主  訴:体験(治療と白血球像の変化をみる)冷えと体調不良あり。
現病歴:特記なし
経  過:15年6月20日初診、身長154cm、体重49kg、生活全般が不規則で元気が出ない。特に約1ヶ月後の2回目の採血では白血球数が2500μℓと、かなり低い数値となった。協力医より『寒さ(冷房等)が原因で風邪をひいたような場合、白血球数が減少する可能性がある』と助言戴く。最終は11月4日、21回の通院。
治  療:当院の福田-安保理論を基にした『はり・きゅう』治療(約30~40分)平成15年当時は現在の治療点+原穴と募穴なども加えていた。
 
 日付  リンパ球  リンパ球%  顆粒球  単球  白血球合計
15,06,20 1792.0  32.0%  3528.0  280.0  5600 
15,07,30  960.0  38.4%  1305.0  235.0  2500 
15,09,01  2150.5  39.1%  3091.0  258.5  5500 
15,10,14  1315.6  28.6%  3003.8  280.6  4600 
 
主  訴:交通事故のため当院(整骨院)通院中の白血球像をみた。
現病歴:1月18日15時40分頃、助手席に居て追突事故、腰・背中・首が痛く・右手がしびれる。事故当日は左足首も痛んだが数日で不快は解消した。
経  過:17年1月20日初診、会社員となり生活は前回の体験時より規則的に過ごしている。交通事故では頚部・右肩・背部・腰部など捻挫、右手尺骨側に第5指先端までしびれがある。しびれは仲々軽快せず、最終は5月19日、88回の通院。
治  療:低周波・導子にて①仰臥位で三陰交×尺沢、左右を7~8分。②伏臥位、右(膏肓×天宗、肩井×天鼎)15分+背~腰へホットマグナーを同時間置く。時に志室左×右を使うこともあった。不定期に苦痛の局所に置鍼することもあった。井穴と頭部は基本的に使用せず。4月11日にアレルギー症状があったため手足の第4指、4カ所を刺絡、30滴絞り、その後、志室左×右、肩甲間左×右を低周波とする治療を2回のみ行った。しびれ消失で治癒とした。
評  価:平成15年と17年、各4回の白血球像を採り比べることが偶然できた。15年は不規則な生活のためか『はり・きゅう』治療を約4ヶ月行い不定愁訴は改善したが白血球像は不安定であった。(但し、リンパ球数1200μℓ~1300μℓ程度あれば問題はない)17年は交通事故がきっかけで来院、低周波治療を中心とした整骨院の治療を主に行ったが生活のリズムも整っていて外傷はあるものの良好な白血球像を維持していることがわかる。治療と養生(生活のリズムが整っている)という二輪がうまくいくことで数値が安定維持し、外傷は治癒に至った。
 
日付 リンパ球  リンパ球%  顆粒球  単球  白血球合計 
17,01,21 1683.0  30.6%  3707.0  110.0  5500 
17,02,25  1648.4  31.7%  3421.6  130.0  5200 
17,03,28  1695.2  32.6%  3364.4  140.4  5200 
17,05,07  1464.9  25.7%  4041.3  193.8  5700 
 
 
 
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27才女性・会社員の場合(初回H15年は介護資格取得中)