Drip Circle
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■1050 / inTopicNo.1)  D・S:第一章
  
□投稿者/ 石頭キャック <マックルロード(86回)>-(2005/08/21(Sun) 22:23:50/59.141.49.111)
http://www.geocities.jp/nishikyakku/
    はい!こんな題名になっちゃいました。これからちょくちょくやっていこうと思います。DSとはディコスストーリーのことです。・・・ほんっとにセンスないなあ・・・・_| ̄|○
    ま・・まあ頑張っていきます。応援よろしくお願いしますね〜〜!!!
    感想は別スレを立てるのでそこにしてください。
    でわ、D・S、よろしくおねがいしま〜〜す!!!!
    PS、
    これは完全にオリジナルですので、原作とはまったくちがうものがでてきます。あらかじめしっておいてください^^
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■1052 / inTopicNo.2)  Re[1]: D・S:第一章-始まり・・・
□投稿者/ 石頭キャック <マックルロード(87回)>-(2005/08/21(Sun) 23:00:40/59.141.49.111)
http://www.geocities.jp/nishikyakku/
    人間界で手下の多くを失った魔王は魔物の世界で大規模な徴兵を始めました。
    その標的となったのはもっとも力がよわい種族:マックルです。
    通称「魔王のマックル狩り」です。
    しかし、マックルたちはあきらめませんでした。
    辺境の村で一人の若き勇者マックルがたちあがる!!・・・・はずでした。







    「お宝、お宝〜と・・・・」ごそごそと小さい城の後ろに、若い青年ミラックルがいた。あえて名前はふせよう。
    「これより、兵士:マクルスの検定試験をおこなう!!」とかなんとかいっていた。「馬鹿だな・・・ここにはだれもいませんっていってるようなものじゃねえか
    ・・・」ごそごそと、前もってあけておいた穴から小さい城にはいるミラックル。
    「なんだあ?このぼろッちい剣は。。まあ、不思議な金属でできてるし、よしとするか。」そういうとミラックルは城の外に出た。検定試験とやらも終わっていた。
    「さて、おいとまするとしますか。」そういいながら村をでようとすると・・・・
    「まて!お前は何者だ!!」どうやら見回りに見つかったようだ。いきなり襲い掛かってきた。「ちぇっ、めんどいなあ。」そういうとミラックルは腰から短刀を引き抜き、カウンター気味に衛兵を切り捨てた。「ぐわあ!!」思いのほかこの声が大きかったらしく、たくさんの衛兵に囲まれてしまった。「マクルスよ!あのコソドロをひっとらえよ!」王のそばから飛び出してきたのはおなじように若い青年マックルだった。「かくごしろ!」そういって切りかかってきた。「おっと!」とっさにかわすミラックル。「おらあ!」見事にヒット!マクルスという奴はそのまま倒れた。「うわあ!」「な!なんと!これから大事な任務があるというマクルスが怪我だと!!」なにか大変なことらしい。王が騒ぎ出した。「おい!貴様!ちょっとこっちにこい!」



    「で、お前はこの剣をぬすもうとしたんだな?コソドロ。」王が聞く。
    「コソドロじゃねえ!!ディコスって名前があるんだよ!畜生が!」
    「そうか。では、ディコスよ。そなたに頼みがあるのだ。マクルスはなかなかの重症じゃし・・・」王がつぶやく。「なんだよ?たのみって。」こんどはディコスが聞く。「単刀直入に言おう。最近、マックル狩りはひどくなるばかりじゃ。そなたもしっておろう。」「・・・・」ディコスはあることをおもいだしていた。それはまだふせておこう。「それでじゃ。見事、魔王ティアーザを倒してまいれ!!!」
    突然の、出来事だった。
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■1063 / inTopicNo.3)  Re[2]: D・S:第一章-始まり・・・
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(90回)>-(2005/08/22(Mon) 18:54:01/59.141.49.111)
http://www.geocities.jp/nishikyakku/
    「そんなこといわれてもなあ・・・どうすりゃいいってんだ?」ディコスは困っていた。一応借りの小屋をつくってもらったのでのんびりできる。「ディコスよ!どうしたのじゃ?はやくディアーザを倒さんか!」王がやってきた。「んなこといってもよ!準備もなにもできてねえんだよ!」ディコスが当然のことをいった。「まあそういきりたつな。こちらも王としてそれなりのことをしてやろう。ついてくるがいい。」そういうと王は城に向った。城につくと大臣がまっており、袋をもっていた。「これは道具袋じゃ。お金、武器、アイテムと仕切りがついているので使いやすいぞ。その腰の巾着袋よりはよっぽどな。あと、お金をいれておいた。これで装備をととのえるがいい。」ディコスは道具袋と200Gを手に入れた。ディコスが道具袋をくくりつけていると王が「あとマックル訓練場に連絡をとっておこう。
    仲間をやとってくるがいい。では、気をつけてな。」そういうと大臣と王は城の奥に行ってしまった。



