![](./icon/s_cackle.gif) | 先に進むと、こじんまりした宮殿があり、その奥に宝箱があった。「これが・・・ 真実の眼鏡・・・・」ハアハアいいながらピピルがつぶやいた。宝箱を開けると 不思議なオーラをまとっている眼鏡が入っていた。主人公はそれをとり、かばんの中に入れた。「ん?まて。お前らはその眼鏡を何に使う気じゃ?」主人公は事情を説明した。「ほお・・・お前らもツムックか・・・ああ。言い忘れていたの。わしは元ウェイダンの王だ。」「はあ?あんたみたいな頑固爺が先代の王だあ?」思わずグロスが叫んだ。「人をみかけで判断するでない。そうじゃ。本当の大臣はどうしておるのじゃ?」主人公はいまはツムックが大臣であること、王の様子が変なこと、本当の大臣は監獄の中ということを説明した。「そうか。ツムックは最初は手伝いとして雇ったんじゃが、日に日におかしく思っての。そしてある日、奴は本性を現したんじゃ。わしは奴の正体を民にみせるため、それを探しておったのじゃ。」そのとき、グロスにおんぶされているフィアロンがぶつぶつとなにかを読んでいた。「その宝箱、汝らは決してふれるべからず。ふれたらここは崩壊し、汝ら 永遠にさまよい続けるだろうだって。へ〜・・・・」「え?」とピピル。その瞬間、
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
「に、逃げろ〜〜!!」ディコスが叫びながら走り出した。天井から岩が降ってくるのを必死によけながら主人公たちは幻の壁から降りた。爺さんも続いた。 「こ、こんなのきいてないよ〜〜」ひいひい言いながらにげるピピル。 「おい!フィアロン。走れるか?」グロスが聞く。「た、たぶん・・・・」フィアロンは自信なさげ。「ならおりろ!」とフィアロンを下ろした。「わ、わ、わ・・」よろよろしながら必死に走るフィアロン。「壁が!」ディコスのさす向きには扉がシャッターのように音をたてて閉じようとしているところだった。 ディコス、ピピル、爺さん、主人公、グロスは扉を超えることができた。 「フィアロ〜ン!!はやく!」ピピルが叫ぶ!「うわあああ〜!!」
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