くりた医院 院内報 12月版

☆お知らせ☆

十月から各市町村の医療機関でインフルエンザの予防接種が始まっています。当院でも協力医療機関として、インフルエンザの予防注射を行っています。今年は早くも学級閉鎖が太田でありました。また、東京でもインフルエンザの流行がいつもの年より早いと報告が出ています。予防接種は十二月いっぱいですが、早めの接種をお勧めします

☆身近な話題☆

 前回に引き続きインフルエンザの予防などについてです。
 インフルエンザの予防接種も当然予防の一つですが、予防接種をしたからといってインフルエンザウイルスを体に取り込まない、つかないということではありません。体に取り込まれても免疫がついていればウイルスが増殖するのを防ぐので予防になるわけです。そのため、もしかかったとしても重症化しない、軽い症状ですむということです。
 それでは予防接種をしている人は感染源にならないかといったらば、感染源になる可能性があります。予防接種をしている人は、症状がでなくても体に付着していることがあるからです。
 予防接種が様々な理由でできない人もいることを考えると、毎日の予防としては手洗いうがいが大事といえるでしょう。それも外から帰ってきたらだけではなく、風邪気味の人と同席した場合は、その後にしたり、またそれが難しければこまめにお茶などを飲んで乾燥しないように工夫することも大事です。インフルエンザウイルスは乾燥と寒さが大好きですから・・
 それでは、もしかかってしまったら・・。風邪との区別が難しいので、症状だけでは完全に判断することはできません。そのため、最近では十〜二十分程度でインフルエンザウイルスかどうか判定する検査キットがあります。検査のために鼻腔に綿棒をいれて粘膜をこする必要がありますが、それでわかります。
 治療は抗ウイルス剤があります。効果は非常に良好ですが、症状がでてから二日以内に開始しないと治療の意味がないと言われていますので早めの受診が必要です。
 検査も治療も当院でできますが、まずは予防が大事です。また、かかったかなと思ったら早めの対処が大事です。薬の治療のほかに、かかった後は、体を休めて十分な水分補給と栄養補給が大事です。消化のいいものや温かい物、ビタミン類の補給が大事になります。
 いずれにしてもかからないための予防とその後の養生が大事です。十分にお気をつけください。

☆漢方一口メモ☆

風邪のかかり始めの養生についてです。
 日本だけではなく世界中に風邪にかかったときの民間療法の言い伝えなどがありますが、それらについていくつか考えてみたいと思います。
 まずは日本でよく言う“「風邪にはたまご酒」についてです。これで間違えるとまずいのが、たまご酒を使う時期です。使っていいのは風邪のひき始めです。つまり、まだ元気だけど少し背中がぞくぞくするとか、ちょっと頭が痛い感じとかの時です。食欲がなくなって、だるくてしかたない時などは止めたほうがいいでしょう。たまご酒を使う理由は、温かかくしたアルコールで体を温めるためと卵による栄養補給によるものです。これを飲んだ後は早めに寝て軽く汗をかくようにしましょう。
 「しょうが湯」これは生姜をすりおろした物に熱湯を加えハチミツや黒砂糖を入れて飲むものですが、これも、しょうがと熱湯で体を温め、ハチミツや黒砂糖で栄養補給ということです。その他にもいろいろありますが、風邪のひき始めに使われる方法は、体を温めて栄養と水分を補給して発汗させることが多いようです。
 風邪がこじれた場合は、その時の症状にあわせた民間療法もあるようですが、これはまたの機会にしたいと思います。

◇アロマテラピー検定受験記

 当院では補完医療などについても相談してもらえるように考えていますが、十一月にスタッフ二人がアロマテラピーの検定試験を受験したので、体験記を書いてもらいました。以下がその体験記です。

 私たち(スタッフのことです)は、十一月初旬にアロマテラピー検定2級を受験しました。検定試験の内容は、香り当て(二問)と筆記(三十六問)で、時間は七十分です。
 香り当てというのは、精油の香りを嗅いでその精油名を当てるというものです。私たちが受験した二級は、十種類の精油の中から二種類が出題されますが、この中に似ている香りの組み合わせがいくつかあり、区別がつきにくいのです。
 そこで検定前の診察の合間に、香り当ての特訓を行いました。看護師さんに出題してもらって、先生と私たちが香りを嗅ぐのですが、先生の正解率は八十%程、私たちは何度繰り返しても間違えてばかりで、正解率は二十%から四十%ほど。検定直前になっても私たちの正解率は上がらず、半ばあきらめ気味でわかりやすい香りが出題されることだけを祈りました。
 そして検定当日‥‥。スイートオレンジとペパーミント!すぐにわかる香りが出題されたのです!うれしくて、その後の問題もスムーズに解けました。
 今回、アロマテラピーの勉強を進めていく中で、アロマテラピーの歴史は古いこと、ひとつの精油にいくつもの効果があること、幅広い年齢層の方々が興味を持って受験していることなどがわかりました。また、さまざまな精油の香りと親しむことができ、自分のすきな香りも見つけることができました。これからも、アロマテラピーを日常的に利用し、身近な人々にも勧めていきたいと考えています。

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