夏姫のクリップボードスクラッチ(その1)
素材準備編
鹿鳴館の夏姫が小脇に抱えているクリップボードの、オリジナルパーツがコレ。
古いレジンキットの宿命が凝縮されたかの如く、見事に波打ち反りまくっております。
ここまで変形していると、熱湯等で真っ直ぐに修正するのは至難の業という物。
実際に写真撮った後でやってみましたが、波打った感じは消えずじまいでした。
それに、必死こいて修正した所で、結局は元に戻るんですよねぇ・・・。
鹿鳴館の夏姫が小脇に抱えているクリップボードの、オリジナルパーツがコレ。
古いレジンキットの宿命が凝縮されたかの如く、見事に波打ち反りまくっております。
ここまで変形していると、熱湯等で真っ直ぐに修正するのは至難の業という物。
実際に写真撮った後でやってみましたが、波打った感じは消えずじまいでした。
それに、必死こいて修正した所で、結局は元に戻るんですよねぇ・・・。
そこで同じモノをスクラッチ。
ベースとなる部分は、プラ板ではどのみち反って同じ事になるので別の素材から探す事にしました。
今回、黒色と言う事で1mm厚の黒ABS板をチョイス。
Pカッターで切り出した後に切断面を綺麗に磨き、その後面取りしてやります。
クリップ部分は、プラ材では適当な素材が思いつかなかったので金属加工から。
クリップの挟む部分は0.8mm洋白線の曲げ加工、土台部分は真鍮パイプと真鍮帯板を半田付けしたもの。
半田付けの際に半田を多めに盛って隙間を埋め、冷えてから余計な半田を掻き落として整形します。
今回、一番の難題だったのがボード四隅を補強している金具。
(写真の赤丸部分です)
流石にこんなもの売っている訳が無いので、何かしら捻り出さなくてはなりません。
最初は、厚手のアルミテープを切り貼りしてみたんですが今一つ立体感が無いのと、時間が経つにつれ粘着材が劣化して剥がれる恐れがあるので却下の憂き目に。
結局、コレも自作するしかない、との結論に至りました(-_-;)
用意したのは真鍮製の精密アングル材と、金属加工&半田付け用工具一式。
さて、これだけのモノを揃えて何を考えているんでしょうか・・・。