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■1044 / inTopicNo.1)  BrokenMackle第6章(10/20更新)
  
□投稿者/ tickle(管理) <◇レジェンド・ブレイバー◇(268回)>-(2005/08/21(Sun) 15:44:05/203.136.171.97)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tyruster/0-Line/
    BrokenMackle第6章です。

    第6章は、ストーリー上では「西の関所」→「シリーク」となります。
    が、オリジナルをつぎ込んでももちろんOKです。
    更新停滞していましたが、6章終了です〜
    次は7章へ引き継がれます。
    7章より、6章最後の部分より分かる通り「グロス」がいないので注意を。

    -------------------------------------------------------------------------
    次の物語に続くストーリーを考えてレスしてください。
    物語ではなく、ネタを提供する場合は別スレで報告ください。

    (ただし、コメントは厳禁(絶対にダメ)。するときは、新スレを立てるか、引用符「>」を行の先頭につけましょう。)
    > 例えばこんなふうに・・。(でもコメントつけるにしてもレスの最後にしてくださいね)

    壊れるくらい楽しいストーリーにしていきましょう!
    コメント・意見・感想はコチラ→[ No.323 ]
    --------------------------------------------------------------------------
    ・ 注意書きはコチラ↓
         [ No.248 ] ・・・必ず1度は目を通しておいてください。(1/30修正)
    ・ BM 情報まとめ(viper(ヴァイパー)さんより)
      ↑ 登場キャラなど、BMの情報についてのまとめです。

    今までのストーリー→(< >内はその部分を書いてくれた人のHN)
     序 章:
      [ No.194,205 ]
     第1章→スラックの指輪とディコス
     第2章→暗闇洞窟と閉ざされた町
     第3章→宿荒らし事件
     第4章→悪政ツムックとウェイダン
     第5章→ツムックと真実のメガネ
       1:[ No.854 ] 王家の証と真実の塔 <石頭キャックさん>
       2:[ No.855 ] フィアロンの魔法2 <のださん>
       3:[ No.867 ] ウェイダン着 <香菜子さん>
       4:[ No.868 ] ツムック奇襲作戦 <石頭キャックさん>
       5:[ No.869 ] 真実の塔、再び <レイジさん>
       6:[ No.860 ] 真実の塔の罠 <石頭キャックさん>
       7:[ No.894 ] 塔の地下洞窟2F <レイジさん>
       8:[ No.895 ] 新たなる敵 <石頭キャックさん>
       9:[ No.963 ] 幻の壁
      10:[ No.965 ] 幻の壁と幻の道 <レイジさん>
      11:[ No.967 ] 真実の眼鏡 <石頭キャックさん>
      12:[ No.972 ] フィアロンの魔法3 <のださん>
      13:[ No.975 ] 決戦の前に・・・ <レイジさん>
      14:[ No.977 ] 真の鍛冶 <石頭キャックさん>
      15:[ No.978 ] 皮裂きの舞 <レイジさん>
      16:[ No.979 ] ツムックの正体 <石頭キャックさん>
      17:[ No.980 ] 罪なき個と子 <viper(ヴァイパー)さん>
      18:[ No.981 ] 暗黒魔道の力 <石頭キャックさん>
      19:[ No.984 ] 反乱の波 <のださん>
      20:[ No.987 ] 平和 <石頭キャックさん>
      21:[ No.991 ] 新たな仲間 <のださん>

     第6章:
       1:[ No.1093 ] 静寂な草原
       2:[ No.1103 ] 過去からの贈り物 未来への諡(おくりな) <viper(ヴァイパー)さん>
       3:[ No.1144 ] 消えた村長
       4:[ No.1149 ] 炎を封じられた4人 <レイジさん>
       5:[ No.1151 ] 新武器開発 <石頭キャックさん>
       6:[ No.1186 ] 変形した鉱山洞窟、そして・・・
       7:[ No.1188 ] 毒霧鳥 <石頭キャックさん>
       8:[ No.1235 ] 山火事 <レイジさん>
       9:[ No.1266 ] 炎上円陣 <viper(ヴァイパー)さん>
      10:[ No.1383 ] 僧侶の苦悩
      11:[ No.1405 ] (一時的に)目覚めたフィアロン <レイジさん>
      12:[ No.1446 ] ケーキの魔法 <のださん>
      13:[ No.1491 ] 甘くない <viper(ヴァイパー)さん>
      14:[ No.1659 ] 化け物との戦い <石頭キャックさん>
      15:[ No.1701 ] 怪鳥 再び <レイジさん>
      16:[ No.1788 ] <1> フィアロンの秘密
                  <2> グロスの決意

    コメント・意見・感想はコチラ→[ No.323 ]
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■1093 / inTopicNo.2)  Re[1]: BM 第6章 1:静寂な草原
□投稿者/ tickle(管理) <◇レジェンド・ブレイバー◇(274回)>-(2005/08/23(Tue) 14:42:46/203.136.171.100)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tyruster/0-Line/
      ディコスとしばらく合流することになり、鍛冶の町シリークを目指すことになった。
      戦闘もディコスが加わって楽になり、フィアロンもまたゆったりぶりを発揮しだした。

      「つ〜か〜れた〜 お昼にしよう」とフィアロン。しかし、今は朝だ。
      「この前出発したばかりだろ! もう少し、歩け。」とグロスはフィアロンを蹴飛ばした。
      「だって、おなかすいた・・・(バタッ)」
      倒れてしまった。無理もない。暗黒魔道戦で力を使いきり、MP切れギリギリだったのにもかかわらず、グロスが勝手にウェイダンを飛び出してしまったからだ。
    戦闘は楽になったもののフィアロンはかなりの重傷だった。
      「休む場所がないんだから、シリークまでガマンだ」とドカドカとグロスが進んでいく。
      フィアロンはピピルに乗せてもらって進む始末。「こんな感じで敵にぶつかったらまずいな・・・」とディコスがあたりを見回した。
      「敵、見当たりませんね」とピピル。運よく、敵のいる気配はない。
      不思議なほどしーんとしている草原に違和感を感じつつ、
    とはいえせっかく敵がいないので木の陰で休み、フィアロンの回復を待つことにした。

      「グロスとディコスは念のため外を見張ってて」とピピル。もうフィアロンの世話は慣れてきたような感じだ。
    グロスはピピルが命令ばかりすることにムッとしたが、ここは黙ったまま座った。

    ・・・
    20分後。

      フィアロンは熟睡していた。揺さぶっても、起きそうにない。
      「ダメだ。起きない」とディコス。
      「いっそのことこいつの皮を剥いで売りに出せばいいんだ」とわけのわからないことを言い出すグロス。
      「まぁ、敵でてこないし、しばらくゆっくりしていれば」とピピル。「でも何で出てこないんだろう・・・?」