    王に言われたとおり訓練場に向った。「よお!お前がマクルスを倒したミラックルだな?」威勢のいいおっさんマックルが声をかけてきた。「さあて、誰を雇うんだい?」いきなり雇うといっても、ディコスはあまりよく知らないので説明をしっかり聞いた。記憶力には自信があるディコスはもういちど確認した。その結果、ここでは鍛治師キャックルを雇った。「キャックだ。よろしく。」聞いたことがあるきがするが気にしないで頂きたい。あと、少しためらってからミラックルを雇った。
    「ミラクルだ。」名前はふざけてるくせにあいさつが少ない。
    かくして、この奇妙な一行は「フィンクルの里」に向ったのだった。
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■1089 / inTopicNo.4)  Re[3]: D・S:第一章-フィンクル
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(92回)>-(2005/08/23(Tue) 12:32:54/59.141.49.111)
http://www.geocities.jp/nishikyakku/
    カラッカから出ようとした時、大臣がやってきた。
    「カラッカからでるのはいいですけど、あなた以外の人の武器は整えましたか?」と言ってきた。一応盗賊のディコスはお金を溜めるのが癖になっていたらしい。
    「あ、そっか。」と納得。こんなことでいいのだろうか・・・・・・
    キャックには木槌を、ミラクルには倉庫から見つけたナイフを渡した。
    「あんがとよ。」とキャック。「・・・・・」とミラクル。なにかしゃべれ。
    「残りは・・・・」ディコスは金勘定中。大臣は「あと、マクルスの所にも行ってやりなさい。」そういうと城に戻っていった。「めんどくせえなあ・・・・・・」とかなんとかいいながらマクルスの家へ。どうやら性格は素直なようだ・・・・・
    「ん?おまえだれだよ!兄ちゃんに何か用か?」小さなマックルがそこにいた。
    「やめろ、マクロル。」マクルスだ。弟の名前は気にせずに。
    「なんだよ、だいじょうぶなのかよ。じゃあな。」ディコスだ。
    「ああ。全快したら俺も旅にでる。その時は協力しよう。」いい人だなあ、
    マクルスは。で、やっとカラッカの外へ。「えーっと・・北に行くんだよな。」
    ディコス再確認。考えているうちに敵に囲まれていた。ウィルオーウィプスだ。
    「うわあ!いっぱいいるって!」キャックビクつく。「ちい!」ディコスの攻撃!
    ウィルオーウィプス1体をたおした。「えい!」キャックのハンマー投げ!!
    ウィルオーウィプス1体を倒した!「おらあ!!」さらにキャックの頭突き!!
    もう1体倒した!「・・・・アイスS・・・・」ぼそっと唱えたミラクル。
    ウィルオーウィスプを倒した!「ふう・・・・倒したな。さっさといくか。」
    「う〜・・・びっくりしたあ・・・・」キャックルはまだ興奮しているようだ。
    木槌なげるなよ、オイ。「・・・」だからなにかしゃべれって!ミラクル!!!
    そうこうしているうちにフィンクルの里に着いた。「まずは・・・仲間だな・・・・」
    ディコスはキョロキョロしている。訓練所をさがしているようだ。「一度解散しよう」
    そういうとキャックは真っ先によろずやへ。「・・・・」無言で酒場に行くミラクル。
    未成年だろ!!どうやら訓練所をみつけたようだ。早速受付へ。「いらっしゃい。」
    感じのいいフィンクルだ。「優秀な僧侶を雇いたいんだけど・・・」とディコス。
    「そうか。なら・・・レンクルとフィンクル、どちらがいいかい?」と受付の人。
    「なら、フィンクルで頼む。」とディコス。「了解、お〜い、フィンク、出番だぞ。」
    フィンクと呼ばれた若いフィンクルがこっちにやってきた。
    「こんにちは。フィンクルです。あなたがディコスですね?僕はフィンク。カラッカ王
    からきいています。これからよろしく。」とても性格のいいやつのようだ。
    「ああ、よろしくな。」こうして、メンバーはそろった。
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■1143 / inTopicNo.5)  Re[4]: D・S:第一章-フィンクル
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(99回)>-(2005/08/25(Thu) 11:36:27/59.141.49.111)
http://www.geocities.jp/nishikyakku/
    「で、もうここには用はないよな?」ディコスがみんなに聞く。
    「う〜ん・・・・しらない!」なら黙れ。キャック。お前は喋りすぎだ。
    「・・・しるか。」お前はもっと喋れ!!ミラクル。
    「とりあえずこの大陸をでないとね・・・でも、あっちの方は敵が強いから、
    鍛えといた方がいいとおもうよ。」フィンクの意見に賛成し、里の外で修行をすることになった。






