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■601  Re[6]: BM 第3章 6:消えた本の謎
□投稿者/ レイジ -(2005/04/11(Mon) 21:48:04)
    ピピルは早速聞き込みを始めた。
    外には主人公とディコス、グロスが走り回っていて少し騒がしい。
    「みんな探してるみたいだからやっぱり本の事聞いてみようかな…」
    たまに走ってくる3人をかわしながら1つ目の民家に向かった。
    「え?なくなった本?ちょっと待って…あれ?1冊なくなってる。」
    「どんな本がなくなったの?」
    「う〜んと、幻のマックルのことが載ってる本がなくなってるみたい。」
    「ありがとう。」

    一通り聞いたところみんな同じような本がなくなっていた。
    城の所載からもそのような本は見つからなかった。
    「やっぱり幻のマックルに関する本がなくなってる…」
    その時フィアロンが読んでいた本をのこと思い出した。
    「なんで1冊だけ残っているんだろう。誰にも気づかれずに盗んでいるくらいだからそんなミスはしないだろうし…。どんなことが書いてあるか見てみよっと。」

    そうして宿に戻ってきた。
    本棚からあの本を取ろうとした。しかしどこにもない
    「フィアロン、さっき読んでた本どこやった?」
    「ん〜なにそれぇ?」
    といってまた寝てしまった。覚えてないらしい。
    仕方なく探してみることにした。でもやっぱりない。
    「なくなってる…。まさかまたやってきて盗んでいったのか?」
    そう思い、主人公たちに誰かが宿にはいっていかなかったか聞いてみた。
    「誰もみなかったけど」
    「一応宿を見張っていたが誰も入らなかったぞ。罠も仕掛けておいたが誰もかからなかったし」
    「そんなの知らねえよ。そんなことよりお前も手伝え!」

    「誰も見ていない…。そういえばさっきフィアロンがマジックルはすごい魔法が使えるとかいってたな。その魔法で姿を消して忍び込んで本を盗んだ。でもディコスなら罠も仕掛けていたし気づくはず…。」

    「そろそろ暗くなってきたから今日は戻るよ。ピピル聞いてるの?」
    気が付いたら辺りはすっかり暗くなっていた。

    宿に戻って会議(というと大げさだが)をすることにした。
    「もう探すところは探したぞ」
    「城に入れてもらえなかったがその付近は全部調べたよ」
    「この町にはもういないんじゃないか?」
    その言葉を聞いてみんなしんとしてしまった。でもピピルは違った。
    「今日の昼間まではいたはずなんだよ。フィアロンが読んでいた本が僕が外にいっている間に無くなったんだよ。」
    「フィアロンが無くしたんじゃねぇのか?それになんでそれだけで昼間までいたってわかるんだよ。」

    「その前にも本が盗まれてたんだよ。フィアロンが部屋をを片付けたときに本棚の隙間が開いてたんだよ。もともと入ってないならブックエンドを立てたりするってフィアロンが言うんだよ。その後町の人に本がなくなってないか聞いたらみんな同じような本が無くなってたんだ。城の兵士に聞いても同じ本がなくなってた。」
    「その本は何なんだよ?」
    「幻のマジックルの本。今は生き残りがいないけ血がつながった雑種ならいるって本に書いてあったらしい。」
    「その雑種ってもしかして…イブレムの…。」
    「僕もそう思ったんだ。」
    「そういえばあいつどこいったんだ…?」
    「あいつ?」
    「実は俺の手下にイブレムのやつがいたんだ」
    「あの魔術師のこと?」

    主人公がそういったとたんグロスが突然頭を抱えだした。
    「どうしたの?」
    「わからない。でもなんか変なんだ。良くわかんねぇけど」
    とりあえずグロスは寝ることにした。
    疲れていたのかすぐに寝てしまった。
    グロスのいびきが部屋に響く中で再会することにした。

    「イブレムか…」
    「でもイブレムの人の確立は少ないよ。フィアロンの読んでた本に魔法を封印されたって書いてあった。」
    「じゃぁ何であいつは使えたんだ…?」
    その後誰も喋らなくなり全員寝ることにした。

    翌朝、今度は外には出ずに監視することにした。
    ディコス中心に準備を開始した。
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