直前で伸びるあと一点講座その1
〜第19回社会福祉士&第9回精神保健福祉士国家試験〜


Open 2007/1/1


随時、内容を追加していく予定です。




1.障害者自立支援法
 今年の出題必至内容でしょう。出題は恐らく、原論、医学一般、障害者福祉論、精神保健福祉論、事例問題が怪しいですね。押さえるべきポイントは以下の通り。
@自立支援医療
 身体分野および精神分野をしっかり押さえておきましょう。上限額、負担割合、申請窓口など。
A舗装具
 平成18年10月から自立支援給付に位置づけられたことなど基本的な内容で大丈夫だと思われます。
Bサービス利用
 おそらく自立支援医療と同様に出題可能性が高いと思います。しっかり流れを押さえましょう。


2.自殺対策基本法
 詳細はHP内「自殺対策基本法」を確認してください。出題としては、法学、社会学、心理学、医学一般、精神保健学あたりですね。


3.国民年金の若年者保険料納付猶予制度
 平成18年7月より、若年者は保険料納付猶予制度が2段階から4段階へと細かく別けられました。おそらく社会保障論で出題されるでしょう。


4.雇用問題
 ニート、フリーターの増加、非正規雇用など現代世相と福祉の関連の出題も今年は予想されます。社会保障論、公的扶助論の可能性もありますが、やはり社会学の出題となりそうです。総務省統計局から出ている「労働力調査特別調査」や「労働力調査」などで雇用形態別の雇用者数を抑える必要がありそうですね。
 ちなみに、フリーターは増加していると答えそうですが、実際には減少傾向にあります。平成15年までは217万人まで増加しましたが、16年には214万人、17年には201万人と2年連続で減少。ただし、25〜34歳では減少幅は小さく、高止まり傾向です(国民の福祉の動向2006より一部抜粋)。フリーターとは何かも抑えておきましょう。



5.生活保護の加算
 一部加算が近年廃止されています。いつ、どの加算が、どのように(段階的になど)、廃止となったかまたはなるのかをきちんと押さえましょう。出題は、公的扶助論がメインですが、老人福祉論の事例問題にも出そうな気がします。


6.高齢者虐待防止法
 法律についてはHP内で確認してください。これに関連して虐待者や理由なども出題されると思います。数値についてはHP内で確認してください。恐らく社会学、老人福祉論で出題されるでしょう。


7.介護保険制度
 平成18年4月より新制度スタートとなりましたので、出題としては2〜3問は覚悟が必要です。原論、社会保障論、公的扶助論、老人福祉論、介護概論など幅広く出題されると思います。それぞれの分野を網羅しておくと当日は安心ですね。参考までに…社会保障論なら、納付先、納付方法、保険者区分、未納の場合など、公的扶助論なら、生保加算、納付について、老人福祉論・介護概論ならサービス利用方法などが要注意ですね。


8.少子化関連
 確実にこれは出ますね。人口減少時代に突入した以上、新少子化対策を抑える必要は十二分にあります。児童手当などもきちんと児童手当法にて年齢、支給額を押さえましょう。また、児童手当に関連し、生活保護の加算との兼ね合いも覚えましょう。出題は、原論、社会保障論、公的扶助論、児童福祉論でしょう。


9.児童虐待関連
 平成12年11月20日に施行された児童虐待防止法。内容もさることながら、近年の児童虐待相談対応件数(平成17年:34451件)、主たる虐待者の順位(実母:62.4%⇒実父:20.9%⇒養父:6.4%⇒養母1.5%)など、意外と継母の虐待は少なくイメージだけでは間違ってしまう問題も多いので注意が必要です。児童福祉論の出題に備え、再度確認しておきましょう。


10.非行少年への対応
 非行少年等の補導件数(警察庁「少年の補導及び保護の概要」)や非行傾向にある児童への福祉的対応としての児童福祉法と少年法の関係、年齢なども確認が必要です。法学、児童福祉論での出題の可能性があります。


11.地域生活支援事業
 障害者自立支援法第2条「市町村等の債務」で「地域生活支援事業」に改変され、市町村・都道府県の必須事業として規定されています。障害者自立支援法第77条及び78条を見ておきましょう。


12.母子家庭の雇用対策
 女性就業援助センターや寡婦等職業相談員、公共職業訓練、職業適応訓練などを押さえる必要があると思います。また、特定求職者雇用開発助成金など雇用機会の拡大に向けた一連の取り組みを頭に入れておきましょう。


13.児童に関する各種手当て
 児童手当、児童扶養手当、特別児童扶養手当、障害児福祉手当など似たような名称が多いので、それぞれをしっかり押さえて惑わされないように!!


14.母子寡婦福祉資金の貸付
 制度が実施された当時は7種でしたが、平成18年度以降は13種類となりました。改正点は狙われやすいため、出題の可能性も大きいと思います。


15.社会福祉事業の範囲の拡充について
 近年では障害者分野において新たに社会福祉事業として法定化された事業がいくつかあります。法定化されてから未だにこういった出題がされていないようなので、今年あたりは怪しいですね。盲導犬、聴導犬訓練事業や知的障害者のデイサービスなど、施行された年を押さえておきましょう。







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