 「くっ・・・数が多い・・・」 ピピルの言うとおり、今は分が悪かった。 「やいてめえら!こいつは魔物なんだ!この国を操っているんだ!」 しかし、「何を言う!私は普通のロックルだ!そう言う貴様らこそ魔物に決まっている!」 とツムックが言ったため、衛兵はグロスの言ったことを信じなかった。 「確かに、証拠も無しに魔物と言っても信じられないな・・・前の大臣のことを出しても意味はないだろうし・・・」 ピピルにも、解決策は見つからないようであった。 そういう間にも、衛兵達はじりじりと近づいてくる・・・
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