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■1789 / inTopicNo.1)  BrokenMackle第7章スタート(3/5更新)
  
□投稿者/ tickle(管理) <☆ゴッド・オブ・マックル☆(380回)>-(2005/10/20(Thu) 16:36:46/203.136.171.98)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tyruster/0-Line/
    BrokenMackle第7章です。

    7章より、6章最後の部分より分かる通り「グロス」がいないので注意を。
    シリーク→エルフの村へ進むわけですが・・・
    ゲーム上ではエルフは仲間にできませんが、ここではそれをやってもOKです(ぇ

    6章の最後を書きすぎた感があるので、
    最初部分は書いてもらって構いません。
    ただし、見出しは「BM 第7章 1:(タイトル)」のように(つまりは今まで通りで)お願いします。

    -------------------------------------------------------------------------
    次の物語に続くストーリーを考えてレスしてください。
    物語ではなく、ネタを提供する場合は別スレで報告ください。

    (ただし、コメントは厳禁(絶対にダメ)。するときは、新スレを立てるか、引用符「>」を行の先頭につけましょう。)
    > 例えばこんなふうに・・。(でもコメントつけるにしてもレスの最後にしてくださいね)

    壊れるくらい楽しいストーリーにしていきましょう!
    コメント・意見・感想はコチラ→[ No.323 ]
    --------------------------------------------------------------------------
    ・ 注意書きはコチラ↓
         [ No.248 ] ・・・必ず1度は目を通しておいてください。(1/30修正)
    ・ BM 情報まとめ(viper(ヴァイパー)さんより)
      ↑ 登場キャラなど、BMの情報についてのまとめです。

    今までのストーリー→(< >内はその部分を書いてくれた人のHN)
     序 章:
      [ No.194,205 ]
     第1章→スラックの指輪とディコス
     第2章→暗闇洞窟と閉ざされた町
     第3章→宿荒らし事件
     第4章→悪政ツムックとウェイダン
     第5章→ツムックと真実のメガネ
     第6章→鉱山の町・シリーク
       1:[ No.1093 ] 静寂な草原
       2:[ No.1103 ] 過去からの贈り物 未来への諡(おくりな) <viper(ヴァイパー)さん>
       3:[ No.1144 ] 消えた村長
       4:[ No.1149 ] 炎を封じられた4人 <レイジさん>
       5:[ No.1151 ] 新武器開発 <石頭キャックさん>
       6:[ No.1186 ] 変形した鉱山洞窟、そして・・・
       7:[ No.1188 ] 毒霧鳥 <石頭キャックさん>
       8:[ No.1235 ] 山火事 <レイジさん>
       9:[ No.1266 ] 炎上円陣 <viper(ヴァイパー)さん>
      10:[ No.1383 ] 僧侶の苦悩
      11:[ No.1405 ] (一時的に)目覚めたフィアロン <レイジさん>
      12:[ No.1446 ] ケーキの魔法 <のださん>
      13:[ No.1491 ] 甘くない <viper(ヴァイパー)さん>
      14:[ No.1659 ] 化け物との戦い <石頭キャックさん>
      15:[ No.1701 ] 怪鳥 再び <レイジさん>
      16:[ No.1788 ] <1> フィアロンの秘密
                 <2> グロスの決意
     第7章:
       1:[ No.1949 ] グロスを選んだ理由。 <石頭キャックさん>
       2:[ No.1955 ] 草林 <viper(ヴァイパー)さん>
       3:[ No.1957 ] エルフの力 <石頭キャックさん>
       4:[ No.2024 ] 伝説 <viper(ヴァイパー)さん>
       5:[ No.2176 ] 誰も知らない <viper(ヴァイパー)さん>
       6:[ No.2178 ] 聖剣何処へ・・・ <レイジさん>
       7:[ No.2223 ] 聖剣と伝説のマックル

