![](./icon/cackle.gif) | 「で、どこにいこっか?」ピピルがみんなに聞く。「う〜ん・・・・」ディコスが考える。 「グロスが遅れてくるから、あまり遠くにはいけねえ。そうなると・・・」答えはすぐに出た。 「無難にエルフの村にでもいくか。(いこっか)」ピピルとディコスが同時に答えた。 「じゃあそうしよ〜!!」フィアロンがのんきに叫んだ。 ・・・・・・ その頃グロスは・・・・ 「ダメだ!でかく作ればいいってもんじゃない!」シリークの村長が喝を入れる。 「!!じゃあどうすればいいんだよ!!」グロスも怒鳴る。 「よいか。武器とはな。いかに素早く構えることができ、いかに素早く斬りつけることができるかで良し悪しが決まる。」 「んなこといったってよお。それならみ〜んな装備するのが短剣でいいじゃねえか。」 グロスも反論する。 「確かにそれも良いじゃろう。だがそれでは決定力に欠けるのじゃ。」村長の話は続く。 「だからこそ、いかに使いやすく、かつ強力な武器を作り出すことができる鍛治師が必要なのじゃ。」 「っ!!・・・」グロスも歯軋り。どうやら納得してしまったようだ。 「・・・・じゃあ・・・どうすればいいんだよ・・・」 グロスが聞く。「・・・だからこそ、わしはお前にわしの知識の全てを教えようとしているのじゃ。」 ・・・・・・ 「なっにしてるかなあ〜?グロス。」とフィアロンがほわほわと喋る。 「着いたぞ。」ディコスが言った。「え?どこ?」フィアロンのいうとおり、一見するとどこにあるのかわからない。 すると・・・・・ 「お前たち、だれだ?」ちいさな羽を生やしたマックルが草陰からこちらを見ていた。
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