壱番
八つ裂きにされ埋められた
腕が、首が、内蔵が
もう一度ひとつになりたくて
夜毎、墓を這い出して
竹槍刺された傷口目掛け
自分と自分でFUCKしてる
流れ流れて落ち延びた先に
待っていたのはこの世の地獄
裏切り、密告、断頭台
挙げ句の果てが晒し首
弐番
坊主憎けりゃ、袈裟まで憎し
仇の血筋に産まれた不幸
骨の髄まで血の一滴まで
お恨み申し上げておりますよ
親の因果が子に報い
末代までも祟ってやる
流れ流れて落ち延びた先に
待っていたのはこの世の地獄
裏切り、密告、断頭台
挙げ句の果てが晒し首
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(続く)