      辺りは草原が広がり、それだけだった。向かってくるような気配も何もない。
      不気味なほどの静けさがパーティを襲った。
      「何か、確かに変だな。毒ガスの塊でもどっかに埋まってたりして」とグロスが冗談めいたように言った。
      「ど、毒ガス・・・」とピピル。「冗談ですよね?」
      しかし、ディコスは下を向いて、「本当に毒ガスかもしれないよ」
      「えぇぇ!?」
      「シリークの近くにある鉱山が最近ひどく荒らされたようだぞ。もしかしたら、それが原因で毒ガスが出てきて、この辺のザコ敵に利いているのかもしれない」
      「それじゃ、シリークの住民は・・・」
      「行ってみよう」

      何か不吉な感じを抱きつつ、急ぐように動き出した。
      「え? もう行くの? 待ってよ〜」とフィアロン。
      どうもゆっくりもしてられそうにないかもしれない。
引用返信/返信 削除キー/
■1103 / inTopicNo.3)  Re[2]: BM 第6章 2:過去からの贈り物 未来への諡(おくりな)
□投稿者/ viper(ヴァイパー) <マックル(23回)>-(2005/08/23(Tue) 21:52:00/218.119.157.149)
    一行はシリークの町へと急いだ。モンスターが出て来ない事もあってすいすいと進む事が出来た。
    だが途中でジャミーと言う鳥の姿をしたモンスターに襲われた。しかしそれも大した事ではなかった。
    「どけー!皮剥がすぞ!」
    グロスのフレイムソードにまとった炎がジャミーの吐いた火の玉を受け止めた。炎に炎をぶつけた所でダメージは無い。
    その隙に主人公とディコスが攻撃を仕掛け、何とか乗り切った。

    シリークの町は静かであった。
    静か、というのは人がいなくなっていて静かと言う訳はない。住民がガスにやられてしまったと言う意味ではない。
    町はの様子はいたって普通であった。人々は穏やか顔をしているし、何処からかカンカンというハンマーの音が聞こえる。
    「良かった…町は無事みたいだね」
    「マジで良かった…」
    ピピルはグロスの顔をみてギョッとした。あのグロスがさも嬉しそうな明るい顔をしているのだ。
    「グロス?」
    「よかったぁぁ…」
    実はウェイダン王から「鍛冶師の町」と聞いた時、グロスはとてもわくわくしていたのだ。
    一体そこにはどんな業や技術があるのか、曲がりなりにも鍛冶師のグロスにとってそれは夢の世界であった。

    その時一人の子供が近づいてきた。
    「おにーちゃんたち何してるの?」
    それは可愛いキャックルの子供であった。だが口元は白いマスクで覆われて顔がよく見えなかった。
    「僕たちは旅をしているんだよ」
    ピピルは丁寧に答えた。
    「ところで君そのマスクどうしたの?風邪でも引いてるの?」
    「ううん、お母さんがつけてなさいって言うの。お友達もみんなつけてるよ」
    辺りを見回すと、確かに同じ様なマスクをつけた子供がたくさんいた。大人達はつけてはいない。
    「…何でだろう?」

    疑問に思ったピピルは近くの人に話し掛けてみた。
    「ようこそ鍛冶師の町シリークへ」
    「あの…この町の子供たちは何でマスクをしてるんですか?」
    「それですか?あれは毒ガス避けです」
    後ろにいたグロスと主人公とディコスはそれを聞いてさあっと顔が青くなった。慌てて口元を抑え始めた。
    「ああ心配なさらないで。毒ガスは空気より重いから地面の近くにしか溜まりません。背の低い子供達は危ないからと念の為にマスクをつけさせているんです。」
    三人は恐る恐る手を離した。
    「何故毒ガスが町に流れているんです?」
    「鉱山ですよ。知っているかもしれませんが、少し前にモンスターがどっと押し寄せてきましてね」
    「それで鉱山が崩れて内部に溜まっていた有毒ガスが漏れ出したと?」
    「ええ。正確に言うと昔戦争していた頃に使っていた毒ガス兵器らしいです。敵に鉱山を占拠されると厄介だからとあちこち罠を仕掛けていたようです」
    「確かに、敵に取られたら武器が作れなくなってしまいますから」
    「ガスは鉱山の山頂付近に設置されていました。敵が攻めてきた時はまずそこへ先に登ってこのガスを撒きます。そうするとガスは下へ下へと流れて行き、登って来る敵を全滅させる…と言う作戦だったそうで」

    戦争終結後も罠は撤去されずに残されている。罠の撤去にかなりの費用がかかる為だと言う。
    罠の大半は老朽化に伴って作動しなくなり、残った罠もその位置を把握している為問題は無い。
    ガスはいつか漏れ出す危険があるからと近い内に撤去を計画していたらしいが、その矢先にこの事故が起きたそうだ。
    「今の所は変わりなく生活できますが、これが長く続いたら子供達がどうなるか心配で…」
    未来を担う子供達が、この町に伝えられる技術を受け継ぐ子供達が、今は何も知らずに騒いでいる。
    話を聞いている内にグロスの瞳がめらめらと燃え出してきたが、誰も気付いていない。

    ついでにさっきから地面に突っ伏して寝ているフィアロンが毒ガスを吸いまくっていると言う事も、誰も気付いていない…。
引用返信/返信 削除キー/
■1144 / inTopicNo.4)  Re[3]: BM 第6章 3:消えた村長
□投稿者/ tickle(管理) <◇レジェンド・ブレイバー◇(284回)>-(2005/08/25(Thu) 15:41:38/203.136.171.100)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tyruster/0-Line/
       「う〜ん・・・」とピピル。「今はガスも下の部分だけで済んでいるけど、このままじゃまずいね」
       「でも、どうするんだ? 変に鉱山へ行っても死んでくるのがオチだからな」とディコス。
    確かに、このまま行っても全滅するだけだ。
       「村長のところへ行ってみようか? 少しは何か収穫があるはずだよ」

