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■975  Re[13]: BM 第4章 13:決戦の前に…
□投稿者/ レイジ -(2005/08/17(Wed) 15:01:24)
    「お、俺のトゲトゲソードがあぁぁぁ!!!!」
    「…、いいじゃんグロス、まだ何も買ってないからお金はたくさんあるよ。
    新しい武器を買おう。」
    「うるせぇ!!誰が使ったかわかんねぇ武器なんて信用できるか!
    今から武器の材料になりそうな敵をさがしてくる…。」
    そういってグロスはまた塔の中へ走っていってしまった。
    「材料って…。素手で大丈夫かな?皮剥ぎ用のナイフならあるだろうけど…。
    まぁグロスなら無事に帰ってくるか。」
    そうしてあとの5人はウェイダンに戻ることにした。
    「まちなされ。この年寄りを魔物と戦わさせるきかね?みんなこっちにきなさい。」
    皆何か言いたそうな顔をしながら老人に近寄った。
    「ワープ!!」

    「お前さん達には世話になっ…世話をしてやったな。恩返しとしてツムックを倒すんだぞ。
    それから倒したらそのメガネをおくれ。どうせ使わないだろ。」
    「わかった、わかった!」
    ピピルは少しイライラしながら怒鳴って宿にいってしまった。
    「まったく最近の若者は…。」
    「俺もアジトに戻る。何かあったらまた来いよ。」
    「じゃぁねぇ〜。」
    そうしてディコスはアジト、主人公とフィアロンは宿に戻った。

    「あ、きたきた。買い物に行こう。」
    「わ〜い。おかし〜、キャンディ〜、アイス〜。」
    「お菓子は売ってないよ…。」
    「えぇ〜つまんないの〜。」
    「いいから、いいから。フィアロンの装備も買ってあげるから。」
    そうしてフィアロンを引っ張って武器屋にやってきた。

    「いらっしゃい。」
    「お!これにしよっ!!」
    ピピルがフレイルを手にとった。
    「それなら500Gだよ。」
    「持ち金は…2000Gか…。ねぇもうちょっと安くならない?」
    「それはキツイねぇ。こういう商売だとなかなかお客さんがいないんでね。」
    「じゃぁフレイルとチェインメイルと石の盾の3つで1000Gでどう?」
    「だめだめ!」
    「じゃぁ樫の杖と木の帽子もつけて1200Gは?」
    「わかったよ。大サービスだ!」
    いきなり200Gも負けてもらっている。意外と趣味は買い物らしい。
    「ここのはほとんど買っちゃったね。次いこ、次〜。」
    「毎度あり〜。また来てくれよな!」

    次とは言ったものの他に店は見当たらない。
    「おかしいなぁ。ここにはもう1つ店があるハズなんだけどなぁ。」
    「あっちは?」
    フィアロンがさっきの店の右にある狭い道を指差している。
    「あんなところに店なんて…。」
    と言いながら一応奥にいってみた。
    すると奥にはかぎの掛かった扉があった。
    開けてみると…。
    「・・魔術師ショップへようこそ。」
    「あった…。」
    そこには魔術師がつけられるものばかりだった。

    「炎の杖だって〜。買って買って〜。」
    「フィアロンがあんなの持ったら危なそうだな…。」
    「買うけどとりあえず樫の杖で我慢してね。危ないから…。」
    「なんでよ。いいじゃ〜ん。」
    「後でお菓子あげるから。」
    「ほんと!?わ〜い。」
    フィアロンを説得(?)して、とりあえず炎の杖は主人公が持つことになったが、
    「残りは800か…。ある程度は取っておきたいな。
    ねぇ、炎の杖と魔術師のマントと黒のフードで400Gで売ってよ!」
    「はいはいわかりましたよ…。久し振りのお客さんですからね…。」
    「よし!」
    「またのご来店をお待ちしております。」

    「ピピルって買い物上手だね。」
    「ん?ま〜ね。」
    「おかしは〜?」
    「ちょっとまってね。あ…無い…。
    「はい。」
    「わ〜い。」
    なぜか主人公が飴を持っていた。
    「もしもの時のためにとっておいたんだけど…。まさかこんなところで使うとはね…。」
    「ねぇ、早く買ったものちょうだいよぉ〜。」
    宿に戻り買ったものを分けた。

    主人公はチェインメイルと木の帽子、
    ピピルはフレイルと石の盾、
    フィアロンは樫の杖と魔術師のマント、黒のフードをそれぞれ装備した。
    「グロスは自分で作るから大丈夫だね。今何してるのかな…。」
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