アーティスト |
アルバム名 |
内容 |
犬神サーカス団 |
グレイテスト・ヒッツ |
1・2枚目を除く音源からリミックスして収録された、18曲入りベスト・アルバム(版権の関係らしい)。オリジナルよりもメリハリの利いたサウンドになっている。こうして聴くと改めてヴァリエーションに富んだ曲作りをしているなと感じる。もちろん、なんでこれが入ってないの?という曲も多数あるわけで、それこそDVDのような大容量アルバムにでもしてくれないと真のベストは組めないだろう。
新曲3曲入り。
犬神クリップGETしたぜっ!!
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RAJAS |
遊行〜YOUGYOU〜 |
80年代に活躍した、京都のハードロックバンドRAJASの再結成ミニアルバム。
特にこれは!という曲は無いが、あのサウンドが再び聴けるのは嬉しい限り。
他に4曲入りライブCDも付いてくる。
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犬神サーカス団 |
最初の扉 |
4曲入りミニアルバム。あの時、別の選択をしていたならば今頃幸せな人生を送っていたに違いない。人はそう思うけれども、それは愚かな妄想に過ぎないのだ。
最初のキーボードの音に驚かされるが、基本的には【怪談 首つりの森】収録の「お金を払って」系の、人生の裏を見つめた曲。
TV出演での表の顔に誤魔化されてはいけない。所詮TV局風情に御せるようなバンドじゃないのだ。
「最初の扉」から連なる「三つの扉」も面白い。
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弘田佳孝・光田康典・伊藤賢治 |
Shadow
HeartsU |
PS2の同名RPGのサントラ。
今回は2枚組でボリュームアップ。「彼岸花」「3KARM」などが良い。ゲーム自体はプレイしていないのだが、前作よりもより情景に沿うような楽曲が多いような感じがする。癒し系の曲が多いように感じられるのは、こちらの心境の変化か?
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犬神サーカス団 |
命みぢかし 恋せよ人類! |
メジャー・デビュー4曲入りミニCD。全体的に明るめ。「恍惚の海」がいい。「ロックンロール・ウィドウ」のカバーも収録されている。
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犬神サーカス団 |
最後のアイドル |
2曲入りCD+ライブDVD。CDでは2曲目の「どろどろ」が気に入ってしまった。ライブは先のコンセプト・アルバム『神の犬』を中心としたステージをほぼ丸ごと収録。ただのロック・バンドじゃないくせに、ロックを前面に押し出した最近の音楽性に一筋縄ではいかないものを感じる。オレたちは犬神明の巧みな罠にかかっているのだ!
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Buck Jam Tonic |
Buck Jam Tonic |
ジョン・ゾーン(サックス)+ビル・ラズウェル(ベース)+中村達也(ドラム)によるスタジオ版ジャム・セッション。拭きまくり、引きまくり、叩きまくりにもかかわらず、不思議な浮遊感を覚える。即興音楽もたまにはいいかな。
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LOSALIOS |
The end of the beauty |
今回はゲスト・ミュージシャンを多数迎え、よりジャズ色を前面に出している。その分疾走感が薄れたのが残念。
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遠藤浩二
石川忠 |
Dead or Aliveサントラ |
三池崇史監督の超絶バイオレンス映画三部作それぞれのサントラ。2作目だけ石川忠が手掛けている。
1はわりと無国籍都市・東京!といった感じのイメージ。2は石川忠独特のメタリックでいながら生々しさを感じさせる音。三池監督の傑作『極道戦国志・不動』で使われた曲も流用されていてお得感がある。3は近未来の話であり、1の無国籍傾向をより推し進めた感じ。どれも一聴の価値あり!
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日比谷カタン |
ヴンダアブロック〜無意識の蘖(ひこばえ) Abkommling Des UnbewuSten |
3曲入りCD。イカれた音楽世界。幅広い声の表現力。超絶的なギターテクニック。MCが無いのが残念?
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石井妥師 |
Hellsing original soundtrackk 「RAID 糾襲」
「RUINS 吠虚」 |
アニメ版「ヘルシング」のOST2枚。雨が降り注ぎ、煤煙に満ちたロンドンの町並みで展開される不死者達の闘争に相応しいサウンド満載。引きずるような曲、痛々しい曲、惨劇の前の静謐など、実にいい!
