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Re[15]: BM 第3章 14:分身との戦いと塔の奥
□投稿者/ レイジ -
(2005/07/17(Sun) 00:03:09)
「さっさと片付けるぞ!」
またまたグロスが突っ込む。
「ちっ、ちょこまかしやがって。ちっともあたらねぇ」
HPが少ない変わりに素早さは大分高いようだ。
「う〜んと、え〜と、『ハ〜ムS』!!」
糖分が切れており、『ハ〜ム』と変な風に伸ばしてしまったせいか、
毒矢は1本しか出なかった。
しかし矢は見事命中。分身1体が毒に犯された。
「あいつは放っとけば勝手に消えるから他の奴を攻撃するんだ!」
主人公が指示を出した。
しかし分身もやられているばかりではなかった。
分身3体が5人を囲み、一声に攻撃を仕掛けた
『フレイムS』!
『フォースS』!
『ハームS』!
ディコス、フィアロン以外は大ダメージを受けた。
毒で弱っていた分身の放った『ハームS』は遅れてとんできたため、
ディコスが皆を庇った。
「うわぁ!!」
「どうしたのディコス?」
「ダメージは受けなかったが毒はミラックルコーティングを貫通したみたいだ…。」
3本の毒矢を受けたディコスは猛毒に犯されてしまった。
「ダメだ。毒消し草でも治らない。分身のくせに魔力も高いとはね…。毒が早く回らないようにこっちでおとなしくしててね。『ヒールS』!」
その後ピピルは他の皆にもヒールSを使い、MPがほとんどなくなってしまった。
「これからは慎重にいくよ…。」
毒で弱っていた分身が消え、残りは2体。
残りの2体は『アイスS』を連射してきた。
「うわぁ!!」
「わぁー!」
グロス、フィアロンの脚に『アイスS』が命中し、動けなくなってしまった。
ピピルが援護に回り、主人公1人で戦うことになった。
しかし、攻撃は全くあたらず、体力だけが減ったいった。
「はぁ。はぁ。仕方がない、最後の魔法だ!『フレイムS』!」
1体の分身にはほとんど当たらずわずかなダメージしか与えられなかったが、
もう1体には大当たり、炎とともに消えていった。
すると、最後の1体が見たことも聞いたことも無い魔法を放った。
『フリーズS』!
主人公たちの方に青白い弾が飛んできた。
だが、よける必要も無く、地面に弾がぶつかった。
すると当たった部分から徐々に地面が凍っていき、主人公、ピピルも動けなくなってしまった。
「これが…封印された魔法…?マジックルの力…?」
MPが残っているのはフィアロンだけだが糖分の無くなったフィアロンは
立ったまま眠っていた。
「こうなったら最後の賭けだ、はぁぁ!」
主人公は大ぶりダガーを分身の方に投げた。
しかし分身に軽くかすっただけだった。
ところが分身は消えていった。
「どうやら『フレイムS』で負わせた傷にたまたま当たったみたいだね。」
・ ・ ・ ・ ・ ・
この後どうするのおぉぉ〜〜!!??
大ぶりダガーは投げてしまったし、グロスは攻撃が当たらず体力だけ削られたため、
武器を振るどころか起き上がる気力すらない。
するとディコスが大ぶりダガーの方に近寄っていった。
ディコスには『フリーズS』が当たらなかったようだ。
「ダメだよディコス、動いたら毒が…。」
「大丈夫だ…、さっきよりは大分楽になった…。」
そう言って大ぶりダガーを主人公に投げた。
その後皆の足元の氷を割り、自由になった。
「ふぁぁ〜。おっ、分身がいなくなってるねぇ。どしたの?」
さっきのことを覚えてないらしい、あんなに苦労したのに…。
少し休んで近くにあった階段を上ってみることにした。
次の階についたかな…と思いきや階段はまだまだ続いていた。
そして長い長い階段を上りきった。
「やっと上りきった〜。」
ディコスを担いでいた主人公は疲れ果てて言葉も出ない。
「あれはなぁにぃ〜?四角いから…おっきいキャラメルかなぁ。」
フィアロンがよだれをたらしながら指を指す方向には大きな宝箱があった。
「開けてみよう…。」
宝箱の中には何か硬いものが入っているようだ。
その正体は…?
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