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■1383  Re[10]: BM 第6章 10:僧侶の苦悩(修正:1)
□投稿者/ tickle(管理) -(2005/09/07(Wed) 23:30:36)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tyruster/0-Line/
       パーティが頂上を目指しているころ、フィアロンはというと・・・。

       「ん・・・ふぁ?」
       「あっ、気がつきましたか?」
       「ん、ん、うん? ここはぁ?」
    フィアロンは・・・僧侶の治癒のおかげもあってか、毒状態から解放されたようだ。
       僧侶はため息をつきながら、
       「やっと気がつきましたか。」
       「ん・・・」
    フィアロンはことの事情を全く知らないようだった。
       「ここはシリークですよ。あなたが毒吸って倒れた」
       「???」
    分かるはずもなかった。
       
       すると、仲間の僧侶がやってきた。一緒にフィアロンのことを見ていたようだ。
       「おぉ、ようやく目覚ましたんだな」
       「えぇ、ようやく。・・・まだ寝ぼけているようなんですが」
       「はぁ。まぁ毒の吸引量が異常すぎるからな・・・。
    普通のマックルじゃ、もう死んでいるかもしれん。逆に良く生きてくれた、って感じだよ。
    で、食欲のほうは?」
       「おなか・・・すい・・・た・・・」
       そんな事情すら知らないフィアロン。回復したらこの通りだ。
       「ありそうだな」
       「ですね」

       さっと食事を出してみると、慌てたように一気に食べ始めた。
       「一気に食べなくても・・・」という僧侶をよそに、もくもくと食べていくフィアロン。
    食欲は、ものすごかった。そして、食べるだけ食べた後、また熟睡。
    パーティのことなど、もう忘れているような感じだった。

       その後も食事→熟睡を繰り返したフィアロン。食料も、そろそろ追いつかなくなってきた。
       「ま、まずくないですか・・・? 食料、他にも分け与えないといけないのに・・・」と僧侶。すると料理長は
       「ん・・・なんだけど、あのミラックルが利かないもんで・・・」
       「はぁ。いつになったら帰るんだろう。あのパーティも帰ってこないし・・・」
       「まぁ落ち着け。そういつまでもほったらかしでもないだろうし」
       「でももしほったらかしだったら・・・?」

       しーんとなった。もうずっとここにいるんじゃないだろうか、と。
    フィアロンは糖分を取ると覚醒することなど、僧侶たちは知る由もなかった・・・。
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