    コメント・意見・感想はコチラ→[ No.323 ]
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■1949 / inTopicNo.2)  Re[1]: BrokenMackle第7章 グロスを選んだ理由。
□投稿者/ 石頭キャック <◇レジェンド・ブレイバー◇(226回)>-(2005/12/02(Fri) 23:07:51/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「で、どこにいこっか?」ピピルがみんなに聞く。「う〜ん・・・・」ディコスが考える。
    「グロスが遅れてくるから、あまり遠くにはいけねえ。そうなると・・・」答えはすぐに出た。
    「無難にエルフの村にでもいくか。(いこっか)」ピピルとディコスが同時に答えた。
    「じゃあそうしよ〜!!」フィアロンがのんきに叫んだ。
    ・・・・・・
    その頃グロスは・・・・
    「ダメだ!でかく作ればいいってもんじゃない!」シリークの村長が喝を入れる。
    「!!じゃあどうすればいいんだよ!!」グロスも怒鳴る。
    「よいか。武器とはな。いかに素早く構えることができ、いかに素早く斬りつけることができるかで良し悪しが決まる。」
    「んなこといったってよお。それならみ〜んな装備するのが短剣でいいじゃねえか。」
    グロスも反論する。
    「確かにそれも良いじゃろう。だがそれでは決定力に欠けるのじゃ。」村長の話は続く。
    「だからこそ、いかに使いやすく、かつ強力な武器を作り出すことができる鍛治師が必要なのじゃ。」
    「っ!!・・・」グロスも歯軋り。どうやら納得してしまったようだ。
    「・・・・じゃあ・・・どうすればいいんだよ・・・」
    グロスが聞く。「・・・だからこそ、わしはお前にわしの知識の全てを教えようとしているのじゃ。」
    ・・・・・・
    「なっにしてるかなあ〜?グロス。」とフィアロンがほわほわと喋る。
    「着いたぞ。」ディコスが言った。「え?どこ?」フィアロンのいうとおり、一見するとどこにあるのかわからない。
    すると・・・・・
    「お前たち、だれだ?」ちいさな羽を生やしたマックルが草陰からこちらを見ていた。

引用返信/返信 削除キー/
■1955 / inTopicNo.3)  Re[2]: BM第7章 2:草林
□投稿者/ viper(ヴァイパー) <マックルナイト(43回)>-(2005/12/03(Sat) 23:14:19/218.119.157.149)
    4人は辺りをぐるりと見回した。ディコスは着いたと言うが、他の三人にはただの広い野原のようにしか見う無かった。
    「ここが…村?」
    ピピルは更に良く見回した。そこには建物を形作る石の壁や屋根はなかったが、樹木が立ち並び葉が生い茂ってこの場所を包んでいる。自然そのものが家になったような空間が広がっていた。
    ただの森とは違う、人に厳しい世界ではなく優しい世界であった。

    「誰だ」
    「マックル来た」
    「何しに来た」
    「ここ十年マックル来てない」
    あちらこちらからマックルエルフ達のひそひそ話が聞こえる。
    「わーちっちゃい。羽がある〜」
    フィアロンが木の陰に隠れている一人のエルフに近寄ろうとした。が、エルフはさささっとフィアロンから離れた。
    「ねえー、君はなんて名前なの?」
    「こっち近づく許さない」
    許さない、といわれてもフィアロンは尚も近寄ろうとする。エルフの顔がやや厳しくなった。
    「ノーム、来るよろし!」

    エルフが呪文を唱えた途端、エルフとフィアロンの間に壁のようなものが現れた。
    「うあわ」
    フィアロンは勢いよく壁に跳ね返され、後ろに向かって転がりながら戻ってきた。
    「フィアロン…!」
    主人公は転がってきたフィアロンを受け止めた。幸い怪我はしていないようだ。

    「ノーム呼ばなくても」
    「知らない奴、私に近づく事許さない」
    「ソウリン落ち着くよろし」
    主人公とピピルはそろそろとエルフ達の元へと近づいた。
    「ごめん、でもフィアロンは君達に害を加えるつもりじゃ無いんだ」
    「あの…僕達ここで休ませて貰いたいんだけど…駄目ですか?」
    それを聴くとエルフ達は二人の方を向いた。
    「旅マックルか、何処へ行く?」
    「旅の果てに何を目指す?」
    難しい言い回しであったが、どうやら旅の目的を尋ねているようである。
    「僕達は魔王を倒すために旅をしています」
    主人公は力強い声でそう言った。