    「よし!まあこんなもんだろ。」ディコス達は相当な修練を積んだようだ。
    「じゃあ、この大陸から早く出よう!」と南に向った。
    途中の村で休んでいると、こんな声が聞こえてきた。
    「・・・だめだったか、やっぱり通れないな。あの洞窟。」一人のマックルが
    もう一人のマックルと喋っている。「ああ。大魔導師スラックはいなかったし。」
    「これからどうしようかなあ・・・・・」とそのまま村を出て行った。
    「おい。聞いたか?」ディコスがみんなに聞く。
    「うん。聞いたよ。南の洞窟、通れないみたいだねえ。。。。。」
    のんびりとキャックがいう。「大魔導師スラックとかいってたな・・・・・」
    おお!やっとましなこといったな、ミラクル。「・・・作者が喋らせんだけだ。」
    ・・・・無視してください。「スラック師なら、フィンクルの里にいるよ。」
    フィンクルがいった。「なに?そうか・・・しょうがない。一度戻るとするか。」
    一行はもう一度フィンクルの里に向った。
    スラックのことを聞くと、どうやら村のはずれの地下に住んでいるらしい。
    そこに向うと、こじんまりとした部屋があったが、スラックと思われる人物はいなかった。「いないねえ。。。。スラックって言う人。」キャックだ。
    ディコスは、妙にキョロキョロしている。「お前ら、ちょっと待ってろ。」
    そういうと、どこかにいってしまった。
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■1259 / inTopicNo.6)  Re[5]: D・S:第一章-爺
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(117回)>-(2005/09/03(Sat) 12:44:06/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「気配はする・・・・・どこだ?」ディコスはそうつぶやくとスラックの家の倉庫で何かを探していた。ふと、ディコスは床に耳を当てた。「・・・・!」
    するとディコスはすぐにみんなのところへ帰ってきた。「何してたの?」キャックが聞く。「いや・・・・人の気配がしてるんだよ。さっきからな。で・・・・・」そういうとディコスはスラックが寝ていると思われるベッドの下の床を叩いた。
    ガチャッという音とともに階段が出てきた。「わあ!隠し通路だあ!」キャックが騒ぐ。「・・・なぜわかった?」当たり前のことをミラクルが聞く。
    「ん?まあな・・・・なんとなくだ。」ディコスが適当に答える。
    「まあ、下りてみましょうよ。」フィンクが言う。それに同意し、
    階段を下っていった。そこは本がとてもたくさんあった。そして、妙な声が聞こえる。うひひひ・・・・・・・あやしい。「おい!爺!お前がスラックか?」ディコスがその怪しい爺に聞いてみた。「ぐへへ・・・・ん?!!!!!!!!」その爺はものすごく驚いた様子だ。「サンダーLじゃああ!!!」
    ものすごい魔法が炸裂した。「ぬおおおお!」ディコス吹っ飛ぶ。
    ミラックルコーティングのおかげでダメージはないが、相当な衝撃をうけた。
    「に・にげろ〜!!」フィンクが叫ぶ。「にがさんぞお!」爺は最上級呪文をものすごいペースで打ちまくった。