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犬神サーカス団 |
神の犬 |
6枚目にして初のコンセプト・アルバム。「死んでいったかってのロックスター達を蘇生させ、この世に理想郷を築くのだ」と唱える暗黒教団”神の犬”。その暗躍を描く一大叙事詩!
「屈辱の悲哀歌」と「鎮魂歌」が特に良い。 今回はメンバー全員がヴォーカルをとっているが、意外にも(?)皆上手い。
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LOSALIOS |
School of High Sense |
ライブ・アルバムだが、新曲も多数収録している。超アグレッシブ!
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犬神サーカス団 |
怪談 首つりの森 |
驚くべきハイペースでリリースされた5thアルバム。「お金を払って!」「黒い血」「私もう駄目かもしれない」などが特にいい。”白い花”〜”ダンチョネ”メドレーも懐かしい。
次作ではJ・A・シーザーのプロデュースで聴いてみたいところだがどうだろうか?
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LOSALIOS |
Colorado Shit Dog |
元BlankeyJetCityのドラマー中村達也率いるインスト・ユニット”LOSALIOS”の2nd。元RIZEのTOKIE(bass)、武田真治!(sax)などが加入し、1stで強かったパンク色に加えて、アグレッシブさを増しながらも、より広がりのある音作りになっている。これはかっこいい!
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EGO-WRAPPIN' |
色彩のブルース |
どことなく昭和歌謡っぽい、デカダンなブルース・サウンドが魅力。
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ロック・ミュージカル
「ハムレット」 |
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1980年に上演された日本オリジナルのロック・ミュージカル。出演はジョー山中、前田美波里など。ノンクレジットだが、四人囃子などのギタリストだった森園勝敏が演奏で参加。
キャラクター同士の掛け合い、二つの曲が重なり合うシーンなどもあり、日本らしいサウンドとハムレットの物語が融合した、素晴らしい作品。舞台録音盤。
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LOVE
PSYCHEDELICO |
LOVE PSYCHEDELIC
ORCHESTRA |
「Freeworld」と「"O"」がいい。ほとんど洋楽だけど、たまにはこういうのもいいかな。
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犬神サーカス団 |
暗黒残酷劇場 |
いきなり土人(差別用語か?)のリズムで幕を開ける本作。
和風だが異様な詩とメロディーが耳をつく「瓶づめの胎児」。オープニングを引き継ぐ「大地に死す」。メロディアスな「この世の終わり」。シングルから再録の「女囚のブルース」「赤い蛇」。犬神明氏のヴォーカルがソウルフルな「悪魔は俺だ!」。しっとりと終幕を飾る「陽炎」。
聞けば聞くほど味の出るスルメのような4thアルバム。
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RAJAS |
COMPLETE BEST |
80年代前半に活躍した京都出身のハードロックバンドのベストアルバム。
ハードなバックに憂いを含んだ女性ヴォーカルが乗るメロディアスなサウンドが持ち味。やっぱり日本人にはこれだね。
ベーシストは途中で女性に替わっているが、前ベーシストのCOOL JOEはDEADEND結成に参加。
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DEADEND |
DEADLINE |
DEADENDがインディーズ時代にリリースしたフルアルバム。レコーディング中(終了後?)にギタリストが脱退し、ギターソロだけ新ギタリストが録り直している。問題なのは、収録作品の殆どが旧ギタリストの作曲だということ。しかも、それがいい! メジャー・デビュー後は新ギタリストを中心に曲を作り、それなりにいい曲を作っていったものの、この時期の曲には到達していなかったような気がする。
猟奇と妄想に彩られた、最強の暗黒系ハード・ロックだ!
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弘田佳孝・光田康典 |
Shadow Hearts |
PS2の同名RPGのサントラ。
妖しくドラマチックでエスニックなサウンドが散りばめられている。とてもゲームのサントラとは思えない、出色の出来。
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KAKERA MUSICATION |
殺し屋1 |
ボアダムスのメンバーが絡んだユニットによる同名映画のサントラ。
ときにヒステリックに、ときに叙情的に、優しく弄ぶかと思えばヒステリックに掻きむしる脳内直撃の刺激的なサウンド満載。これは凄い!
