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「青い花」舞台探訪〜目黒区駒場編〜
マンガ「青い花」/志村貴子著の舞台探訪です。 前回の鎌倉編に引き続き、今度は藤が谷女学院のもう一つのモデルである旧前田公爵邸洋館と、杉本先輩宅のモデルである旧前田公爵邸和館を取材しました。 第2巻のあとがきでハッキリと「モデル」と書かれているので、探さなくてもある事はわかっていたのだけど、時間が無くてなかなか行けずにいましたが、2月の連休を利用してようやく行く事が出来ました。 #Google Earthをお持ちの方はこちらも↓ KML:http://www7a.biglobe.ne.jp/~uso9000/travel/aoihana2/aoihana2.kml −「青い花」舞台探訪 地図− 藤が谷女学院 内部 −目黒区駒場公園 旧前田公爵邸(洋館)−
JR渋谷駅から京王井の頭線に乗り、駒場東大前にて下車。
(後から地図を見ると、JR新宿駅からだと小田急小田原線を使って東北沢駅で降りた方が早かったかも?) はて? 東大なのに「雲のむこう、約束の場所」に出てきた赤門が無い? と思ったら、あれは本郷キャンパスの方ですか。 調べてみると、「加賀百万石」の旧加賀藩前田家の上屋敷があったのが本郷キャンパス、その旧前田家本郷邸敷地と旧東京帝国大学農学部の敷地を交換したために移転したのが、この駒場の旧前田公爵邸になるわけです。意外な「前田家つながり」ですね。 とか、余談はさておき、駒場公園の正門をくぐると、旧前田公爵邸です。
さすが、前田家当主の旧邸。小笠原家もビックリです。<どこの邸宅だよ? 靴を脱いでスリッパに履き替えて玄関を上がると…、
あーちゃんがシスターに怒られてやりなおしをさせられてた階段ですね。 [地図で見てみる]
この階段を上がった踊り場が…、
あーちゃんが駆け上がる真正面からのシーンなんですが…。 何と、広角28mm相当で撮影してるのに再現出来ない! デジタル一眼を導入してから、初めて構図の再現性で負けたよ! そういえば、「鎌倉編」で撮っていた時も、妙に撮影位置がキツい時があっておかしいなぁ? と思っていたのですが、もしかして志村先生、超広角レンズをお使いですか? 「しかし、自分の力で勝ったのではないぞ。そのモビルスーツの性能のおかげだという…」とブツブツつぶやきながら階段を上る不審者が当日目撃されたという話があったとかないとか。
上の写真は、2階に上がって「集会室」と札が貼られた部屋の一角。 作品中とか、写真で見ると柱の上部が外側に曲がって見えますが、目の錯覚です。実際には少し内側に広がっているだけです。
こちらは、実はさっきとは違う部屋です。 奥に見える階段の手すりとかから判断して、この部屋で間違いないでしょう。
洋館を出て、同じ敷地内の旧前田公爵邸和館へ。
[地図で見てみる]
思わず、上のふみのセリフに続けて、「先輩って、お嬢様だったんですね…」とつぶやきが出そうに。 しかも、元公爵様なら、祥子様にだって勝てるかも!?<一体どこのお嬢様の話を…
洋館と比べると和館の方は意外にも、贅沢な作りにもかかわらず華美だったり広さを誇って見せたりするわけではないです。 けれども、時を共に過ごすにつれて、落ちつきと規律と美しさを感じられるような、そんな日本的な良さが感じられる邸宅です。 人を招く洋館は豪奢に、けれども自宅は落ちついた日本風に。ここらへんは往年の日本人の和魂洋才の心理が伺えるような気がします。
ちなみに、2階に上がる階段はありますが、見学者の通行は禁止だし、形も若干違うので、第2巻P107の階段はオリジナルかと。 以上で、第2巻までで見当がついた舞台は回る事が出来ました。 まだ見つけてない所もありますが、第3巻が出たら新登場の場所と合わせてまた歩いてみたいと思います。 今回の撮影は、手持ちのカメラのNikon D50にだいぶ助けられました。 室内で手ブレせずに撮るためには高感度が必要だし、アングルは広角だしで、この撮影を難なくこなせるのは、デジタル一眼レフと、おそらくフジのFinePix SシリーズとSONYのR1ぐらいだったでしょう。 最後になりましたが、恒例の、今回の旅で参考にさせていただいたサイトさんです。感謝。
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