       村長のところへ行ってみることにした。しかし・・・
       「村長さんはいますか?」
       「すまないねぇ。今いないんだよ」
    となぜか村長の家の前にいるフィンクル。
       「いつになったら戻ってきますか?」
       「さぁね・・・鉱山の様子を調べてくるって行っていたけど・・・」
       「鉱山だって!? 毒ガスがあるのに・・・」
       「えぇ、そうなんですよ。最近は危険なモンスターも現れたって言うし・・・」
       「あれ? でも鉱山は今は・・・?」
       「当初危険なので閉山も考えたんですよ。でもモンスターが次々と現れて・・・」
       「閉山も出来ないわけか」ディコスが間を挟んだ。
       「でもそれじゃ、この町は危ないんじゃないですか?」とピピルが聞いた。
    こんな状況だったら、どこか避難場所に避難させるのではないか―――ピピルはそう考えていた。
       「村長がいないので、指示ができないんですよ」
       「え・・・?」
    一瞬、パーティはしーんとなった。「と、ところで、村長が村を出たのはいつですか?」
    ピピルがおそるおそる聞いてみた。
       「ん・・・と、1週間は経つねぇ」
       「!?」
    愕然とした。
       「これは・・・」
       「どう考えても・・・」
       「何か起こったに決まってるだろっっ!!」グロスが叫んだ。
       「そ、そんなはずは・・・」話しているフィンクルも青ざめてきた。
       「近場なら、すぐに戻ってきてもおかしくない。やっぱり何かあるな」と冷静にディコス。
       「まぁ、当然だろ」グロスも言い切る。というか、単に鉱山行きたいだけな気もしないでもないが。
       「ところで、何の話? グフィ」フィアロンは全然聞いていない。

       「とりあえず行ってみよう」
       「お願いします・・・あっ、これ持っていってください」
    十分な量の解毒剤と防毒マスクをもらった。
       「何かあってからじゃ困りますから・・・」
       「ありがとうございます」ピピルは礼儀正しい。

       「それでは・・・ん?」
       ピピルの足が止まった。明らかな異変を感じたようだ。

       「グラチャビ※★○▽→・・・グフィグフィ」
       明らかに狂いだしているフィアロン

       「あれ・・・? これはもしかして・・・;」
       「確かに寝そべってたからな。メチャクチャガス食ったんだろうな」とグロス。
       「いやそういう問題じゃ・・・とにかく解毒のほうを」
       「あっ、それだったら自分が面倒みますよ」とさっきまで話していたフィンクル。
       「でも・・・」ピピルためらう
       「いいじゃねぇか。こんな奴預けといてもさ」とグロス。
       「ガスなんて今起こったものでもないですし。何人か診ているので、一人増えたって変わらないですよ」とフィンクル。
       ん・・・?と何かに気づき、ピピルが、
       「えっと・・・失礼ですが職業は?」
       「申し遅れました、自分これでも僧侶やってます」
       「僧侶だったのか・・・」

       ともあれ、フィンクル僧侶にフィアロンを頼み、残りのパーティは鉱山を目指すことにした。
       北の鉱山へ。山には、紫色の霧が覆い始めていた・・・。
引用返信/返信 削除キー/
■1149 / inTopicNo.5)  Re[4]: BM 第6章 4:炎を封じられた4人
□投稿者/ レイジ <ブレイブ・マックルロード(181回)>-(2005/08/25(Thu) 21:17:20/219.19.72.172)
    一行はマスクをつけ山を上り始めた。
    とはいっても山は穴だらけ、
    山にできた洞窟のように深い穴を進んでいくことになった。

    「どこかに鉱石ねえかなぁ…。」
    グロスは興奮気味だが、珍しくおとなしくしている。
    いつもならとっくに回りはボロボロになっている。
    「どうしたのグロス?いつもならもう行動に出てるのに…。」
    「だってガスがその辺に漂ってるんだろ?ここで炎の剣を抜いたらどうなるかわかるだろ?」
    炎の剣を抜いたときのことよりもグロスがそこまで考えていたことに驚いていた。
    そんなことを話しているとピピルに何かがぶつかってきた。

    「うわぁ!」
    前にはシェード2体とジャミーがいた。
    すると今度はジャミーが炎を吐こうとしている。
    「ゲッ!こんにゃろ!」
    グロスが攻撃しようとするが剣を抜くことができず、とまってしまった。
    「はあぁ!!」
    主人公が攻撃し、なんとか阻止することができた。
    「シェードって燃えてるのか?」
    「どうなんだろう…。」
    見た目では燃えているようにも見えるが…。
    「フォースS!」
    ピピルが呪文を唱え、ディコスが切りつけ、グロスが殴ってシェードを倒すことができた。

    「かなりまずいな、ここ…。」
    「フレイムもグロスの武器も使えないし、敵の炎だって油断できない…。」
    「このまま進んで大丈夫なのかよ…。」
    「引き返してもう一度装備を整えるか…、それともこのまま進むか…。」
引用返信/返信 削除キー/
■1151 / inTopicNo.6)  Re[5]: BM 第6章 4:新武器開発
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(100回)>-(2005/08/25(Thu) 21:47:52/59.141.49.111)
http://www.geocities.jp/nishikyakku/
    「ちっくしょ!こうなりゃ奥の手だな。主人公!ダガー貸してくれるか?」グロスが頼む。「いいよ。」主人公は快くダガーを渡した。「フレイムソードは俺の切り札だから改造したくねえ。なら・・・」グロスは近くの壁をおもいきり叩き始めた。「新しくつくるだけだあ!!」あきらかにフィーバーしている。
    「話しかけないほうがいいかも・・・」ピピルがグロスの新たな一面に驚きながら主人公に話しかけた。主人公が答える前にグロスが「お前らもそこら辺の壁を思い切りたたいてくれ!音が変わったらなにかあるからな!」と二人に指示。あきれながらも協力することになった。






    「よし!できたあ!!」主人公のダガーは鉄鉱石でおおわれて長い剣になっていた。「鉄属性だから、そのままメタルソードだな。」グロスが名前を決める。
    ピピルのフレイルの鉄球はトゲがつき、不思議な金属で覆われていた。「この鉱石はなんていうの??」グロスに聞く。
    「ミラックル鉱だ。なんでもかんでも硬くできる。」グロスが答える。なんと訓練所にいるころはそうとうな優等生だったみたいだ。そしてグロスの武器は・・・・「真・トゲトゲソードだ!!ちくぼうのトゲがたくさん残っててよかった!!」
    ・・・優秀でもすこしずれている。血糊はついていないのが幸いだった。
    こうしてみんなの武器が揃った。と、どうやら相当な音を出してしまっていたのだろう。大量のジャミー、シェードがいた。「うわ!いっぱいいるよ。」
    「へっ!ちょうどいいじゃねえか。新しい武器の威力、見せてやろうじゃねえか!」グロスが中心で、魔物達に突っ込んだ。
引用返信/返信 削除キー/
■1186 / inTopicNo.7)  Re[6]: BM 第6章 6:変形した鉱山洞窟、そして・・・
□投稿者/ tickle(管理) <◇レジェンド・ブレイバー◇(291回)>-(2005/08/28(Sun) 03:09:35/203.136.171.99)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tyruster/0-Line/
      「とりあえず、炎は鉄球でつぶせ。火の手が弱まれば、こっちのもんだ」とグロス。
    新武器を振り回し、燃えているシェードを一気に払いのけた。
      ピピルのほうもミラックル鉱で加工されたフレイルの鉄球で振り回し、
    何とかその場を切り抜けた。

