2008年1月27日 年間第3主日
わたしについて来なさい。
人間をとる漁師にしよう
（マタイ4・19より）
ロワゼール神父様
仕事がないということは本当に大変なことだと思います。生活をどうしていくのかという問題、それに個人的な問題がいろいろとあります。そのなかでも、孤独という問題は深刻です。いっしょに仕事する人がいない、相談する人がいないという状況で、仕事がない人どうし、どこかで集まっているのかも知れません。
心にとっても良いことではありません。仕事をしていない自分は一人ぼっちだと感じる人もいるでしょう。仕事に行かないようになり、そして何もすることがないなら、それは私たちの人生にとってマイナスのことになります。仕事。私たちが、一生懸命はたらいて得た仕事、また一生懸命勉強して就くことが出来た仕事は恵みであります。
一方、私たちは、大いなる神に雇われている人間でもあります。心の面で雇われているのです。ここにいる皆さんは、結局イエス様から雇われたから、ここにいるのです。大きな恵みです。私たちがキリストから使命をいただいているのは確かです。その理由というのは、私たちには知ることの出来ない秘密、キリストの秘密なのでしょうが、やはりそうなのです。
ある人は子供のときからその使命を感じました。教会に来て、イエス様が自分を呼んでいると感じた。イエス様の最初の弟子たちのように、それに答えた人もいるでしょう。ただ、ペトロにしても、他の兄弟にしても、最初はすぐにイエス様に従ったのですが、後で、ついてくことに迷いも抱いたようです。けれど、私たちはイエス様をおいてどこに行ったらいいのでしょうか。他に行くところなんてありません。他に幸せを伝えられる人はいない。
このミサを通じて本当に感謝しましょう。私たちが選ばれ、そして使命をいただいたことに。そしてまた、今日もイエス様に養われているのですから、あらためて感謝しましょう。ごミサは感謝の祭儀です。私たちの心は感謝にあふれます。
（文章については、特別に神父様からＨＰ掲載の許可をいただいておりますが、テープおこしの段階などで、管理人の判断により修正を加えております。お説教録音テープの聴取が困難なときなど、文の省略もありますので、あらかじめご了承下さい）
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