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清家 千晶 |
スミレ |
デビューシングル。
トゥナイト2のエンディングで使われている曲。暗くていいねえ。
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犬神サーカス団 |
人工妊娠中絶 |
「人工妊娠中絶」と「女囚のブルース」2曲と、それぞれのカラオケ・バージョンからなるマキシ・シングル。
「女囚さそり」へのオマージュともとれる「女囚のブルース」がいい。底辺に堕ちてもなお生き延びようとする女の強さと悲しいさが。このアナクロな感覚が堪らない。中盤の語りもイカすぜ!
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犬神サーカス団 |
赤猫 |
人類発祥以来の音楽というジャンルの中で、最高の楽曲を誇る異端派ロックバンドの、5曲入りミニアルバム。
元のアコースティック・バージョンからうねりと激情を増したタイトル・チューンや、爛れた愛を描いた「けもの道」など、暗い情念が迸る珠玉の一枚。
ただし、「蛇神姫」から続く、重いサウンドには評価が別れるかも。
ジャケット(内側も)が最高にかっこいい!
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犬神サーカス団 |
地獄の子守唄 |
日本的な抑揚とメロディー、しっかりした作品世界が圧倒的な存在感を放つ。その独特の歌詞は、妄想と憧憬がないまぜになった、薄汚れた、それでいて無限の美しさをもつポエジーだ。現実との接点を持ち続けているところも素晴らしい。
世が世であれば日本のトップクラスに位置するバンド(世の猟奇事件のあおりをもろに喰ってる)。とにかく曲がいいので一般人にもお奨め。
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犬神サーカス団 |
蛇神姫 |
アースシェイカーのMARCYのプロデュースによる3rdアルバム。
ヴォーカルの凶子の歌声は抑えるところをより抑え、情念の深さ、抑揚の微妙さなどさらに進歩している。 サウンドは全体的に重く暗さを増した。この辺りは2ndアルバムの郷愁を誘うような雰囲気とはまた違ったものになっている。
ジャケット(裏側なども含めて)も美しく、異界へと誘うような雰囲気がある。
聞き込めば聞き込むほど味が出る作品。
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G−Schmitt |
STRUGGLE TO SURVIVE |
LPリリースのミニ・アルバム「SIN,SECRET&DESIRE]からの曲を中心に収録したベスト版。破滅的な曲、たゆたうようなデカダンな曲、叙情的な曲、いろいろなタイプの音がある。「belladonna」はリミックスしない方が良かった。
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MADAME EDWARDA |
ヒステリックな公爵夫人 |
むせかえるようなデカダンスに彩られたプログレ・パンク・ロック。もはや解散しているバンドだが、そのサウンドは日本のロック史上でも異彩を放つ。LP版のみ。
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THE ZOLGE |
APOCALYPSE LOVE |
アグレッシブだがしっかりと地に足の着いたパンクロック。とにかくかっこいい。ベストアルバムの「デッドリー・サンクチュアリィ」もいい。 |
YBO2 |
ALIENATION |
圧倒的なインパクトを与えるベスト・メンバー在籍時の1STアルバム。夢野久作の詞がうねる「猟奇歌」、民族音楽的な「Boys
of Bedram」など、ひたすらアヴァンギャルド。NULLのノイズ・ギターがすごい。 |
筋肉少女帯 |
ナゴム全曲集 |
インディーズ時代に在籍した、ケラの主催するナゴム・レコードでの音源をCD化。メジャー後には聞けない危なさがここにはある。その名も猫神博士が語る恐ろしい事件の顛末を唄った「外道節」は必聴。
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空手バカボン |
ベスト |
ケラと大槻ケンジによるユニット「空手バカボン」のベスト・アルバム。後に筋肉少女帯のアルバムに再収録された曲も多い。個人的には沼にはまった姉さんの死体を売り飛ばす「おおもうけバカボン」が好き。
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椎名林檎 |
無罪モラトリアム |
女の生々しい生理が覗く歌詞がいい。曲も傑作揃い。2NDも渋いぞ。 |
BIO TOP |
〜Pothos〜 |
ギター・ヴォーカルのデュオBioTop(ビオ・トゥープと読む)の5曲入りCD。老若男女を問わないPOPなサウンドが心地よい。ヴォーカルのさっちゃんには白&黒で会えるかも? |
J.A.シーザー |
DIRECTION TO SERVANTS
(奴卑訓) |