      「この武器にかなうものはないぞ! ハーッハッハ!」
    グロスは浮かれ気分
      「はぁ・・・」
    もう疲れているパーティ
      「さっさと行くぞ。この先どんな敵がいるかわからないからな」
      「何か、さっきより炎と毒の勢い、増しているような・・・」
      「当たり前だろ。それより村長探すぞ」
    グロスは村長探しに燃えていた。他は疲れで冷めつつあったわけだが。
      
      少し奥へ進もうとしたとき・・・
      "ゴゴゴ・・・"
    何か下で物音がした。
      「何・・・だろう・・・ってうわっ!」
      「地震だ! 崩れてくるぞ! とりあえず、避難するんだ!」
    とはいっても、とても立っていられないほど激しく、まともに動けない。
    とりあえず、皆下に伏して耐えていた。

      しばらくすると、頭上に小さい岩がぽろぽろ落ちてきた。痛い。
      「うぅ・・・」
      「ガマンしろ。もう少しだ」ディコスも励ます。
      「大岩が落ちてきたら何とかするから、何とか耐えてろ」とグロス。
      しばらく地震は続いていた・・・。

      ・・・。

      「もう大丈夫か?」ようやくおさまったらしい。
      衝撃のショックで、いつの間にか気を失っていたらしい。グロスとディコスが何とかしてくれたんだろうか。
      「うーん・・・」とやっと終わったかという顔のピピル。
      「今のはなんだったんだ・・・?」
      「さぁ・・・」
      ようやく地震の後から立ち上がると、あることに気がついた。

      山の洞窟の構造が地震によってかなり曲げられ、
    さらに入り組んだ構造に。さらに、
      「戻り道が・・・なくなってる」とディコス
      「ぇぇえ!?」驚きと不安を抱えるピピル
      「ということは・・・先に進むしかないようだな」と変にうなずくグロス。目はどう見ても楽しそうだ。
    戻り道は大岩とがけによって完全になくなっていた。

      戻り道がなくなり、前に進むしかなくなったわけだが・・・
      「ところで村長は大丈夫なんだろうか・・・」とピピルがぼやいた。
    確かに、村長はどうしているのだろうか。地震で死んではいないか。
      「それより自分の身を心配したほうがいいんじゃない?」とディコス
      「え・・・?」
    ピピルは前を見た。

      目の前には見たこともないような大きな鳥のモンスターが前に立ちはだかり、今にも主人公たちを襲おうとしていた。
      「やるぞ!」とのグロスの掛け声に、パーティは向かうしかなかった・・・。
引用返信/返信 削除キー/
■1188 / inTopicNo.8)  Re[7]: BM 第6章 6:毒霧鳥
□投稿者/ 石頭キャック <キング・オブ・マックル(107回)>-(2005/08/28(Sun) 23:37:26/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「ギャピィィィィ!!!!」怪鳥は叫ぶとグロスめがけ突進してきた。
    「ちい!!ピピル!!援護してくれ」グロスはそういうと防御の体制をとった。
    ロックルは最も防御力が高い種族。グロスは防御して反撃に移るつもりだった。
    「プロテクトS!」さらにピピルが補助呪文。いける!!とパーティは思った。
    主人公とディコスは左右から攻めていく。その時、怪鳥はグロスに向って何かを
    放った。紫色のその「何か」の塊は防御体制をとって、反応が遅れたグロスに
    直撃した。「ぐわあ!!!」グロスは吹っ飛んだ。「そんな!プロテクトも掛けたのに・・・・」ピピル困惑。「ちくしょう・・・」グロスはすぐに立ち上がると
    怪鳥に向っていった。どうやらダメージは無いらしい。その間にディコスと
    主人公は怪鳥をはさみうちに斬り付けた。なかなか効いたらしく、怪鳥は後退。
    「!!?」突然グロスが倒れこんでしまった。「体が・・・・うごかねえ・・・」
    「グロス!?大丈夫?」ピピルが救助に向う。その間に怪鳥は主人公とディコスに
    襲い掛かってきた。「ぐわ!」「うわあ!」ディコスと主人公も後退。
    「こ・こいつ、かなり強いぞ・・・・」ディコスつぶやく。グロスもまだ立てない
    ようだ。「ギャピィィィ!!!!」またしても、怪鳥はこちらに向ってきた。
引用返信/返信 削除キー/
■1235 / inTopicNo.9)  Re[8]: BM 第6章 7:山火事
□投稿者/ レイジ <ブレイブ・マックルロード(195回)>-(2005/09/01(Thu) 21:44:41/219.19.72.172)
    怪鳥は羽を羽ばたかせ、強風をを起こした。
    「うぅぅ!前に進めない…。」
    そしてさらに羽ばくと、怪鳥の羽が薄く光りだした。
    「こんどはなんだ…!?」
    怪鳥すると突然、壁の所々が切り裂かれた。
    鎌鼬かまいたちだ!」
    怪鳥が作り出したものでもこればかりは狙いが付けられないようだ。
    「ぐわあぁ!」
    鎌鼬がグロスの足に当たってしまった。
    ロックルの表皮のおかげで軽い怪我で済んだ。
    だが他の3人に当たればひとたまりも無い。

    「フォースS!」
    ピピルの呪文は怪鳥の動きを止めた。
    「今だ!あいつの足の間を潜り抜けるんだ!」
    4人は怪鳥の足元へ全力で走り出した。
    「キャァァァァー!!!」
    怪鳥は大きく羽ばたき、4人を吹き飛ばした。
    「わぁぁ!」
    すると怪鳥は炎を吐き出した。
    「まずい…!!!!」
    辺りは瞬く間に火の海と化した。
    だが、4人の周りは燃えなかった。
    「何でだ!?」
    「さっきの風でガスが後ろの方に飛ばされたんだよ。」
    しかし辺りは当然火の海。奥の道も燃えている。