    ゴゴゴゴゴ・・・・

    呪文を放ちすぎたのか、地下室が崩れ始めた。一つの本棚がたおれ、爺に直撃!「ぐばあ!」爺気絶。
    「な・・なんだったんだ・・・・・」

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■1300 / inTopicNo.7)  Re[6]: D・S:第一章-謎のマックル
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(123回)>-(2005/09/04(Sun) 18:21:29/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「で、本当にあの本の中身をみてはいないのじゃな?」何回も聞いたことをまだ言い続けるスラック。「ああ、みてねえよ。で、あの本の中身って一体なんだ!?」ディコス達はぼろぼろになりながらスラックに聞いた。「あ・危ないものじゃ!」スラックはあせりながら答えた。「貴様の魔法の方が危ないっつ〜の!!!!!」初めて4人の声がハモッた。「と・とにかく!わしになんのようじゃ?」スラックが気を取り直しながら聞く。「ああ、南の洞窟の封印を解いて欲しいんですよ。」フィンクが丁寧に聞く。「なに?南の洞窟の封印を?」スラックはしばらく黙りこくり、こう答えた。

    「いやじゃ!めんどくさい!」


    「あぁ!?てめっ!このクソ爺!!!」ディコスがスラックに飛び掛った。
    慌てて止めに入るキャック。「まあ、なにもしてやらないのも可哀想じゃな・・」スラックはそういうと少し考えた。「よし!一時的に封印を解く指輪をあげよう」そういうとディコス達に倉庫に向うように促すと、外にでていってしまった。
    倉庫にいくと、信じられない光景が目に入った。さっきまで綺麗に整理されていた倉庫がぐちゃぐちゃになっていたのだ。そしてその倉庫の中心にマントを羽織ったマックルが立っていた。そのマックルの手には不思議な色の指輪が光っていた。
    「な・・・お前はだれだ!!」ディコスはそう叫ぶとすぐに戦闘態勢を整えた。
    「まあ落ち着け。貴様らの敵ではない。一応はな・・・・」そのマックルはそういうのとそのマックルの手が光るのとはほぼ同時だった。光っているてにはスラックの指輪が。次の瞬間、またたくまにスラックの指輪は砕け散ってしまった。
    「な!なにしやがるんだ!!それじゃ封印が・・・」ディコスがいいかけると、「解けないって?安心しなよ。すぐにわたれるようになる。すぐにね・・・・」そういうとそのマックルは一瞬で消え去ってしまったのだ。
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■1321 / inTopicNo.8)  Re[7]: D・S:第一章-崩壊と暴走
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(125回)>-(2005/09/05(Mon) 16:47:08/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「・・・・・・」ディコス達は黙って南の洞窟に向っていた。
    一体あのマックルはなんだったのだろうか、すぐに渡れる、とは一体どういうことなのか?と、考えているうちに南の洞窟付近に着いた。なぜか魔物がいない。
    村に入ると、妙に静かだ。「・・・!!!どうした!?」そこにはキズだらけの
    マックルがいた。「・・・と・・突然南の・・・・・洞窟から爆発音があって・・・様子をみてみ・・・・ると中から・・・・魔物が・・あ・・・あふれ出てきたんだ。・・・急いで村に戻ったんだ。」途切れ途切れにそのマックルは答えた。「どうして早く逃げなかったんだ?」ミラクルが当たり前のことを聞く。
    「こ・・・ここは・・・スラック氏が・・・結解を・・はっていて・・・もしものことが・・・あっても・・・大丈夫な・・・ようにしていたはず・・・なんだ。」マックルは息も途切れ途切れになっている。「・・・・・・」力尽きたようだ。。
    「・・・くそお・・・・一体どうして・・・?」ディコスはその時思い出した。
    あのときのマックルが残した言葉を。「安心しなよ。すぐにわたれるようになる」
    「このことだったのか・・・・やろう・・・・」妙に感情的なディコス。
    「ど・・・どうしたの?ディコス・・・」キャックが聞く。
    突然ディコスは村の外に出た。そして・・・・

    ぶっころしてやら〜〜!!


