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戸建て住宅を考える
2.デザイナーズ住宅     (20070706)

建築家にとってデザイナーズ住宅という呼び名は歓迎できるものではありません。
呼ばれている当のデザイナーズ建築家も歓迎していません。

なぜなら、建築とはデザインだけで成立するするものではないし建築をデザインしているものにとって
建築を総合的に芸術性を捕らえはするものの、目的にはならないからです。
結果としてマスメディアの風潮に合致した建築に対して使われている俗称になってしまってはいないでしょうか。

もちろんデザインに関心を持っていただくクライアントが増えていることは大変喜ばしいことです。
一方で、建築にとって大切な機能性や快適性、時間と空間の連続性などをクライアントがどこかに置き去りにされはしないか、
少しだけ心配しているのです。

建築は総合芸術という言い方もありますが、アートと技術が統合されたものが建築(architecture)の本来の意味です。
新しい名前は要りません。

今は技術の新しい時代が来ています。
ここは基本に戻って新しい技術の本来の建築を原点から考えることが大切な時代だし、
そうすることで新しいスタイルの建築がここで生まれるかもしれません。
1.ライフステージと住宅    (20061223)
  一戸建て住宅を建てる際考えなければならないことはたくさんあります。
使いやすく住みやすいそして安全な住環境等。
これらは皆さんも認識されている大切なことです。

案外見落とされているのが10年先の生活シーンです。
家族の誰かが介護が必要になった場合や、家族が二人だけになってしまう場合もあるでしょう。
そんなときは住み替えるというのも考え方でしょう。
しかし、転売やローンなど思うようにはなかなかいきません。

設計段階で少しだけ準備していたら状況は変わります。
せめてバリアフリー対応やホームエレベーターの増設対応はしておきたいものです。
たとえば、初めは2世帯住宅としてつくり、そのうちの1世帯分は賃貸にもできる家などは、
ライフステージの変化があっても住み続けることができる上に経済的にもメリットがあります。
先を考えることは暮らしだけでなく財産も守ることなのです。
家をつくるときには設計者へひとこと相談することをおすすめします。

ライフステージの変化に応える家

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