松平親氏(まつだいら・ちかうじ) ?〜?

江戸幕府将軍家・徳川氏の遠祖。近世の史書では清和源氏新田氏の流れを汲む系譜とされるが、実際のところは出自不詳である。
諸国を遍歴する旅人あるいは職人であったが、三河国加茂郡松平郷の有徳人・松平太郎左衛門尉(実名は信重か)の娘婿となり、のちにその家督を継承し、松平親氏と名乗る。
その後、加茂郡や額田郡に勢力を広げた。この勢力拡張について、史書では「攻め取った」とされているが、実際には買得や請地によって影響力を強めていったとみられる。
生年は不詳、没年についての伝承も早いもので康安元年(1361)、遅いものでは応仁元年(1467)と多数あり、その差は100年にも及ぶ。