    そういうと、ディコスは一目散に南の洞窟に向っていった。
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■1361 / inTopicNo.9)  Re[8]: D・S:第一章-崩壊した洞窟
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(131回)>-(2005/09/06(Tue) 17:34:22/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「ちい!!追うぞ!!!」ミラクルがディコスの後を追う。
    「う・・うん!!」キャックとフィンクも追う。
    洞窟はめちゃめちゃになっており、もともと迷路のような道がさらに迷路のようになっていた。「・・・・わかれて追うぞ。そのほうが都合がいい。出口であおう」そういうとそそくさとミラクルはいってしまった。「ええ!!?そんな〜〜・・」キャックは戦闘は苦手だ。いくら種族がキャックルといっても職業は鍛治師。
    ちらっとフィンクのほうを見る。「・・・じゃあ、一緒にいきますか。。。。。」







    「ハア・・・ハア・・・・」ディコスはひたすら走っていた。ほとんど勘で進んでいる。今のディコスの脳裏にあるものは少年時代の記憶だけだった・・・・

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■1375 / inTopicNo.10)  Re[9]: D・S:第一章-ミラクルの戦い
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(133回)>-(2005/09/07(Wed) 19:58:00/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「・・・・いる。」ぽつりとつぶやきながら奥に進んでいくミラクル。
    数分すると崩壊がひどく、広場のようになっている場所に着いた。
    「・・・・・出て来い。」ミラクルがつぶやく。「・・・ふ。ばれてたんだ。」
    あのマックルが現れた。「こんにちは。ミラクル、だっけ?よろしく。」
    そういいながらもそのマックルの周りにはものすごい醜悪なオーラが漂っている。「だまれ。・・・わるいが、先に進まなければならない。・・・一瞬で殺す。」
    ミラクルも殺気を放つ。「やってみなよ。できるならね。」笑顔で言葉を返す。
    ・・・・・・
    ほぼ同時だった。ミラクルはアイスSを大量に放った。謎のマックルは一発だけ。
    ガガガガガ!!!
    なんとそのマックルは一発だけで魔法を相殺してしまった。「・・・その程度?」
    「な!?・・・ちい。」ミラクルはさらにアイスSを放つ。ボシュ!
    その瞬間、そのマックルが消えた。そして、ミラクルのすぐ後ろに現れた。
    「な!!?そんな馬鹿な・・・」ミラクルは驚愕した。瞬間移動したのだ。
    「そのコーティングは魔法が効かないみたいだね。なら、これはどうだい?」
    ミラクルは警戒して後退した。「・・・イメージS」効いたことのない魔法をそのマックルが唱えると、そのマックルの手から魔力でできたナイフが現れた。
    「・・・今の段階じゃコレぐらいが限界か。・・・いくよ。」
    ものすごいスピードでミラクルに迫る謎のマックル。「・・・!アイス・・・・」
    そういう前にまたしても一瞬で後ろに着かれた。そして、一閃。ズバア!
    「ぐわあ!!」ミラクルが倒れこんだ。「あれ?もう終わり?」かなり強い。
    「つまんないなあ?一瞬で倒すんじゃなかったの?」そういいながらミラクルを
    蹴り上げる。「がっ!!」ミラクル吹き飛ぶ。「はあ。そろそろ終らせようか。」そういうとそのマックルは手の魔力ナイフを伸ばし、剣にした。