    するとピピルの横からわずかな風が吹いてきた。
    「ん?」
    そこには鎌鼬で亀裂が入った壁があった。
    その壁には数ミリの穴が開いていた。
    「もしかしたら…。」
    するとピピルは、フレイルでそこを叩きはじめた。
    「なにやってるの?」
    「もしかしたらね…」
引用返信/返信 削除キー/
■1266 / inTopicNo.10)  Re[9]: BM 第6章 9:炎上円陣
□投稿者/ viper(ヴァイパー) <マックルナイト(31回)>-(2005/09/03(Sat) 15:56:13/218.119.157.149)
    ピピルはそれから急いでみんなに指示を出した。
    「何か火に耐性のあるものはない?身を守れるようなものがあると良いんだけど…」
    「それからグロス、ちくぼうの刺が余っているならそれに穴をあけて欲しいんだ。ストローみたいにして」
    「ディコス、壁に穴をあけてくれないかい?あの刺と同じくらいの大きさの穴を四つ」

    ピピルが何を考えているかは判らないが、とにかく今は言う通りにした方が良さそうである。
    「ったく、折角の鍛冶の材料を何に使う気だ…」
    グロスはちくぼうの刺を削って穴をあけ始めた。文句を言いながらもしっかり作業はしている。
    「穴あけろって言っても、こんな所にあけられるか?」
    ディコス試しに壁にナイフを突き刺した。か、なかなか硬くて掘る事が出来ない。
    「無茶だ、ナイフの方が壊れるぞ」
    「そうか…やっぱり無理かな…」
    しかし何度か刺している内に壁の一部がポロっと崩れて穴があいた。
    「わっ!あいた!」
    壁は確かに硬いが割と薄いようだ。そのまま何度もナイフを刺しつづけた。

    やがて壁には四つの穴があいた。ピピルに協力してディコスも壁を叩き始め、少しずつヒビが広がっていった。
    「良しっ、これで良いか!?」
    グロスはちくぼうの刺をピピルに見せた。内側がそっくり削られていて先端には穴があき、じょうごの様になっている。
    「うん良いよ、有難う。でも…」
    グロスは余った刺全てに穴をあけていた為、辺りにはトゲトゲと削りかすがが散乱していた。
    「…こんなにはいらないから」
    「そりゃどういう事だよ、言われた通りにしたってのに!ああ刺が無駄になっちまった…」
    「刺がどうとか別にいいだろ、それより身を守るものは?」
    ディコスは辺りをきょろきょろと見回したが、刺が転がっているだけで役に立ちそうなものは何処にも無かった。
    「…ってその辺にごろごろ役に立つものが転がってる訳無いよな。あるとしたら鉱石くらいか」
    ディコスの呟きを聞いて主人公はある事を思い出した。
    「ねえグロス、これ使えない?」
    主人公は炎霊石を取り出した。知識の塔で炎の精霊を倒した時に拾ったものである。刺の無駄遣いで凹んでいたグロスはそれを見て目を輝かせた。
    「うおう!良くこんなものがあったな!えーと何か使えそうなものは…」
    ピピルが来ていたマントを見つけるとそれを無理やり引っぺがした。
    「あ、駄目!それはさっきフィアロンに借りてきた魔術師のマント…」
    実はピピルは鉱山に向かう前に装備を増やしたいと思い、毒ガスにやられたフィアロンの魔術師のマントを持ってきていたのである。

    止める暇も無く、グロスは鍛冶を始めた。カンカンと言う音が響く
    「…ヨッシャー出来た!名付けて耐火の衣だ!これがあれば炎はどうにかなる!」
    グロスはマントを大きく広げて四人をすっぽりと覆った。
    「って言うか何でマントの面積増えてるの!?」
    思わず主人公が入れてしまった突込みを無視し、ピピルは作戦を続けた。穴の空いた刺を壁の穴にぴったりとはめ込んだ。
    「みんな刺の端っこをくわえて外の空気を吸って」
    その時後ろの方で怪鳥の唸り声が聞こえた。どうやらこちらに迫ってくるようである。四人とも刺をくわえてじっとしていた。
    「そっちの壁を壊して!」
    そっちの壁と言うのは先程叩き続けてヒビを入れていた壁の事らしい。一番ヒビの壁に近かった主人公はありったけの力でメタルソードを突き立てた。その瞬間怪鳥が炎の息を吐き出した。

    メタルソードで壁が崩れて大きな穴があいた。と同時にとてつもなく凄まじい爆発が起こった。


    辺りの土が吹き飛ばされて砂埃が立ち、暫くの間は刺のストローから口を離せなかった。
    「…鎌鼬で壁に穴があいたのを見て、ここの壁が以外に薄いって判ったんだ」
    埃が落ち着いた頃に耐火の衣を取り、ピピルが説明を始めた。
    「いくら炎に耐性のあるモンスターでも、大爆発が起きれば爆風で倒せると思って、それでやってみたんだ」
    「…で、よくもこんな爆発を起こしたよな…」
    怪鳥は爆発のショックで倒れて動かなくなっている。それどころか他にも色々いたであろうモンスターの死骸も転がっている。炎はすっかり消えている。
    「バックドラフトって知ってる?火が燃えている所に一度に大量の酸素が流れ込む事で燃焼が激しくなって、大爆発を起こす現象の事なんだ」
    壁を叩いて穴をあける準備を進め、別の壁には空気穴をあけておく。耐火の衣で身を守り、そこで壁に大きな穴をあける。壁の穴から一気に酸素が流れ込んで大爆発が起こる。
    爆発の瞬間は酸素が燃焼によって殆ど無くなってしまい、呼吸困難なってしまう可能性がある。その為に空気穴をあけさせていたのだ。

    「流石ピピルだね、こんな作戦を思い付くなんて…」
    「まあ今回はお前のお手柄だな」
    主人公とグロスの誉め言葉を聞いてピピルは照れて顔が赤くなった。
    「そんなんじゃ無いよ…みんなが頑張ってくれたからだよ」
    ピピルの知恵、グロスの刺と鍛冶、ディコスの協力、主人公の剣…どれか一つ欠けても上手くはいかなかった。
    四人は輪になってお互いの顔を見合い、くすりと笑った。

    四人は頂上を目指して再び歩き始めた。
引用返信/返信 削除キー/
■1383 / inTopicNo.11)  Re[10]: BM 第6章 10:僧侶の苦悩(修正:1)
□投稿者/ tickle(管理) <☆ゴッド・オブ・マックル☆(328回)>-(2005/09/07(Wed) 23:30:36/203.136.171.100)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tyruster/0-Line/
       パーティが頂上を目指しているころ、フィアロンはというと・・・。

       「ん・・・ふぁ?」
       「あっ、気がつきましたか?」
       「ん、ん、うん? ここはぁ?」
    フィアロンは・・・僧侶の治癒のおかげもあってか、毒状態から解放されたようだ。
       僧侶はため息をつきながら、
       「やっと気がつきましたか。」
       「ん・・・」
    フィアロンはことの事情を全く知らないようだった。
       「ここはシリークですよ。あなたが毒吸って倒れた」
       「???」
    分かるはずもなかった。
       