    「魔王倒しに…」
    エルフ達はまた集まってひそひそ話をし始めた。暫くしてそのうちの一人、先程フィアロンに魔法を使った者がそこから離れた。
    「父上に仰いでくるアル。待つよろし」
    そのエルフは羽をパタパタ動かして村の奥の方へ飛んでいった。
    「…父上?何だ?ここの偉い人か?」
    ディコスがエルフ達に尋ねた。
    「ソウリンは族長の娘」
    「ソウリンは精霊使い」
    「ソウリンは強い」
    傍にいたエルフ達が次々とそう答えた。
    「精霊使い…ってなんだ?」
    ディコスはピピルの方を向いて質問した。
    「僕も詳しい事は知らないけれど…訓練所にいた頃世界にはそういう職業もあるって聴いた事があるよ」
    「さっきの変な魔法の事か?」
    二人がそう話しているとソウリンが戻ってきた。
引用返信/返信 削除キー/
■1957 / inTopicNo.4)  Re[3]: BM第7章 2:エルフの力。
□投稿者/ 石頭キャック <◇レジェンド・ブレイバー◇(228回)>-(2005/12/04(Sun) 08:09:13/59.141.49.111)
http://vorsu.hp.infoseek.co.jp/
    「こっちこい。」ソウリンはそういうと、茂みの中に入っていった。
    「いこうか。」ピピル先頭で進んでいく。少し進むと木でできたテーブルにソウリンと年老いたエルフが座っていた。
    「お前たち、魔王、倒すものか?」老人エルフが訪ねた。
    「はい。」主人公は力強く答えた。「そうか・・・」老人エルフはしばらく黙りこくると、「まあ、座れ。」といった。
    4人が木製のイスに座ると、老人が話を続けた。
    「魔王、少しずつ力戻してる。勝てる見込みあるか?」と聞く。
    「正直・・・よくわかりません・・・」ピピルが不安そうに答えた。
    「倒す見込みはわかりませんが、絶対にこの世界を救って見せます!」ピピルの横で主人公が答えた。
    「・・・そうか・・・」老人エルフは、またしても黙りこくり始めた。
    「・・・ん。おまえ、そのアザはなんだ?」
    ん?とピピルが首を傾げた。
    「僕にはアザなんて・・・」「お前違う。」「これですか?」主人公が腕のアザというより印の様な物を見せた。
    「・・・おお・・・!!」途端に老人エルフが驚きの声を上げた。
    「??」主人公は訳がわからない様子だ。
    「これ、まさに勇者の印。・・・お前たち魔王倒せるかも・・・」しばらく考えた後で、老人エルフは言った。
    「まあ、ゆっくりしていけ。」そういうと老人エルフはパン!と手を叩いた。
    すると突然森が動き始め、やっと村に見える感じの井戸、よろずやのようなものなどが姿を現した。
    「・・・すげえな・・・」ディコスが一言、つぶやいた。
引用返信/返信 削除キー/
■2024 / inTopicNo.5)  Re[4]: BM第7章 4:伝説
□投稿者/ viper(ヴァイパー) <マックルナイト(45回)>-(2005/12/23(Fri) 23:39:14/218.119.157.149)
    周りには店と思しき小さな屋台、たくさんの本棚、立ち並んだ木々が作る道。エルフの村が姿を現した。驚いている一行を余所に族長は更に話を続けた。
    「お前、武器持っているか?」
    「え、あ、はい…」
    主人公はそろそろとメタルソードを差し出して見せた。族長はそれをじいっと睨むように見た。
    「それで闘うのか?」
    「はい…」
    「もっと強い武器があればそれに変えますし、鍛冶をして強化する事もあります」
    ピピルがそれに付け加えた。