    「さて、串刺し、八つ裂き、どっちにする?」そういいながらミラクルに近づく。「・・・串刺しになるのは・・・・お前のほうだ!!」そういいながらミラクルは立ち上がった。「ハームS!!!!」
    ドシュッ!!!!三つの矢を一つに凝縮した強力な矢がマックルに突き刺さる!!
    「・・・・!!!」ドサッ。マックルが倒れた。「はあ・・はあ・・はあ・・・」次の瞬間、そのマックルが突然消え去った。そしてそこに残ったのは、
    マックルの形をした紙だった。「な!!・・・分身・・・・畜生・・・・・」
    そこでミラクルは気を失った。
引用返信/返信 削除キー/
■1403 / inTopicNo.11)  Re[10]: D・S:第一章-キャックとフィンク
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(138回)>-(2005/09/09(Fri) 17:47:29/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「えい!」キャックが木槌を振り回す。「はあ!」フィンクがキャックを回復。
    二人は抜群の連携で確実に進んでいった。「ふう・・・・キリがないなあ・・・」
    流石に疲れてきたようだ。どんどん出てくる。「僕もMPがきついなあ・・・・・」
    フィンクも相当疲れている。このままではやられてしまうのも時間の問題だ。
    「しょうがない。ある程度の敵意外は無視して、急いで先に進もう。」フィンクが
    的確な指示を出す。「わかった!」キャックは素直だ。すぐに指示に従う。
    しかしそんな上手くいくわけがない。次々と襲い掛かってくる。
    「あ!あそこに広場のようなところがあるよ!そこに逃げよう。」フィンクが喋りながら走り出す。「え!?ま・まって〜〜!!!」キャックも続く。
    広場に着くと、気絶したミラクルがいた。「え?ミラクル!」フィンクが
    すぐにヒールをかける。「く・・・・・お前ら・・・・」ミラクルが意識を
    取り戻した。「ミラクル!アイスでもなんでもいいからつかって〜!!!」
    キャックはあたふたしている。そのすぐ後ろには魔物が迫っていた。
    「ちい・・・・ハームS!!!」ミラクルが全力をふりしぼってハームSを乱射。
    迫っていた魔物全てにHIT!!すべての敵を倒してしまった。
    「わあ!!すごいね。ミラクル。」キャックが尊敬の眼差しでミラクルを見る。
    「・・・・」どうやら喋る気力もないようだ。ガラララ!!
    !!!!3人は一斉に音のした方を見た。ディコスだった。「よお」
    「・・・お前か・・・・」ミラクルが安心したようにディコスをみる。
    「どういう意味だよ。・・・まあ、いくか。」こうして4人は洞窟の出口に向っていった。
引用返信/返信 削除キー/
■1416 / inTopicNo.12)  Re[11]: D・S:第一章-ディコスの過去
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(139回)>-(2005/09/10(Sat) 12:00:35/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    ディコス達が合流する少し前・・・・
    「おらあ!!」ディコスがオニオンファイターを短刀で切り捨てる。
    ぞろぞろと敵がでてくる。キリがない。「はあ・・・はあ・・・畜生・・・・・」
    ディコスはたった一人でものすごい魔物の群れと奮闘していた。
    だが、倒しても倒しても次々と沸いてくる。これもあのマックルの力だろう。
    「・・・・畜生。コレだけは使いたくなかったんだが・・・・・・・・・・・・」
    そういうとディコスは短刀を道具袋にしまい、腰につけていたものを取り出す。
    「使わさせてもらうぜ・・・・・親父・・・・・」





