![](./icon/s_cackle.gif) | 「おい!!なんでもいいから出てきやがれ〜!」素手で塔の中を行ったり来たりしていた。「お〜い。なにもしないから出ておいで〜・・・・」あやすような声を出すがなにもでてこない。「ちっくしょ〜、しけてやがるぜ。」するとグロスは、鞄の中をあさり始めた。中に入っていたのは鍵を作るのに使った鉄鉱石と、木槌、石ころ三つとトゲトゲのつかむところだけだった。「しかたねえ。訓練所でやったみたいなちゃんとしたもの作ってみるかとするか」するとグロスはトゲトゲソードのつかむ部分に鉄鉱石を丸ごとくわえ、半ば強引に剣を作り始めた。 ・ ・ ・ ・ ・ 数十分後・・・ 「できた!完成だ!究極傑作だ〜!!!」異様なほど高いテンションで出来上がったのはグロスが作ったとは思えないほど立派な剣だった。ふと気がつくとたくさんの魔物がグロスを囲んでい。「ち!急いでるってのに・・・・まあいいや。この剣の威力、存分に見せ付けてやるぜ!!」そういいながらグロスは魔物に突っ込んでいった。
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