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■2176  Re[5]: BM第7章 5:誰も知らない
□投稿者/ viper(ヴァイパー) -(2006/02/19(Sun) 22:59:07)
    ディコスが一歩前に進み出て話をした。
    「んじゃその魔王を倒す剣って言うのは何処にあるんだよ?」
    その場にいたエルフ達は同時に口を開き、同時に同じ回答をした。
    「知らん」
    そのぴったり合った息と返事の内容と声の大きさとで3人は圧倒されかけた。

    「知らんって…」
    「知らんもんは知らん。伝説のマックル、その後何処に行ったか判らない。故に剣の行方も判らない。」
    村長の返事はあまりにもそっけなさ過ぎた。
    「じゃああの…その剣の特徴などを教えてはいただけませんか?」
    ピピルがさっと助け舟を出し、この空気を変えようとした。
    村長はそれを聞くと押し黙って俯いた。何かを考えているようであった。
    「その剣何でも切り裂いた。硬い魔物、一瞬で切り裂いた。」
    「あの、他には…」
    「知らん。」
    またしても空気が固まった。
    「なんだよそっちから話しておいて、何にも判ってねーのかよ。」
    ディコスが突っかかると村長は冷静に切り替えした。
    「エルフは闘い好まない。故に武器は判らない。武器を知るならこの北、シリークへ行く良い。」
    確かに、武器の事を知ろうと思うなら鍛冶士の町であるシリークへ行くのが最も有効であろう。しかしそこは先ほど出てきたばかりの所である。戻るにも妙に気が引けてしまう。

    「とりあえず、今日はここへ泊まる良い。」
    それを聞いて主人公はほっと息をついた。
    「とりあえずみんな休もうよ。よく考えたら前にシリーク行った時は事件で忙しくと話もろくに聞けなかったんだし…明日また行こう。」
    「そうしようか。」
    主人公を戦闘にピピルとフィアロンを背負ったディコスが続き、村長の前から去っていった。
    4人がいなくなるのを見てから村長はそばにいたソウリンを呼び寄せた。
    「父上、何か用あるか?」
    「ソウリンお前あの者たちについて行け。勇者の印持つ者、見守れ。」
    「把握した。」
    ソウリンも4人の後を追ってその場から立ち去った。
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