       すると、仲間の僧侶がやってきた。一緒にフィアロンのことを見ていたようだ。
       「おぉ、ようやく目覚ましたんだな」
       「えぇ、ようやく。・・・まだ寝ぼけているようなんですが」
       「はぁ。まぁ毒の吸引量が異常すぎるからな・・・。
    普通のマックルじゃ、もう死んでいるかもしれん。逆に良く生きてくれた、って感じだよ。
    で、食欲のほうは?」
       「おなか・・・すい・・・た・・・」
       そんな事情すら知らないフィアロン。回復したらこの通りだ。
       「ありそうだな」
       「ですね」

       さっと食事を出してみると、慌てたように一気に食べ始めた。
       「一気に食べなくても・・・」という僧侶をよそに、もくもくと食べていくフィアロン。
    食欲は、ものすごかった。そして、食べるだけ食べた後、また熟睡。
    パーティのことなど、もう忘れているような感じだった。

       その後も食事→熟睡を繰り返したフィアロン。食料も、そろそろ追いつかなくなってきた。
       「ま、まずくないですか・・・? 食料、他にも分け与えないといけないのに・・・」と僧侶。すると料理長は
       「ん・・・なんだけど、あのミラックルが利かないもんで・・・」
       「はぁ。いつになったら帰るんだろう。あのパーティも帰ってこないし・・・」
       「まぁ落ち着け。そういつまでもほったらかしでもないだろうし」
       「でももしほったらかしだったら・・・?」

       しーんとなった。もうずっとここにいるんじゃないだろうか、と。
    フィアロンは糖分を取ると覚醒することなど、僧侶たちは知る由もなかった・・・。
引用返信/返信 削除キー/
■1405 / inTopicNo.12)  Re[11]: BM 第6章 11:(一時的に)目覚めたフィアロン
□投稿者/ レイジ <ブレイブ・マックルロード(208回)>-(2005/09/09(Fri) 18:24:27/219.19.72.172)
    「ん〜、おかしないのぉ?」
    「ケーキならありますけど…。」
    「あ、ホントだ!匂いがする〜」
    と言ってフィアロンは匂いのする方へ風のごとく飛んでいった。
    「あ…、行っちゃった…。」
    食べてはダメ と言いたかったのだが、
    あまりにも早かったため、そんな余裕は無かった。
    追いかけてみると、直径30p程のケーキ3皿をペロリと平らげまた爆睡していた。
    「このままでは本当に食料が危ないかもしれませんね…。」
    「何かしなければ…。」
    「牢屋にでも入れましょうか…。」
    「そうだ!そうしよう!」
    「ぇ…。」
    僧侶の1人が冗談で言ったつもりが他の僧侶が本当に牢屋へ連れて行ってしまった。

    「ん!?どこだここ?」
    起きたフィアロンはすでに牢屋の中だった。
    「皆のところに行かなきゃ。」
    Moment movement!瞬間移動

    その頃4人は鉱山の山腹辺りにいた。
    「道がいっぱいあるけど…。どこにいこう…。」
    「適当でいいじゃねぇか。迷ったら戻ってくればいいんだ。」
    「考えるのが面倒くさいだけだろ…。」
    グロスがディコスを睨んだが、珍しく何も言わなかった。

    「やぁ、みんな。お待たせ。」
    4人の目の前にはいつの間にかフィアロンが立っていた。
    「何でこんな所にいるの!?教会にいたはずじゃ…。」
    「良くなったから瞬間移動してきたの。」
    4人はフィアロンが食料を食べまくったんだと悟った。
    口の周りに生クリームがついていただけだが…。
    「道に迷ったの?」
    「うん、どこに行けばいいかわからなくて…。」
    するとフィアロンは臭いを嗅ぎだした。
    「マスク付けててわかるのか?」
    「あっちだ。あっちから毒ガスの臭いがする。」
    「わかったってことは毒ガス吸ったんだよな…。」
    4人はフィアロンを少し心配しながら奥へと向かった…。
引用返信/返信 削除キー/
■1446 / inTopicNo.13)  Re[12]: BM 第6章 12:ケーキの魔法
□投稿者/ のだ <マックルナイト(31回)>-(2005/09/11(Sun) 20:35:01/61.7.2.218)
    しかしすぐにフィアロンの砂糖の効果は切れてしまった。
    「はぁ。どうすればいいのかなぁ」とピピルは座り込んでしまった。
    「仕方ないなぁ。発明した魔法を使ってみるか。」主人公が言った。
    訳が分からない、という顔を皆はしていたが・・・・
    「そういえばウェイダンでは夜何かやってたよな」とディコス。
    「フィアロン起きて」と言うと
    「ん・・・ん〜〜」完全に寝ぼけてる。
    「よし!ケーキS」と唱えるとでかいケーキが出てきた。
    「あぁ!でっかいケーキがぁ!」フィアロンが一気に食べ尽くした。
    そしてまた進み出した。

引用返信/返信 削除キー/
■1491 / inTopicNo.14)  Re[13]: BM 第6章 13:甘くない
□投稿者/ viper(ヴァイパー) <マックルナイト(36回)>-(2005/09/14(Wed) 15:27:41/218.119.157.149)
    そろそろ頂上に近づいただろうか。5人は迫り来るモンスター達を蹴散らしながら進んだ。
    「ねぇ〜ねぇ〜まだあ?」
    フィアロンが眠たそうな声で話し掛けてきた。
    「うーんそろそろ着いても良い頃だけどな」
    ピピルは鉱山内部の様子と外から見た山の形から計算してここは頂上に近いだろうと言う事を割り出していた。
    「ねぇねぇ〜まだあ?」
    「いい加減にしろよお前、つか俺に寄りかかんな!」
    フィアロンは眠気の所為で足がふらつき、グロスに寄りかかり始めた。倒れると毒ガスを吸ってしまう事は一応学習済みなので何とか体を起こしたまま寝ようとしている。
    「あれ?お前さっきケーキ食べたのにまだ眠いのか?」
    「だってあのケーキ甘くなかったもん、しょっぱかったもん」
    「…え?」
    全員の視線が主人公に集まった。

