直前で伸びるあと一点講座その3
〜第19回社会福祉士&第9回精神保健福祉士国家試験〜
31.医療・福祉に関わる専門職種
毎年、必ず出題されるのが各専門職種についてのことや倫理綱領などですね。特に社会福祉士法、精神保健福祉士法、介護福祉士法、倫理綱領は必ず1度は目を通しているはずです。それに追加して、医師、看護師、保育士、助産師などについても少し知識を付けておく必要がありそうです。
32.医療費の改正
平成18年10月より、医療費の上限額が変更となりました。詳しくはHP内で確認してください。
33.入院時食事療養費の改正
平成18年4月より、食事療養費は1日当たり780円から1食当たり260円へと変更になりました(上位所得・一般所得世帯)。今までは、1日1食、極端に言えば一口食べただけでも780円必要でしたが、改正により、1食単位と改められました。
34.医学一般で狙われそうな病気(精神疾患編)
統合失調症は当たり前のように出題されていますので、当然押さえて欲しい項目ですが、それに加え、近年増加しているうつ病者への対応、認知症高齢者への対応、アルコール性の疾患(精神分野)、心身症などは勉強しておく必要がありそうです。
35.医学一般で狙われそうな病気(精神疾患以外)
模試などでは、脊椎小脳変性症が頻繁に出題されていますので、この辺りは今年の試験で出そうな気もしますが、基本的にはまれな病気です。特定疾病は一通り学んで欲しいですが、さすがに量的にも多すぎますね。こんな病気があるんだ〜くらいで構わないと思います。ノロウイルスや新型インフルエンザの話題も流行しましたが、やっぱり医学一般はつかみ所がないのが本音です。浅く広く、なるべく沢山勉強してください。
36.医学一般で狙われそうな制度
精神科の入院形態は押さえておいて損はないでしょうね。任意入院、医療保護入院、措置入院、緊急措置入院、応急入院など…小六法で是非確認してください。
また、一度、何年か前に法学で出題された気がしますが、医療保護入院における保護者の優先順位も勉強しておくと出題された時にラッキーですね。
37.障害者自立支援法のサービス利用(精神分野)
サービス利用には、@精神障害者保健福祉手帳A障害年金B特別障害給付金C自立支援医療(精神通院)D医師による診断書、のいずれかが条件となります。一番利用しやすいのは自立支援医療でしょうね。
38.障害者自立支援法と介護保険法の関連
介護保険制度が利用できる人の場合(@65歳以上の人A40歳以上65歳未満の特定疾病患者)は、介護保険制度が優先となる。もし、介護保険制度に該当しないような障害(精神障害など)の場合には障害者自立支援法のサービス利用が可能となる。
39.障害者自立支援法と利用者負担
障害者自立支援法施行により、授産施設を利用して工賃よりも利用費のほうが高い…そんな逆転現象も見受けられる。自立支援法における世帯とは…同一保険証の世帯主が同じ人なので、世帯主ががあり、サービス利用者が障害年金のみという場合でも非課税の扱いにはならず、一般所得世帯なら負担は37200円なんてことも!!
40.最後に一言アドバイス
直前で伸びるあと1点講座にふさわしいアドバイスを最後にしたいと思います。国家試験には知識ももちろん大切ですが、当日にその力を発揮できるか…それが一番得点に結びつくと思います。
部屋に入って座席に座ってから、試験開始までは相当な時間があります。そこでいかに落ち着いて過ごせるか…。呪文のようにバイスティックの7原則を唱えるのもいいかもしれませんが、一呼吸置いて周りの受験生を見渡しましょう。どーせみんな緊張してますからね。そんなそわそわしている様子を見ていると不思議と落ち着けるもんですよ〜(笑)
とにかく、こんな気持ちで過ごすのもあと数十時間の辛抱です。精一杯実力を発揮して来て下さいね☆
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