CARREY 1/6 ブラック羽川
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impression
2013年夏のWFにて、展示に一目惚れして購入したもの。
スケール表記は1/6となってますが、髪の毛のパーツが一発抜きで巨大な事も手伝ってかスケール以上に大きく見え・・・いや本当にデカイです。
個人的な感想として、1/5.5位って所でしょうか。
Volksのキット並みにパーツの表面がサラサラだったので、洗浄では随分と楽させてもらいました。
が、微妙な凹凸が多く320〜400番のペーパーで丹念に下地を作る必要があったのでトータルの手間は変わりませんでしたね・・・。
それでは何時も通りに頭部から。
顔の部分は瞳の縁を少々深く彫り、上半身と接着して継ぎ目消し。
髪の毛がやたらと重いので、顔の部分と髪の毛、上半身との軸打ちには4mm真鍮パイプを使ってます。
その髪の毛はネコ耳も一体成型ですが、耳の中のモールドは塗装の事を考えて、削り落とした後に銅線をハンダ付けした物で別パーツ化しました。
両腕一体成型の上半身と胴体はブラの部分で分割されているのですが、若干隙間が出来たので接合面をリューターとエポキシパテで修正。
胴体は下着のモールドを彫り直し、臍のディテールがあっさりしていたのでちょっと修正したのと、腰骨の辺りを皮一枚分削って張り出しを強くしてます。
胸元と両腰の3箇所に付くリボンのパーツは薄さを求めて0.3mm厚真鍮帯板で金属置換。
素材置換するついでに、自重でだらんと垂れ下がった形になる様に若干形状変更しましたが、腰のリボンはちょっと大きすぎたかも・・・。
キットの個体差に因るのかも知れませんが、両脚は胴体との接合面の隙間が若干目立ったので、ここもリューター&エポキシパテで修正してます。
純白のレジンなのでサフレス塗装にはもってこいでしょうが、至る所でエポキシパテ使ったので何時も通りにプラサフ吹いてから塗装。
下着の黒は紫色に振った黒を吹いた後にクリアレッドを重ねてみたのですが、遠目で見ると普通に黒吹いたのと変わり映えしない様で。
個人的な好みで、ブラの配色は添付写真と若干変えてます。
今回結構苦労したのが瞳。
アンバーの瞳は殆ど塗った事が無いのに加えて「猫」ですので瞳孔の形が何とも・・・。
爪先立ちにつきベースへの固定が必須ですが、何分接地面積が小さい上にトップヘビーですので固定はかなり難儀しました。
1mmステンレス線を数本打って見たのですが、それでもうっかりするとがつーんと後ろにつんのめる。
どうやっても爪先のみでの固定は無理だったので、窮余の策として右足にアクリル棒でサポートを追加しましたが、取り扱いには細心の注意が必要な一品となってしまいました・・・。