| 「あ!グロス!おかえり〜」フィアロンがすっかり元気になったようでグロスを迎え入れた。「おう!遅れて悪かったな!おかげで最高傑作が完成したぜ!!」 「あ!ちゃんとした剣だね。どうしたの?これ。」ピピルが聞いた。グロスはことのいきさつを話した。「へ〜。すごいね。こんど僕のフレイルも鍛治してよ。」 「まあ、こんどな。それより、主人公はどうした?」「武器の最終調整だって。」 ピピルが答える。「みんな〜。準備はOKだよ。夜まで待とうよ。」主人公がやってきた。眼鏡をかけて。「へ〜・・・・ほ〜・・・・うわ!!」なにやら不思議な反応をしている。「どうしたの?」ピピルがたずねた。「うん。この眼鏡をかけて人を見たら、オーラがみえるんだ。ピピルは白っぽいオーラ、フィアロンは薄い感じのオーラ、そしてグロスは・・・・・・・見てみて・・・」そういうと主人公はピピルに眼鏡を渡した。「どれどれ・・・・うわ!!」なんとグロスの周りには黒と赤を混ぜたような醜悪なオーラがただよっていた。・・・・悪魔・・・・「ま・まあいいや・・・・支度をして、ゆっくり休もう・・・・」 ・ ・ 夜 ・ ・ 「さて、いこうか、みんな薬草は5枚づつ、もった?」ピピルが最後の確認。 「うん。」「ああ。」「もったよ〜」それぞれが答える。 「さて、いくか」4人はウェイダン城に向った。数十分かけてツムックの部屋に向った。「いまだ!主人公!!」ピピルの合図で主人公は眼鏡越しにツムックを見た。「な!?なんだこれは?」ツムックは光につつまれた。 ・・・・・・ 「ちい。まさかばれるとはな。まあ、いい。いまここでおまえらを八つ裂きにすれば、民も、兵士も我輩が魔物だとは思うまい。」煙から出てきたのは手に毒々しい杖をもった魔法使いのような姿だった。「我輩は暗黒司祭。ウェイダン王よ。行くぞ。」そういうと暗黒司祭の前に出てきたのは、妙にボーっとしたウェイダン王だった。
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