    「いや…わざとじゃないよ、多分失敗したんだよ」
    開発したての魔法故に完全に使いこなせなかったようである。
    「何だよそれは!もう一度やって見せろコラ!」
    「判ったよグロス、だからそのトゲトゲソードは下ろして…」
    主人公は地面に手をかざすともう一度「ケーキS!」と唱えた。だが今度はぽひゅっと言う音がしただけで何も出なかった。
    「だからグロスわざとじゃないって!止めて止めて!」
    グロスはあからさまに嫌そうな顔を浮かべ、トゲトゲソードで主人公を突っついた。
    「…おいお前、もしかしてMP切れか?」
    ディコスの言葉で主人公はやっと気付いた。ケーキSは実は大量のMPを消費する魔法だったのだ。
    「大丈夫だよ、僕達もいるからさ。それにあなたは元々魔法より武器攻撃の方が向いているし」
    ピピルは主人公の肩をぽんぽんと叩いた。魔法が失敗した上にMP切れと言う失態を演じ、主人公はちょっと凹んでいた。
    「…おい、そんな事してる場合じゃねえみてえだ」
    フィアロンを担ぎながらグロスが呟いた。何処からともなく金属の高く澄んだカキーンと言う音と、化け物の鳴き声と思しき奇声が聞こえてくる。5人は急いでそこへ向かった。
    音に近づいて行くにつれて毒ガスが濃くなっていく。マスクをしている筈なのにむせそうにもなった。頂上が近い証拠である。


    「このっ、こいつめ!」
    頂上では一人のキャックルが剣を片手に化け物と戦っている。化け物の背後には黒い箱が見える。
    「…くそっ、なかなか倒れぬ。一体どうすれば…」
    キャックルが疲労を感じ、わずかに諦めを感じた。その時だった。
    「どおりゃあぁぁぁ!」
    突然叫び声が聞こえてきた。一人のロックルが変わった形をした剣を握って化け物を飛び掛っていったのだ。
    「おっさん平気か?」
    気が着けば隣には額に傷のあるミラックルがいる。さらにレンクルとそれに担がれているミラックル。最後にマックルの少年も現れた。
    「君たちは…誰だ?」
    「僕達は町の人から話を聞いてあなたを探しにきたんです」
    ピピルがその質問に答えた。今度はピピルからの質問になった。
    「一週間前からずっとここにいらっしゃるそうですが、何をしていたんですか?」
    「見ての通り…毒ガス発生装置を壊しに来たんだが、あいつに邪魔されている」
    黒い箱からはシューシューと言う音が鳴り、今まさにそこから毒ガスが漏れ出している。
    「僕たちに任せてください」
    「まーたきつい戦いになるぞこれ」
    「世の中そんなに甘くないって事だよ」
    既に化け物と戦っているグロスの元へ、4人は飛び込んでいった。
引用返信/返信 削除キー/
■1659 / inTopicNo.15)  Re[14]: BM 第6章 13:化け物との戦い
□投稿者/ 石頭キャック <ブレイブ・マックルロード(189回)>-(2005/09/25(Sun) 13:44:48/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「はっ!!その程度か?化け物めぇぇ!!!」そういいながらグロスが化け物を殴り飛ばす。
    「ぐがああ!!」化け物もすぐに体勢を立て直し、グロスに襲い掛かった。が、
    「オラオラオラオラ!!」強引に殴り飛ばされる。毒が回っているはずのグロスだが、
    あきらかに勢いがある。化け物も気圧されている。
    それを唖然とみている主人公たち。「・・・・す・・すげえ・・・」思わずディコスがつぶやいた。
    「おい!お前ら!援護くらいしろって!!」化け物を吹き飛ばしながらグロスが叫ぶ。
    はっと気づいた4人はフィアロン以外は援護に向った。
    魔法が使えない主人公とディコスはグロスと共に化け物と接近戦に。
    ピピルは3人にプロテクトを唱え、ヒールで援護。
    化け物もそれなりに抵抗するが、グロスの破壊力。ディコスのスピード。主人公の確実性の前では歯が立たなかった。ゆっくりと、化け物が倒れた。
    化け物の後ろには毒々しい煙を出している根源、怪しい箱があった。
    「・・・さて、どうする?一気に壊すか?」グロスが真・トゲトゲソードをさらに力を入れて握りながらたずねた。
    「・・まて。暴走する危険があるから破壊するのは危ない。」村長が言った。
    「・・じゃあどうすればいいのですか?」ピピルが村長に聞いた。
    「そのために作ったのがこの剣じゃよ。」そういいながら村長は自分の持っている剣を掲げた。
    「君。これをあの箱に突き刺してくれないかね?」主人公にその剣を渡した。
    主人公はゆっくりとその箱に突き刺した。シュウウウ・・・
    その箱はゆっくりと音を立てると、煙が出なくなった。
    「ふう・・・これで一安心じゃな・・・」そういうと村長は座り込んだ。
    「じゃあ村に戻りましょうか?」ピピルのその一言で、村長も含めた6人は、山を下っていった。
引用返信/返信 削除キー/
■1701 / inTopicNo.16)  Re[15]: BM 第6章 14:怪鳥 再び(ちょっと訂正)
□投稿者/ レイジ <◇レジェンド・ブレイバー◇(260回)>-(2005/09/29(Thu) 22:32:12/219.19.72.172)
    「村長だー!村長が帰ってきたぞ!」
    「おぉ〜!!!」
    村長を連れ帰った5人は大い歓迎された。
    「ありがとう!!」
    村人はすぐにお祝いの準備を始めた。
    料理の匂いがしてくると、フィアロンは鼻をぴくぴくさせて顔がにやけていた。

    準備が整い、これからお祝いを始めようとしたその時だった。
    「キイィィー!!!」
    「あれはもしかして…。」
    「あの時の…。」
    5人の思ったとおり、鉱山で見たあの怪鳥だった。
    「すっかり忘れてたな…。」
    「みんな!早く安全なところに逃げて!」
    村人達を安全なところに逃がし、5人は武器を構えた。
    怪鳥は羽を大きく羽ばたかせている。
    「あ!!」
    「フィアロン、どうしたの?」
    料理が危ないと悟ったフィアロンは風のごとく料理のところに走り、
    瞬く間に料理を安全なところに移動させた。
    食い意地のものすごく張ったフィアロンだからこそ成せる技(?)である。
    改めて武器を構える。
    構えたとたんに5人は吹き飛ばされてしまった。
    「わぁぁぁ〜。」
    5人は町の民家に叩き付けられた。
    「怪鳥はフィアロンを待ってくれなかったみたいだね…。」
    そんなことを言われてもフィアロンは何が起こったか良くわからないようだ。