    「これは駄目だ」
    次の瞬間、族長はあっさりとメタルソードの評価を決定した。
    「この剣、魔王に勝てない。さっさと捨てるよい」
    「え、そんな…」
    そんなにこの剣は弱いのだろうか。グロスの作と言えどかなりまともなものではあるし、その威力も実証済みである。
    その時突然フィアロンが族長の方に向かって駆けていった。
    「このこの〜」
    あまりの驚きに皆一瞬固まってしまっていたが、一番最初に事を把握し我に返ったピピルがフィアロンを抑えた。
    族長の周辺には近くにいたエルフ達が集まり、彼を守ろうとしている。
    「グロスばかにするな〜!」
    フィアロンは腕をぶんぶん振って暴れようとしている。どうやらメタルソードを酷評された事が琴線に触れたらしい。
    「なかまだ〜ばかにするな〜」
    「ちょっとフィアロン!静かに!」
    ピピルはフィアロンを引きずり、族長から遠ざけた。

    今度はディコスが族長の前に進み出た。
    「ちょっといいかよ?確かに魔王相手にあの剣じゃ物足りないかも知れねえけど、だからってそれで勝てる確率がゼロって訳でもねえだろ?」
    フィアロンを何とか寝かしつけたピピルも前に出た。
    「そうです、闘ってみなくては勝てるかどうかなんて判りません。例えメタルソードだって…」
    しかし族長は首を横に振る。
    「伝説、ここに残ってる」
    「伝説?」
    周囲にいたエルフ達が次々にそれを話し出した。
    「昔、マックルと仲間達きた」
    「マックルの腕、印あった」
    「勇者の印、持っていた」
    「強い剣も持っていた」
    「その剣で魔王追い込んだ」
    「詳しくは書庫の本見るよろし」

    「魔王を倒す剣…」
    主人公はそっと腕の印を見つめた。
引用返信/返信 削除キー/
■2176 / inTopicNo.6)  Re[5]: BM第7章 5:誰も知らない
□投稿者/ viper(ヴァイパー) <マックルナイト(46回)>-(2006/02/19(Sun) 22:59:07/218.119.157.149)
    ディコスが一歩前に進み出て話をした。
    「んじゃその魔王を倒す剣って言うのは何処にあるんだよ?」
    その場にいたエルフ達は同時に口を開き、同時に同じ回答をした。
    「知らん」
    そのぴったり合った息と返事の内容と声の大きさとで3人は圧倒されかけた。

    「知らんって…」
    「知らんもんは知らん。伝説のマックル、その後何処に行ったか判らない。故に剣の行方も判らない。」
    村長の返事はあまりにもそっけなさ過ぎた。
    「じゃああの…その剣の特徴などを教えてはいただけませんか?」
    ピピルがさっと助け舟を出し、この空気を変えようとした。
    村長はそれを聞くと押し黙って俯いた。何かを考えているようであった。
    「その剣何でも切り裂いた。硬い魔物、一瞬で切り裂いた。」
    「あの、他には…」
    「知らん。」
    またしても空気が固まった。
    「なんだよそっちから話しておいて、何にも判ってねーのかよ。」
    ディコスが突っかかると村長は冷静に切り替えした。
    「エルフは闘い好まない。故に武器は判らない。武器を知るならこの北、シリークへ行く良い。」
    確かに、武器の事を知ろうと思うなら鍛冶士の町であるシリークへ行くのが最も有効であろう。しかしそこは先ほど出てきたばかりの所である。戻るにも妙に気が引けてしまう。

    「とりあえず、今日はここへ泊まる良い。」
    それを聞いて主人公はほっと息をついた。
    「とりあえずみんな休もうよ。よく考えたら前にシリーク行った時は事件で忙しくと話もろくに聞けなかったんだし…明日また行こう。」
    「そうしようか。」
    主人公を戦闘にピピルとフィアロンを背負ったディコスが続き、村長の前から去っていった。
    4人がいなくなるのを見てから村長はそばにいたソウリンを呼び寄せた。
    「父上、何か用あるか?」
    「ソウリンお前あの者たちについて行け。勇者の印持つ者、見守れ。」
    「把握した。」
    ソウリンも4人の後を追ってその場から立ち去った。
引用返信/返信 削除キー/
■2178 / inTopicNo.7)  Re[6]: BM第7章 6:聖剣何処へ…
□投稿者/ レイジ <☆ゴッド・オブ・マックル☆(344回)>-(2006/02/20(Mon) 22:48:40/219.19.72.172)
http://reiji-room.hp.infoseek.co.jp/
    目覚めた四人はさっそくシリークへ向かう準備をした。
    「私たちも一応調べる、そのうちまた来るよい。」
    「ありがとうございます。」
    4人は一礼し、シリークへ向かった。

