ロハスな生活とは | |
ロハスとは、Lifestyles of Health and Sustainability の略で、地球環境保護と人間の健康を最優先し、人類が共存共栄できる持続可能な社会のあり方を追求するライフスタイルを指す言葉です。 ロハスな生活とは、地球環境にやさしく、人にとって健康で快適なライフスタイルの生活のことです。 生活のスタイルは人それぞれ住まい手の流儀ですが、建築はそれを支え育んでいくものです。 「ロハスな生活を楽しみたい。」ロハスな建築はそんな住まい手にむけてつくられます。 そのためのキーワードをいくつかあげてみましょう。 |
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1,省エネルギー技術 | |
高断熱高気密、外断熱、断熱サッシ、ダブルスキンスペース、パッシブソーラーシステム、気化熱、街路樹、地下蓄熱利用などが考えられます。 |
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2.継続可能な循環型建材 | |
リサイクルで使い続けることができる建材の ガラス、金属、紙、PP.(ペットボトルの材料など)、コンクリートなどと、自然循環の中で使うことが可能な建材の木材などがあります。 |
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3.パッシブソーラーシステム | |
太陽熱などの自然エネルギーを最大限有効に活用することで省エネを図る技術の一つです。 |
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4.長寿命建築 | |
文字通り長寿命の建築のことですが、戦後の住宅の平均寿命は30年弱。それを倍にすればそれだけ地球環境に負担をかけなくて済むという発想です。それ以外にも良いことがたくさんあります。しかしながら実現するのは簡単ではありません。建替えの理由はハードウエアが(建物が)痛んだからだけではないからです。(コラム100年住宅参照) |
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5.健康住宅 | |
健康に住まうために人体に有害な化学物質などの除去だけでなく、安全安心のバリアフリー仕様、温度差の少ない快適な温熱環境、十分な収納スペースの確保、例えば車椅子でも外出しやすいつくりなど、健康を維持するための住まい手本位の住宅をいいます。 |
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6.自然資源などの活用 | |
雨水、地熱、風力のエネルギーの有効活用や光触媒技術などの防汚、有害物質の分解や、微生物による生ごみ処理機などの活用が現在では使われています。 |
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7.緑化 | |
路面温度を下げる特効薬は街路樹です。建物の屋上緑化と組み合わせれば都市のヒートアイランド現象をかなり抑えることが可能とまでいわれています。緑は環境形成の原資であり、敷地内の温熱環境に大きく影響します。また、緑は住まい手にたくさんの楽しみをあたえてくれます。 |
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このキーワードは未来のものではありません。現在進化中のロハスな建築への架け橋となるものです。 |