![](./icon/cackle.gif) | 「こっちこい。」ソウリンはそういうと、茂みの中に入っていった。 「いこうか。」ピピル先頭で進んでいく。少し進むと木でできたテーブルにソウリンと年老いたエルフが座っていた。 「お前たち、魔王、倒すものか?」老人エルフが訪ねた。 「はい。」主人公は力強く答えた。「そうか・・・」老人エルフはしばらく黙りこくると、「まあ、座れ。」といった。 4人が木製のイスに座ると、老人が話を続けた。 「魔王、少しずつ力戻してる。勝てる見込みあるか?」と聞く。 「正直・・・よくわかりません・・・」ピピルが不安そうに答えた。 「倒す見込みはわかりませんが、絶対にこの世界を救って見せます!」ピピルの横で主人公が答えた。 「・・・そうか・・・」老人エルフは、またしても黙りこくり始めた。 「・・・ん。おまえ、そのアザはなんだ?」 ん?とピピルが首を傾げた。 「僕にはアザなんて・・・」「お前違う。」「これですか?」主人公が腕のアザというより印の様な物を見せた。 「・・・おお・・・!!」途端に老人エルフが驚きの声を上げた。 「??」主人公は訳がわからない様子だ。 「これ、まさに勇者の印。・・・お前たち魔王倒せるかも・・・」しばらく考えた後で、老人エルフは言った。 「まあ、ゆっくりしていけ。」そういうと老人エルフはパン!と手を叩いた。 すると突然森が動き始め、やっと村に見える感じの井戸、よろずやのようなものなどが姿を現した。 「・・・すげえな・・・」ディコスが一言、つぶやいた。
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