    「うわぁ〜、魔物〜。」
    「面倒だからガンガン呪文使って倒しちゃおう。」
    そういうと主人公、フィアロン、ピピルの3人は呪文を唱え始める。
    相変わらずフィアロンはあまり役に立たないのは我慢…。
    その後も惜しまず呪文で戦い、シリークに付いた。

    「ちょっと疲れたね…。」
    「ディコスはなんにもしないし〜。」
    「あの状況で魔物に突っ込んだらお前らにやられるだろ…。」
    「ミラックルコーティングがあるから大丈夫だよ。」
    「・・・。」
    不機嫌なディコスを引きずって村長の元に向かった。

    「おぉ〜、グロス〜。」
    そこにはなかなか見られない真剣な表情のグロスと村長がいた。
    「ん?なんでお前らがこんな所にいるんだ?」
    「魔王を倒すための剣を探しに来たんだよ。」
    「それならこの前村長に聞いたなぁ。」
    すると村長が一冊の本を持ってきた。
    「この本によると、どこかの王族が持っているみたいでなぁ、
    おそらくカラッカ王だと思うのだが、そのような剣を授からなかったか?」
    4人は顔見合わせて確認しあうが、当然だれも持っているわけが無い。
    「もらったよ〜、ボロボロの木刀。」
    「あの馬鹿王…。とっととカラッカ行くぞ!」
    「待て待て、これを使いなさい。」
    そういうと村長は2つのワープの霊水をくれた。
    「これで行って、戻ってきなさい。」
    4人はさっそくカラッカへ飛んだ。

    カラッカに到着、カラッカ王のところへ飛び込んだ。
    「おい!ばk…、王様。剣持ってねえか?」
    「魔王を打ち倒すための聖剣です。」
    「それなら渡したはずだが…。」
    5人は荷物を1つ1つ調べるが、それらしきものは見つからなかった。
    「やっぱりねぇぞ!」
    「あれじゃ、あれ、お前さんたちが旅立つ時に渡したボロい剣じゃよ。」
    「あれって木刀じゃ…。」
    「違う違う、あれは先代のそのまた先代と、昔からカラッカ王家に伝わる聖剣じゃ。」
    「あれ折ったよ〜。」
    4人はフィアロンを睨みつけた。
    久し振りにグロスに睨まれたフィアロンは腰を抜かしてしまった。
    「あ、そっか、元から折れてたのを簡単に修復しただけだから無理も無い。
    それに他に渡す武器も無かったのじゃ。
    その後武具を用意してフィンクルの里に送ったんじゃ。貰ったじゃろう?」
    みんなあきれてしまって文句を言う気にもならなかった。
    「帰るよ…。」
    そういってさっさとシリークに戻ってしまった。
    「あんなボロ剣何に使うのかのぉ…。」

    5人は早速村長の家へ向かった。
    「そうか…、折れてしまったか。」
    「どうすんだ?どうしようもねぇぞ?」
    「それなりにしっかりした剣と、鉱物、聖なるものがあれば何とかなるかもしれん…。」
    「なんだよ、その鉱物って?」
    「ミスリルだ…。昔はそこの鉱山でたくさん掘れたが、
    今はもうほとんどない…。あっても微量で使い物にならないのだ…。」
    するとグロスが荷物をあさりだした。

    「これのことか?」
    グロスはフードの魔術師と戦ったとうで手に入れた鉱物を出した。
    「お!おぉぉ!!凄い!まだこんなに大きいものがあったとは…。
    剣だ、剣はないか?」
    すると主人公がグロスに造ってもらった剣を差し出した。
    「うん、いい剣だ。グロスが造ったのか?」
    「・・・。」
    始めてみるグロスの照れくさそうな顔、みんなが珍しいものを見るような目で見つめている。
    「聖なるものってのはどうすんだ?」
    「聖水を使うんだ。でもこれだけでは足りない。エルフのところにいいものがあるかもしれん、
    探してきてくれ。」
    「また戻るの…。」
    「これをもっていけ。」
    今度はワープの霊水と聖水をくれた。準備が良すぎる。
    「じゃぁいこうか。」
    聖水を振りまき急いで里に向かった。

