| 「あ!みてみて!!出口だよ!!」キャックが騒ぐ。 「や・・・・やっとですか・・・・」すでにMPを使い果たしているフィンクが フー・・・とため息をつく。バシュウ・・・・「やあ。こんにちは。」 あのマックルだ。「!!」一番反応したのはミラクルだった。 「みんな気をつけろ!こいつは瞬間移動できるんだ!」その言葉でさらに警戒を 強めたパーティ。「安心しなよ。攻撃する気はないから。」 「僕もまだ完全に力を取り戻したわけじゃないんだ。だから今日は別の用事さ。」 「何!?」ディコスは動転する。「君たちさ。どうしてディアーザを倒そうと?」 唐突に、そのマックルは聞く。ディコスの変わりにキャックが答えた。 「そんなの、マックル狩りを止めるために決まってるじゃないか!!」 「・・・そう。なら、いいよ。・・・目的はほとんど同じだね・・・・・・」 そういうと、そのマックルは消え去った。 「・・・そういえば、あのマックル、種族はなんだ?」唐突にディコスが聞く。 「え?・・・羽が生えてないからレンクルフィンクルじゃないし・・・」 フィンクが答える。「足があるからナークルじゃないよ。それに耳も無いから キャックルでもないね。」キャックも考える。 「奴の体の色も茶色でも銀色でもない。あとはマックルだが・・・・」 ミラクルも推理。「ああ。どちらかといえば奴の体の色は黄緑だ。」 一体あのマックルは何者なのだろう・・・・一つの疑問を抱きながら、 4人は新たな大陸に足を踏み出すのであった。
第一章 完
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