    「うらぁぁ!!」
    「はぁぁ!!」
    そんなことをしているうちにグロスとディコスはすでに戦っている。
    「今度は心置きなくコイツをつかえるぜ!!」
    さっきはつかえなかった炎の剣でグロスは楽しそうに戦っている。
    ディコスは真・トゲトゲソードを借りて戦っている。
    「僕たちも行くよ!」
    「まってぇ。」
    主人公、ピピル、フィアロンの3人も2人のところに向かった。
    怪鳥は2人のパワーに圧倒されて反撃ができないようだ。
    「これなら援護は要らないね。フォースS!」
    「ハームS!」
    フィアロンは久し振りに魔法が成功したのでちょっと嬉しそうだ。
    5人の連携に怪鳥はあっけなく倒れてしまった。
    「物足りねぇな…。」
    グロスは不満そうだ。
    ディコスも何も言わなかったがちょっと物足りなそうな顔をしている。
    すると、主人公が何か光るものを見つけた。
    「なんだろうこれ…さっきの怪鳥が落としたみたいだけど。」
    「それは風霊石だ。火霊石と大してわからないから言わなくてもわかるな。」
    不満そうなグロスもウンチク(?)を言えてちょっと機嫌が良くなったようだ。

    「みなさん、本当にありがとうございます!」
    「いえいえ。」
    「ごちそごちそう〜。」
    フィアロンは光のごとく料理に直行した。
    後の4人も料理へ向かった。
    フィアロンがほとんど料理を平らげ、他の4人は満足に食べれなかった。

    「次はどこへ向かおう…。」
    「一番近い町はトロンだよ。」
    すると村長がやってきた。
    「それならこの近くの森にマックルエルフの集落があるようなのでそこへ向かってみてはどうでしょう?
    何か力を貸してくれるかもしれません。」
    「ありがとうございます。よし、出発しよう!」
    主人公とピピルは行く気満々だが、他の3人は乗り気ではないようだ。
    「眠いよぉ〜。」
    「物足りねぇんだよなぁ…。」
    「……。」
    「わかった、わかった。明日にしよう。」

    5人は宿へ向かった…。
引用返信/返信 削除キー/
■1788 / inTopicNo.17)  Re[16]:BM 第6章 16:フィアロンの秘密 +etc.
□投稿者/ tickle(管理) <☆ゴッド・オブ・マックル☆(379回)>-(2005/10/20(Thu) 16:18:16/203.136.171.98)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tyruster/0-Line/
       <1> フィアロンの秘密

       今晩はやけにいびきがすごかった。鉱山へ行って、余計なモンスターと戦い、ひどく疲れていたのだ。よほど疲れていたのか、気がつくともう昼になっていた。

       「おはよう〜」
       「やっと目が覚めたのか?」
    誰かがぶつぶつ言っている・・・と思ったら、ピピルとディコスだった。
    フィアロンは当然のごとくぐっすり、グロスは?

       ・・・ ・・・。

       「グロスなら、村長のところへ行くって言ってたかな」とディコス。
    「たぶん、鍛冶でも教わっているんじゃないか? アイツらしくないけど」
       確かに鍛冶は自己流だ。しごかれて逆ギレもありうるかもしれない。
       とりあえず行ってみたら、というピピルの声もあって、昨日のお礼も兼ねて村長のところへ行くことにした。

       しかし、いない。
       話によると、鉱山の毒ガスが消えたのでかつての鍛冶場が使えるようになったようで、そこに行ったらしいのこと。
       宿屋に戻る方向に進んでいくと、フィアロンが
       「あれ・・・? まだいるの? ならもっと食べていかなくちゃ」
    と、食料ため込みの準備を始めていた。
       「まだ食べるつもり〜?」とピピル。「うん!」と妙に目が輝いているフィアロン。
       「だって昨日どれだけ食べたのさ? 普通に自分の体重の5倍は食べてたよ・・・」
       「だから、食べるんだよ、もっと」
       「???」

       「自分が飲み込むだけ飲み込んでおいて、必要なときに食料を口から出せば、食料は安心でしょ?」

       一瞬、冷や汗が出た。
       「いや、安心とかそういう前に・・・」「汚いだろ」
    ディコスも割り込む。
       「だって、この前もそうしたし」
       「えぇぇ!?」「うぇぇぇ」
       フィアロンが一旦口に残っていたものを吐き出して食べさせていたとでも言うのか。
    3人は、一気に顔色を悪くした。

       「ん、でも半分は口に入れずに取っておいたけど・・・」
    そんな問題ではない。
       「いや・・・何? モンスターの皮を剥いだ装備を着せて、おまけに嘔吐物を食べさせるとは・・・間違ってる」
       「そ・・・それじゃ、昨日の食料の一部もため込んでいるわけ?」
    ピピルもおそるおそる聞いてみた。
       「それはもう消化しちゃった。だから、食料を・・・」
       「もういい」
    ディコスが止めた。「とりあえず、鍛冶場へ行くぞ」
    顔色が悪いまま向かっていった・・・。

    ------------------------------------------------------------------

       <2> グロスの決意

       鍛冶場へ行くと、ただならぬ雰囲気が漂っていた。
       一匹のロックルと、村長らしき影が見える。あのロックルは・・・?

       「グロスみたいなんだけど、グロスに見えないな」とディコス。
    確かに、あんなに真剣に鍛冶に向かっている姿を見たことがあっただろうか。
    近づきにくい状況に、逆にロックルが気づいたらしく、
       「ん? あ、なんだ、おまえらか」
    やっぱりグロスだった。

       「あ、いやまぁ、鍛冶を本格的に教えてくれるっていうから、やっているところだ」
    何か慌しそうにも見えた。
       「見た目以上に実力があるし、どうせならここで頑張ってみたらどうだ、と話を持ちかけたんだよ」
    村長は久々の大物にうれしそうだった。
       「ん・・・でもそれじゃこっちのほうはどうなるの?」
    ピピルがグロスに聞いた。
       「今はこっちでしばらくやりたい・・・のが本心。
    せっかくここまで来たんだし、面倒見てくれるって言うし、まぁ迷惑かけるけどたまには、ってことで」
    いつも迷惑かけてると思うんですけど。

       「まぁあれだ、ずっとここにいるつもりはないし、実力が上がってきたら追うことにするから」
       ちょっと暗い状況の中、ディコスは
       「いいんじゃないか? やっと鍛冶に精を出すって言ってるんだ。
    何をされるかわからん自己流よりはマシさ」
       「最後の一文が気にくわねぇが、まぁそういうことだ、悪い」
    初めて謝ったような気がした。

       ピピルも悩んではいたが、最終的にはOKを出し、
    一旦グロスと別れてエルフの村へ向かうことにした。
       「まぁ、最初から行く気なかったし、しょうがないね。それにあれはグロスの本職だし」
    ピピルには、どこかしら寂しさも見えた。

       村長にお礼を、グロスに(一旦)別れを告げ、パーティはエルフの村へ進みだした。
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