寺山修司の名作「奴卑訓」のサントラ。主人不在の館で行われる奴卑たちの主人ごっこを描いた同作品は時代を経てもいっこうに古びないが、このサントラも、その陰鬱さ、アヴァンギャルドさで同等の異彩を放つ、というか作品世界と一体の出来なのだ。
「主人、あたしの馬になれ」と唄う女中、痙攣し跳躍する下男たちの姿が目に浮かんでくる。呪術的サウンドに圧倒される。 |
平沢進 |
剣風伝奇ベルセルク オリジナル・サウンドトラック |
世界最高のダーク・ヒロイック・ファンタジー漫画の、アニメ版サウンドトラック。P−MODELの平沢進によるドラマチックで想像力をそそる意外にも生身の音がいい。中近東風のインスト「BEHELIT」が好き。 |
鈴木慶一、DO
AS INFINITY |
うずまき オリジナル・サウンドトラック |
失敗に終わった「うずまき」の映画だが、このサントラは良い。ムーンライダーズのメンバーによるBGMや、DO AS INFINITYによる主題歌など、透明感がありながらイメージ豊かで、なかなかに聞かせてくれる。
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李博士(イ・ パクサ)
vs電気グルーブ |
ひらけ! ポンチャック |
韓国歌謡ポンチャックの第一人者 李博士を電気グルーブがプロデュース。日本の歌謡曲のへんてこなメドレーなどが満載。この人がめちゃくちゃな派手な黄色のジャケットを着て路地裏を踊り唄いながら歩いてくる、なんかのCMを見た覚えがあります。
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J.A.シーザー他 |
少女椿 名曲集 |
丸尾末広原作、霧生館制作による異色アニメ映画「少女椿」のサントラ・ミニCD。J・A・シーザーが曲を提供。ジーコ内山らが怪しく唄う。
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JACULA |
サバトの宴 (TARDO PEDO
IN MAGIAM VERSUS) |
幻のイタリアン・プログレ・ユニットJACULAの名作中の名作。妖しく邪悪でドラマチックな大曲揃い。感情過多なオペラ風の女性ヴォーカルと壮厳なパイプ・オルガンが秀逸。
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BLACK SABBATH |
オジー・オズボーン イヤーズ
ブラック・サバス |
とりあえず2枚組ベスト・アルバムを挙げてみました。ジャズやブルースの影響を感じさせるハード・ロックの域を超えた楽曲は現在でも十分以上に通用します。重くドラマチックでイメージ重視のサウンドはもろ好み。
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DANIEL DAX |
INKY BLOATERS |
ボディ・ペインティングなどパフォーマンス色も強い、歌姫ダニエル・ダックスのサード・アルバム。どことなく中近東風で、ポップでキッチュなサウンドが心地よい。
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VLADIMIR VISSOTSKI |
LE VOL ARRETE |
俳優、詩人としても活躍したロシアのウラジミール・ヴィソッキのアルバム。素朴で力強いスラブ語が魂に響く。
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SONIC YOUTH |
DAYDREAM NATION |
ソニック・ユース人気に火がつくきっかけになった2枚組アルバム。他のアルバムに見られる実験的な部分が身を潜め、比較的ストレートなロックが多く、その分攻撃的でいい。ノイズ・ギターが脳髄かきむしる。
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ART ZOYD |
MARATHONNEIU |
フランスのチェンバー・ロック・ユニット(室内楽とロックのミックス)ARTZOYD(アール・ゾイと呼ぶらしい)の名作。基本的には同じリズムの上に複雑な演奏が乗っかり、刻々とその様相を変えていく、スリリングでドラマチックな作りの曲が多い。他にドイツ表現主義映画の傑作「NOSFERATU」や「FAUST」などのサントラも出している。
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GOBLIN |
SUSPPIRIA |
もはや伝説的といえるホラー映画「サスペリア」のサントラ。イタリアのプログレ・バンドGOBLINによる演奏は、アグレッシブなベースと神経をかきむしるギター、戦慄を誘うパイプ・オルガンなどが素晴らしい。
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PRAY FOR RAIN |
DEATH AND THE COMPASS |
アレックス・コックス監督の映画「デス&コンパス」のサントラCD。映画と同じく、どこかチープで猥雑ながら、その実精妙で奇妙な秩序を感じさせる。
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