もうすぐ 春ですね ♪
この冬の寒さは特に厳しく、各地で大雪による被害も出ています。ここ寄居の地は比較的温暖で大雪の被害はありませんが、朝張った氷の厚さには驚かされます。寒さについ音をあげて仕舞いがちですが、私達の身の回りの小さな生き物たちも冬を必死に生き抜く工夫をしています。子ども達によくする話ですが、少し紹介します。
カエル … カエルは変温動物で体内に体温を一定に保つ仕組みがありません。そのため気温が下がると体温も一緒に下がってしまい、10℃以下では活動ができなくなってしまいます。寒さから身を守るために冬の間、土の中にもぐって冬眠をするのです。
タンポポ … 寒さにとても強い植物です。雪や霜に包まれても枯れないタンポポのロゼットを見たことがあると思います。このロゼットは寒い冬を過ごすのに適した姿で、葉が地面にへばりついているので寒風を避けることが出来、地熱を受けることが出来ます。葉が放射状に広がっているので日陰にならず、弱い光でも効率よく受けることが出来るため冬でも養分を作り続けることができるのです。
カタツムリ … 冬になると気温が下がり空気もからからに乾燥しますが、カタツムリは乾燥が大の苦手です。乾燥した空気中では、体内の水分がどんどん奪われてしまいます。カタツムリも「変温動物」ですので気温が下がると体が凍えてしまいます。そのためカタツムリは落ち葉の下にもぐり込み、殻に閉じこもります。そして殻の口を粘液の薄い膜でふさぎます。一枚だけでは身を守れませんので二重三重に膜を張って閉じこもり、春が来るまで冬眠するのです。
寒い冬。家の中で過ごす時は、お子さんに生き物の冬ごもりの様子を話してあげてください。~ 冬来たりなば 春遠からじ(シェリー)~ 春はもうすぐ‼ 風邪などひかぬようお身体を大切にお過ごしください。
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