    「旅の者、帰ったな。しかし武器の事は何も分からなかった。」
    「でも、いい薬の作り方分かった。」
    5人は適当にうなずき、ソウリンのところへ走った。
    「旅の者、慌ててどうした。」
    ある程度落ち着いてから事情を話した。
    「ふむふむ、それでお前たち、剣を清めるもの探しに来たとな。」
    「そうです。」
    「あるぞ、あるぞ。本を探してたら見つけた薬。ほれ。」
    「ありがとうございます。じゃぁグロス…。」
    気付けばすでにグロスは作業中。

    「でもこれで本当に聖剣なんて出来るのかな…。」
引用返信/返信 削除キー/
■2223 / inTopicNo.8)  Re[7]: BM 第7章 7:聖剣と伝説のマックル
□投稿者/ tickle <マックル(6回)>-(2006/03/05(Sun) 02:08:49/210.151.154.242)
    「う〜ん・・・」
    グロスができた聖剣を見てうなった。
    「何というか、何か違うんだよなぁ・・・」
    「メタルソード、ミスリル、聖水に清めの薬。
     もうやれるだけのことはやったはずなんだけど・・・」
    ピピルも悩む。村長は、
    「剣は十分。でも、何か足りない気する」
    「何が?」
    「それ知らない」
    「・・・。」

    「でも、」と村長は続けた。
    「伝説のマックル、剣に威圧感や輝きあった。この剣、それない」
    「威圧感?」
    「聖剣、見ているだけで、何かオーラ感じた。
     何かわからない、けど突き破れるような輝き、剣にあった。
     でもこの剣、それない」
    「単にきれいなだけじゃダメってことか」
    「むぅ・・・」

    しばらく、沈黙が続いた。そしてグロスが、
    「もういい。とりあえず、できることはした。これでいいだろ?
     後は、気力でどうにかすればいいさ」
    「気力って・・・」
    そのままグロスはシリークへ帰ってしまった。
    仕方なく、今日はエルフの村でまた泊まることにした。

    その夜。
    「で、どうするよ?」ディコスが切り出す。
    「どうするって・・・グロスもういないし、剣の鍛冶はできないから、
     このまま行くと」
    「それ、無茶」ソウリンがはさむ。
    「じゃ、フィアロンの気まぐれに懸けるということに・・・」
    「zzz・・・」フィアロンは熟睡している。
    「無理だろ」
    「・・・」

    そんなゆっくりとしたときの中、困ったことは起こるものらしい。

    何やらドタバタしているような音が外で聞こえた・・・ような気がした。
    「何か、外騒がしくないか・・・?」とディコスが辺りを見回す。
    皆、ものの見事に熟睡。「ものすごく平和だな・・・」とつぶやいていると、
    部屋に1匹のエルフがあわてた様子で飛び込んできた。

    「あ、わわ、わ、ハーブ、ボート、アフィフィフィ・・・」
    「もう少し落ち着いて話せよ・・・」ディコスもやけに冷静だ。
    「こ、こ、これ落ち着けるわけな、な、ない。そ、そ、そんちょ・・・」
    エルフは相当動揺しているようだった。
    「そんちょ? 村長がどうかしたのか?」
    「そ、そ、そ、村長含めて、エルフほとんど連れて行かれた・・・」
    「え・・・誰に?」
    「し、し、知らない? マ、マ、マックル狩りがこ、こ、ここまでやってきたんだ・・・」
    「マックル狩りだって!? ということは魔王の手下がそばに迫ってるのか?
     おい、おまえら起きろ! それよりおまえ大丈夫か?」
    ディコスがピピルやフィアロンたちを起こしにかかった。
    エルフは動揺して、すっかり倒れてしまっている。

    奇襲。
    こんな村にも、魔の手が迫っているとでも言うのか・・・
引用返信/返信 削除キー/



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