    まだディコスが少年だった頃・・・・
    この当時、魔王は体力は低いが魔法能力が高いミラックルを中心に徴兵していた。
    ミラックル達も懸命に反抗するが少しずつその数は減っていった。
    −ディコスの実家−
    「父ちゃん!みんな!またモンスターたちが攻めてきたよ!」小さなディコスが
    叫ぶ。「なにい?よし!みんな、応戦するぞ!!!」この男こそディコスの父親、
    大盗賊オスヤコディだ。大盗賊と言われているが盗んだものをお金に代え、
    そのお金を貧しい人に分け与えていたので当時なかなかの人気があった。
    だが彼もミラックル。そして優れた戦闘能力を持っていた。当然、マックル狩りの
    対象になる。「くそお!数が多すぎる!」オスヤコディの部下が弱音を吐く。
    「馬鹿野郎!あきらめるんじゃねえ!!」戦況は確実に不利。
    「・・どうやら、俺も見納めのようだな・・・こいつら、完全に俺たちを徴兵する
    ためじゃなく、殺すためにきてらあ。」なんども魔物たちを追い返してきたので、
    流石の魔王も嫌気が指してきたのだろう。どんどんと部下がやられていく。
    「くそ。みんな逃げるぞ!繋いであったボートに部下達が乗り込む。
    ディコスもオスヤコディと同じボートに乗り、脱出を図った。
    だが攻め寄せる敵に対して、一隻ずつボートは沈んでいった。
    なんとか陸地にたどり着いた。もう部下たちもほとんどやられてしまっている。
    敵も減る様子がない。ヒュ!!突然槍が飛んできた。ディコス目掛けて。
    「!うわあ!!!」思わず目を瞑るディコス。だが痛みはない。そっと目を開けると、
    「ディ・・・・ディコス・・・・」オスヤコディだった。槍が突き刺さっている。
    ディコスは驚愕した。「と・・・父ちゃん!!!」目には涙が溢れていた。
    「・・お前は・・・・逃げろ・・・死ぬには・・・・・小さすぎる・・・・・」
    オスヤコディが途切れ途切れに喋る。「い・・・嫌だ!父ちゃんも一緒だ!!」
    「もう・・・俺はダメさ・・・・・・・コレを・・・・・」そういうとオスヤコディは
    腰につけていたものをディコスに手渡す。「コレを・・・・俺だと思え・・・・・」
    「う・・・うん。」ディコスはゆっくりうなずき、それを受け取った。
    「あと・・・どんなことが・・・あっても・・・絶対に・・・涙は・・・見せるなよ」
    「わ・・・わかったよ!父ちゃん。俺、絶対に強くなるから・・・父ちゃんみたいに・・・約束だよ!」ディコスが強がる。ふっと笑いながらオスヤコディが言う。
    「や・・く・・・そく・・・・・・だ・・・・・・・・・・・・・」
    そこで、オスヤコディはこときれた。「と・・父ちゃん・・・・・・」
    ディコスは立ち上がると、自分の額をオスヤコディから貰ったもので十字に斬った。
    「俺は・・・この傷に誓う・・・絶対に・・・・強くなって見せる!!!!」





    そして、今。
    「・・・・アサシン・・・・ダガー・・・・!!!」それを引き抜くと目の前の魔物に
    向っていった。「うおおおお!!!」次々と斬る、斬る、斬る。
    あっという間に敵を倒してしまった。「・・・・・俺は・・・・・まだまだ弱いな。」
    そうつぶやくと、ディコスは先に進んだ。
引用返信/返信 削除キー/
■1434 / inTopicNo.13)  Re[12]: D・S:第一章-新たな大陸
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(146回)>-(2005/09/11(Sun) 19:05:52/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「あ!みてみて!!出口だよ!!」キャックが騒ぐ。
    「や・・・・やっとですか・・・・」すでにMPを使い果たしているフィンクが
    フー・・・とため息をつく。バシュウ・・・・「やあ。こんにちは。」
    あのマックルだ。「!!」一番反応したのはミラクルだった。
    「みんな気をつけろ!こいつは瞬間移動できるんだ!」その言葉でさらに警戒を
    強めたパーティ。「安心しなよ。攻撃する気はないから。」
    「僕もまだ完全に力を取り戻したわけじゃないんだ。だから今日は別の用事さ。」
    「何!?」ディコスは動転する。「君たちさ。どうしてディアーザを倒そうと?」
    唐突に、そのマックルは聞く。ディコスの変わりにキャックが答えた。
    「そんなの、マックル狩りを止めるために決まってるじゃないか!!」
    「・・・そう。なら、いいよ。・・・目的はほとんど同じだね・・・・・・」
    そういうと、そのマックルは消え去った。
    「・・・そういえば、あのマックル、種族はなんだ?」唐突にディコスが聞く。
    「え?・・・羽が生えてないからレンクルフィンクルじゃないし・・・」
    フィンクが答える。「足があるからナークルじゃないよ。それに耳も無いから
    キャックルでもないね。」キャックも考える。
    「奴の体の色も茶色でも銀色でもない。あとはマックルだが・・・・」
    ミラクルも推理。「ああ。どちらかといえば奴の体の色は黄緑だ。」
    一体あのマックルは何者なのだろう・・・・一つの疑問を抱きながら、
    4人は新たな大陸に足を踏み出すのであった。



    第一章 完
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